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2018.11.08

050番号(IP電話)とは丨導入メリット・コスト・注意点を解説|トラムシステム

「ビジネスで使う電話番号を取得したいが、安くて便利なものはないか」このような悩みを抱えている方におすすめなのが、IP電話を利用した電話番号「050番号」です。利用料が安価・大規模な工事が不要・契約が簡単というメリットがあり、資金に余裕のない方にぴったりのサービスとなっています。本記事で050番号とIP電話の特徴、コスト、メリットとデメリットを把握し、導入への第一歩を踏み出しましょう。

050番号とは

050番号とは、平成14年(2002年)からサービスを開始したIP電話の番号です。従来の固定電話のような電話回線ではなく、IP(internet Protocol)技術を利用したインターネット回線で通話ができます。固定電話だけでなく、IP電話アプリをダウンロードしてスマートフォンでも利用可能です。

050番号を従来の電話番号と比較すると、以下のようなメリットがあります。

・取得料金無料、050番号同士の通話料金無料などコスト面で勝っている
・クレジットカード番号があれば、スムーズに契約できる
・インターネット回線を利用して、電話会議のような大量のデータ通信も可能

通信設備に予算やスペースを割けない、小規模法人やフリーランスの方にぴったりの電話番号です。

050番号にかかる費用

それでは、050番号がどれほど安価なのか、実際に費用を見て確認しましょう。無料となるもの、有料となるものをまとめると以下のようになります。(サービス提供者によって例外もあります)

1.無料になるもの
・電話番号の取得にかかる初期費用
・通話の受信
・050番号同士の通話

2.有料となるもの
・基本料金の支払い(無料となるサービスもある)
・通話の発信
・050番号以外との通話

一般的な電話番号取得に掛かるコストの多くが無料です。イメージを深めるために、通常の電話番号サービスと050番号サービスの料金体系も比較してみましょう。

-通常の電話番号サービスの一般的な料金体系
・初期費用:2,000円から5,000円
・月額基本料:1,000円
・050番号との通話料金:有料

-050番号サービスの一般的な料金体系
・初期費用:無料
・月額基本料:300円ほど
・050番号との通話料金:無料

050番号を取得することで、通信コストを大幅に削減できることが分かります。

050番号はこんな人におすすめ

050番号は利便性の高いサービスですが、特に以下のような方におすすめです。

・格安SIM・格安スマホを利用している方
・少人数法人の社長や社員
・フリーランスで活動する個人事業主
・自分が私用で使う電話番号をできるだけ教えたくない方

「ビジネス用の電話番号が欲しいが、予算がかけられない」、「フリーランスなので、必要最低限使えればいい」といった、小規模・少人数ならではの悩みを全て解決してくれます。契約・解約を簡単に行えるので、企業の規模拡大のような情勢の変化にも柔軟に対応可能です。

おすすめの050番号サービス3選

050番号提供しているサービスの中で、おすすめの3つを紹介します。それぞれの特徴を見比べて、実際に導入する際の参考にしてください。

1.050plus
日本最大の通信事業者「NTTコミュニケーションズ」が運用している050番号サービスです。支払いはクレジットカードのほかに、OCNサービスと併せて支払うことも出来ます。NTTが運用しているだけあって、音質も安定しています。

2.ララコール
関西電力系列の通信事業者「オプテージ(旧ケイ・オプティコム)」が提供する050番号サービスです。月額料金が100円と、他のサービスと比べても安価なのが魅力です。スマートフォンの電話帳と同期できるので、新たに電話帳を作成する必要がありません。

3.G-Call050
業務用携帯電話販売及びレンタルサービスをメインで展開する通信事業者「ジーエービー」が提供する050番号サービスです。機能と料金設定のバランスが優れています。国際電話の通話料金が安価なのが特徴で、アメリカ・ハワイなら1分/6円と相場よりも安いです。

他にもさまざまなサービスがありますが、NTTが運営しており安定感がある「050plus」が最も人気となっています。

IP電話とは

050番号のプラットフォームとなるIP電話に関しても、理解を深めておきましょう。IP電話とは、インターネット回線を利用して、相手との通話を成立させる通話方法です。電話回線を設置する必要がなく、固定電話よりも設置費用や利用料金を抑えられるメリットがあります。

NTTのような大手通信キャリアだけでなく、中小通信事業者もサービスを展開しているのが特徴です。番号としては、050番号だけでなく通話品質に優れた「0AB-J型」も存在しています。LINE・スカイプ・Facebookメッセンジャーのような「電話番号不要型」も近年拡大傾向です。

IP電話の仕組み

IP電話の仕組みは、ごく単純です。電話機の代わりにとなるVoIPゲートウェイという機器が、音声を「パケット」と呼ばれるデジタル信号に小分けして変換し、インターネット回線を通して相手側に送信します。相手側に届いたときは、小分けされたパケットが組み立てられ、音声に変換される仕組みです。一般的なビジネスフォンではなく、専用のIP電話機が必要となります。PBX(電話交換機)を利用する場合は、LANケーブルを利用したIP-PBXやクラウド上で電話交換を行うクラウドPBXが必要です。

メリット

1) 固定電話に比べて通話料が安い
固定電話とIP電話の比較でも解説したとおり、固定電話に比べてIP電話はかなりの通話料を削減できます。
多くの企業でIP電話の導入が進んでいるのもこの通話料の削減が最大の理由でしょう。

2) 同じプロバイダーやサービス事業者間での通話は無料
IP電話は電話回線ではなく、インターネット回線を使った通信になるため、通話料という1回あたりの費用ではなく契約するインターネット回線の利用料のみが必要になります。インターネット回線を提供している事業者としても、自社サービスをできるだけ利用してもらいということもあって、同じプロバイダー間の通話は無料となるケースがほとんどです。

3) 050電話番号に対応している電話機の場合は新しく電話機の購入が不要
050電話番号に対応していれば今使っている電話機を利用できるため、新たに電話機を購入するための初期費用が不要になります。オフィスでの利用を考えると数十台、数百台と電話機があるため、かなり初期費用を抑えられるというわけです。

デメリット

1) 110番や119番のような緊急時に使用する番号が使えない
いわゆる、緊急電話は電話回線ではないため利用ができません。あらかじめ利用できないことを把握していれば問題にはなりませんが、非常時の対応を想定するのであれば、完全にすべての電話をIP電話に切り替えるのではなく、複数回線の電話回線を残しておくという折衷案も考えられます。

2) 通話の品質は携帯電話以上ではあるものの、固定電話よりも品質が悪くなるケースがある
IP電話の仕組みで解説したとおり音声パケットをインターネット回線経由で送るため、どうしても固定電話の電話回線(電話専用の回線)に比べてしまうと音質が悪くなってしまいます。ただし、携帯電話のような移動端末よりは品質が高く、大きな問題になることは少ないでしょう。

3) インターネット回線の混雑状況によっては品質が悪くなる、途中で通話が切れる
インターネット回線の混雑状況によっては音声パケットが相手側に送れないため、相手の声が途切れがちになることや、何をいっているのか聞き取れないことが発生します。利用する環境に依存するので一概には言えませんが、留意しておくべき点の一つです。

デメリットを軽減するには、以下のような運用方法が効果的です。

・インターネット利用が多い夜間(特に22~24時)の利用を避ける
・大容量のファイル送受信など、インターネット回線に負荷がかかっている時の利用を避ける
・電子レンジのような、電磁波を発生する機器を近くに置かない

IP電話を導入する方法

IP電話を利用したい場合の方法はいくつかあります。それぞれ詳しく解説します。

1.IP電話アプリ
スマートフォンに、専用のIP電話アプリをダウンロードして利用する形態です。利用料や通信料が安く、端末を新たに用意する手を省くこともできます。ただし、音声品質は少し落ちる場合があるので注意が必要です。

2.固定電話
IP電話機とVoIPアダプターを接続して、固定電話として利用する形態です。IP電話アプリよりも、安定した音声品質で利用できます。ただし、停電するとインターネット回線が寸断して一切利用できなくなります。

3.ハイブリッド型
クラウド上に電話交換機を構築するクラウドPBXを利用して、外線は固定回線・内線はインターネット回線とハイブリッドに活用する形態です。03番号や緊急番号といった、IP電話だけでは利用できない電話番号を利用できるようになります。ただし、導入コスト・維持コストの負担が増します。

まとめ

ビジネスを始めたばかりのフリーランス・小規模法人におすすめなのが、IP電話と050番号です。格安スマホ・格安SIMと併用すれば、通信コストを徹底的に抑えることができます。低コストで柔軟性が高いサービスを活用して、通信設備を効率的に獲得しましょう。


WRITER

トラムシステム(株)メディア編集担当 鈴木 康人

広告代理店にて、雑誌の編集、広告の営業、TV番組の制作、イベントの企画/運営と多岐に携わり、2017年よりトラムシステムに加わる。現在は、通信/音声は一からとなるが、だからこそ「よくわからない」の気持ちを理解して記事執筆を行う。


UNIVOICEが東京MXの「ええじゃないか」という番組に取り上げられました。

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