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NECのおすすめ新品・中古ビジネスフォン丨ビジネスフォン図鑑|トラムシステム

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NECビジネスフォンの特長

パソコンやOA機器メーカーなどでも高いシェアを誇るNECのビジネスフォンは小規模〜大規模の幅広い企業規模に対応しています。他のビジネスフォンメーカーが規模に合わせて主装置をSサイズ、Mサイズ、Lサイズとして販売しているのに対して、NECのビジネスフォン主装置は電話回線、電話機の増設だけで拡張利用が可能であることが特長です。NECビジネスフォンでは様々なシステムとの連携ができ、業務効率化が期待されます。

こんな人におすすめ

NECビジネスフォンはコールセンターの導入が多いメーカーとして有名です。待機時間の長いオペレーターから順に着信する優先ルーティングやスキルレベルを設定できる機能など、コールセンターの業務をサポートする機能が充実しています。

各メーカーの特長についてはこちらの記事で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

おすすめNECビジネスフォン(新品)

UNIVERGE SV9300

UNIVERGE SV9300画像

「UNIVERGE SV9300」は最大2000ポートの大規模向けIP電話機です。ITシステムとの連携強化により最適なコミュニケーションを実現できます。従来機種との継承性を維持し、ユーザーの既存資産である「UNIVERGE SV8500」「UNIVERGE SV8300」等の回線カードや、ゲートウェイ装置、電話機等の設備を最大限流用することが可能です。

UNIVERGE SV9500

UNIVERGE SV9500画像

「UNIVERGE SV9500」は「UNIVERGE SV9300」よりも容量が大きく、最大192,000ポートになります。ユニファイドコミュニケーション機能を融合したUCサーバモデルと、既存PBX、電話機等の有効活用、および既存ネットワーク環境への接続性などを重視したテレフォニーモデルの2モデルがあります。

UNIVERGE AspireWX

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旧モデルの「UNIVERGE AspireUX」と比べ、最大で2/3の省スペースと、通話録音機能やWeb会議、チャット、プレゼンス表示機能など各種の機能拡張を実現した「UNIVERGE AspireWX」。スマートフォンで内線通話ができるアプリ「UNIVERGE ST500」も強化されています。1つのアプリケーションが複数の機能を利用できるようになり利便性と操作性が向上。多機能電話機のラインナップも刷新されています。

おすすめNECビジネスフォン(中古)

UNIVERGE Aspire-X

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「UNIVERGE Aspire X」は一般的なオフィスからコールセンターなど幅広い業態で活躍するビジネスフォンです。コールセンターに必須の待機時間ルーティング機能・オペレーターの対応スキル設定機能などが搭載されており、均等で適切な着信割り振りによってスタッフの業務効率を向上させます。スタイリッシュで様々なオフィスにフィットするデザインも魅力的です。最大512台のポート接続が可能です。

UNIVERGE Aspire-UX

UNIVERGE Aspire-UX画像

「UNIVERGE Aspire UX」は、システム容量が「UNIVERGE Aspire X」から約2倍の1360ポートに拡張しました。ビジネスフォン数台から1000台規模までを1機種でカバーすることが可能で、携帯電話端末、スマートデバイス、TV電話端末、PHS端末、モバイルPCなど、様々なモバイル機器とも接続できます。

ビジネスフォンメーカーのNECとは

NECは新技術の研究開発に優れており、一般家庭向けから企業向けの電化製品を開発してきました。NECは日本のパソコン市場を独占してたこともあります。世界シェアでも半導体は上位を占め、IBMなどの海外企業と互角以上に成果を上げていました。100年以上の歴史を持ち、日本のコンピューター史にも必ず登場する大企業です。2018年の売り上げは2兆8444億円。従業員は約1万人です。

今まで手がけた事業内容として、携帯電話、プロバイダー、半導体、宇宙システム、軍事、有線・無線通信機器(携帯電話基地局、IP電話網、テレビジョン放送設備、ITS、航空・鉄道・船舶無線、宇宙通信等)、コンピューター(サーバからメインフレーム、スーパーコンピューター等)およびITサービス(システムインテグレーション)など幅広いです。

NEC創業の歴史

日本電気(現:NEC)を創業した岩垂邦彦は、1857年、福岡県の喜多修蔵の二男として誕生しました。幼少期に岩垂茂の家督を継ぐ予定の養子となり、1875年、工部大学校(現:東京大学)に入学して電気を専攻します。

1882年に卒業すると明治政府の官庁の工部省に勤務します。岩垂は、工部省製機所が製作と設置をした電話機、交換機の保守点検作業を仕事としました。電話機は品質が不十分だったようなので「、保守作業は多忙のようでした。

1886年に工部省を退職し、渡米してエジソン・マシンワークス社(発明家トーマス・エジソンの会社 現:ゼネラル・エレクトリック 略称:GE)に見習い技術者として転職します。アメリカ流の経営と技術開発について勉強しました。

その後、岩垂は大阪電燈の技師長を経て、大阪でGE社製品の輸入商をします。GE社の電気鉄道、電灯、電気機械などが輸入されました。さらに、岩垂は、ウェスタン・エレクトリック(WE)社の代理店にもなり、日清戦争後の好景気の波にのって経営は順調でした。

ウェスタン・エレクトリックは、沖電機工場(現:沖電気工業)と合弁会社をつくることにしました。ウェスタン・エレクトリックの日本の代理人であった岩垂は、仲介者として交渉をします。しかし、条件が折り合わずに交渉は不成立となりました。

その理由から、1898年に日本電気合資会社を設立して合弁の受け皿としました。このときに、経営不振だった三吉電機工場を買収し、これを本社工場とします。1899年に岩垂は日本で最初の外資との合弁企業である日本電気株式会社をウォルター・テニー・カールトン(ウェスタン・エレクトリック社員でNECの創業者)と共に設立しました。

現代までの歴史

NECは電話交換機などの通信機器の製造を主な事業としていました。1928年には昭和天皇の即位大礼の写真のファクシミリ通信(画像情報を通信回線を通して遠隔地に伝送する通信)を成功させました。

第2次世界大戦には住友財閥に経営が委託され、住友グループ傘下となります。このため、1943年から1945年までは住友通信工業の社名となります。戦争中は陸軍の無線機、電波警戒機の開発を行っていました。

戦後は通信関係、真空管、半導体など電子部品の分野へと進出しました。GHQからの要望によりトランジスタの研究もしていきます。子会社の新日本電気を設立し、家電・無線通信機器分野への進出をしていきます。1958年からはコンピューターの研究開発も始めます。

1970年には、日本で初めての人工衛星である「おおすみ」の開発を成功させました。1982年にはPC-9800シリーズのヒットによって約15年間パソコン市場を独占していきます。1980年代後半には半導体生産で世界一位になり、半導体のシェアも世界トップクラスでした。そして、NECは日本を代表する総合電機メーカーへと発展していきます。

1990年以降になると、半導体分野においては、韓国のサムスンなどアジア企業が日本製とほぼ同性能の製品を安価で大量に製造したことにより、市場を大きく奪われます。NECはWindowsの大ヒットによりPC-9800シリーズが終了してしまいます。経営状態が悪化したため、リストラによる人員の大幅な削減、家電・ゲーム分野などの不採算事業からの撤退などの改革をしました。

2000年以降は総合電機メーカーからスリム化を行い、コンピューターシステムおよび通信を中心とした電機メーカーとして成長していきます。NECは世界最高速のスーパーコンピューターの完成、小惑星探査機「はやぶさ」を開発するなど、高い技術力はさらなる躍進を遂げていきます。


WRITER

トラムシステム(株)メディア編集担当 鈴木 康人

広告代理店にて、雑誌の編集、広告の営業、TV番組の制作、イベントの企画/運営と多岐に携わり、2017年よりトラムシステムに加わる。現在は、通信/音声は一からとなるが、だからこそ「よくわからない」の気持ちを理解して記事執筆を行う。


UNIVOICEが東京MXの「ええじゃないか」という番組に取り上げられました。

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