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2021.05.27

今の電話番号をそのまま変えずにクラウドPBXを導入する方法とは|トラムシステム

PBX(構内交換機)の老朽化などをきっかけに、従来のオンプレミス型からクラウド型のPBXに乗り換える企業が増えています。この記事では、クラウドPBXへの移行時に、今の電話番号をそのまま引き継ぐための方法や、番号が引き継げないケースについて詳しく解説します。

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クラウドPBXの電話番号の仕組み

クラウドPBXとは、従来はオフィスに設置する必要があったPBX(構内交換機)をクラウド上のサーバーに設置し、インターネットを通じてアクセスすることで内線、外線、転送などの電話機能を利用する仕組みです。

クラウド上に置かれたPBXは、ベンダーによって構築・保守運用がされているため、クラウドPBX導入時の電話番号はベンダーを通じて取得することになります。

会社を立ち上げたばかりのベンチャー企業やレンタルオフィスで事業を展開している場合、電話回線の契約自体が難しく電話番号を取得できないことがあります。しかし、クラウドPBXであればベンダーが代行取得をしてくれるため、問題なく電話番号を取得できます。

ビジネスフォン→クラウドPBXに乗り換える際の電話番号

既にオンプレミス型PBX(主装置)を構築している状態でクラウドPBXに乗り換えを行う場合は、①新しく電話番号を取得する、②既存で使用している電話番号をそのまま引き継ぐの2つの方法があります。

①の新しく電話番号を取得する場合、クラウドベンダーが対応するため問題ありません。一方、②の既存の電話番号を引き継ぐ場合には、引き継ぎには条件があり一部対応できないケースもあるため注意が必要です。


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電話番号を変えずにクラウドPBXを導入する方法

クラウドPBX導入時に電話番号が変更される・されないは現在利用している回線やプロバイダーによって決まります。

変更されるケースと変更されないケースについて詳しく解説していきます。

電話番号が変更されるケース

以下のケースに該当する場合、クラウドPBXに移行することで電話番号が変わります。

・固定の電話回線の契約がNTT東日本/NTT西日本の範囲内にない
・固定の電話回線で利用している電話番号がIP電話に対応していない

NTT東日本/西日本以外の電話回線の契約であっても、電話番号をそのまま利用できることが一般的ですが、業者の中にはNTT東日本/西日本以外には対応していない場合もあります。

その他、IP電話に対応していない昔の電話回線を使い続けている場合は、クラウドPBXを利用する際にIP電話に対応した電話番号を新たに取得する必要が出てきます。

また、現在使用している携帯番号をそのままクラウドPBXに移行することはできないため、注意しておきましょう。

電話番号をそのまま引き継げるケース

以下のいずれかの方法が取れる場合、クラウドPBX導入時に今使っている電話番号をそのまま引き継ぐことが可能です。

・番号ポータビリティ(LNP)を使う
番号ポータビリティとは、すでに取得している電話番号を、通信事業者の乗り換えの際に新しい事業者に引き継ぐことができるサービスです。なお、番号ポータビリティには条件があるため、全ての番号で可能というわけではありません。

番号ポータビリティについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

・ゲートウェイを設置する
ゲートウェイとは、アナログ回線とインターネット回線の橋渡しを担う機器です。ゲートウェイをオフィスに設置することで、アナログ回線を残したままクラウドPBXの利用が可能となります。

使っているアナログ回線はそのまま継続して利用することになるため、電話番号も変わりません。ただし、オフィスに物理的機器を設置することになるため、追加費用が必要となります。

番号ポータビリティとゲートウェイのどちらの手段も可能である場合には、番号ポータビリティによる乗り換えがおすすめです。ゲートウェイの設置費用がかからないだけでなく、将来のオフィス移転などの際にも番号をそのまま使い続けることが可能になります。

その他の端末の電話番号の仕組み

クラウドPBXの電話番号は、ビジネスフォンやIP電話などとは異なる仕組みとなっています。それぞれの違いを理解した上で、クラウドPBXの導入を進めましょう。

ビジネスフォン(オンプレPBX)

ビジネスフォンの場合には、自社のオフィス内にビジネスフォンを設置して電話網を構築することになることから、自社で電話回線を引き込む必要があります。

例えば、電話回線として一般的にはNTTを使うことになりますが、NTTの回線を利用する場合には「電話加入権」を購入する必要があります。

電話加入権は「施設設置負担金」と呼ばれ、NTTが電話回線網を全国に敷設する際の原資として利用されているものです。そのまま負担する「加入電話」と、施設設置負担金の支払いをしないで月額費用が少し割高になる「加入電話/ライトプラン」が提供されています。

IP電話

IP電話を利用する場合、ひかり電話などの契約している事業者から番号を割り当てられます。例えば、NTT東日本/西日本が提供しているひかり電話の場合、新しくひかり電話の契約をすると電話番号が割り振られます。

注意点としては、IP電話として発行された電話番号(050で始まる番号)は同じサービスを使う場合には問題ありませんが、違う事業者が提供しているサービスに乗り換えると電話番号が変わってしまいます。

固定電話に比べて安く済ませることができる一方で、移行時に電話番号が変わってしまうと電話番号変更に伴う費用がかかってしまうため、IP電話の利用時には留意しておきましょう。

家庭用電話機

家庭用電話機はビジネスフォンと同じく一般的にはNTTを使うことになるため、電話加入権を購入する流れになります。

NTT以外の場合には、KDDIやジュピターテレコム、ソフトバンクを利用することも可能です。

例えば、KDDIが提供しているauおうち電話では、様々なサービスが付いた総称になっています。

auまとめトークのような固定電話に加えて携帯電話もauに統一することで更に値引きをするというプランがあったり、ケーブルテレビ会社と提携した電話以外の付帯サービスがあります。

提供されているサービスエリアが限られているため、KDDI含めNTT以外を使用する場合には対応エリアの確認も忘れずに行っておきましょう。

まとめ

クラウドPBXへの移行時は、多くのケースで電話番号がそのまま利用することができます。しかし、番号が引き継げるかどうかは、現在契約している事業者や使用している回線によるため、直接問い合わせて確認してみることをおすすめします。


WRITER

トラムシステム(株)メディア編集担当 鈴木 康人

広告代理店にて、雑誌の編集、広告の営業、TV番組の制作、イベントの企画/運営と多岐に携わり、2017年よりトラムシステムに加わる。現在は、通信/音声は一からとなるが、だからこそ「よくわからない」の気持ちを理解して記事執筆を行う。


UNIVOICEが東京MXの「ええじゃないか」という番組に取り上げられました。

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