ビジネスフォンの主装置とは|これまでの主装置とこれからの主装置を解説

役割・仕組み・クラウドPBXとの違い・選び方

通常の一般電話は、電話回線と電話機は1対1でしか使うことができません。しかし PBX という主装置を組み合わせることで、内線外線を共有することになり、複数の電話機で利用することができます。

PBXの役割

ビジネスフォンを利用するためには、PBXと呼ばれる主装置が必要となります。このPBXで複数外線と内線網を制御することによって、企業の電話連絡の効率化を図ります。多くの企業は色々な部署があり、電話連絡の効率化は重要な課題となっているのです。

PBXはPrivate Branch eXchangeの略称であり、ビジネスフォンにおいて電話交換機の役割を担い内線外線を共有することができます。そのため保留や転送などが可能になります。

主装置のサイズ

主装置のサイズは、スタンダード、プロフェッショナル、アルティメイトと3種類あり接続可能な回線数や内線数によってそれぞれサイズを選ぶことになります。メーカーによって仕様などは異なってきますが、主装置は主にこの3種類に分けることができます。

いずれもアナログ、 ISDN、 IP 回線などが対応可能です。

スタンダード、 S タイプ

外線が最大で4~16回線まで、端末電話機は最大で10台~26台まで対応することができ主に小規模の企業向けとなっています。

プロフェッショナル、Mタイプ

外線が最大で12~44回線まで、端末電話機は最大で10台~26台まで対応することができ主に中規模の企業向けとなっています。

アルティメイト、Lタイプ

外線が最大で24~192回線まで、端末電話機は最大で80台~768台まで対応することができ主に大規模の企業向けとなっています。

以上のように規模によって対応する主装置は変わってくるのですが、複数台をつなげて回線数を増やすこともできるものや、主装置に対応している電話機が決まっているものもあるのでよく確認する必要があります。

またメーカーによっては主装置と PBX を区別して表記するところもあります。接続可能数で分けるなどメーカーによって異なってくるので注意が必要です。

主装置の仕組み

ビジネスフォンになくてはならない主装置ですが、どのような仕組みになっているのか解説します。各電話機の内線と外部に繋がる外線を主装置に接続し、それぞれの電話機の制御をすることにより、外線と内線を共有することができるのがビジネスフォンです。主装置の中には、以下のようなユニットが含まれています。

  • 電源ユニット
  • コントロールユニット
  • 外線接続ユニット
  • 内線接続ユニット
  • 拡張・多機能ユニット
  • 主装置は色々なメーカーから出ておりハードウェアの構成も違うのですが、平均的に20万円前後となります。また6年間という耐用年数が決まっていますが、使用状況によっては10年程度まで利用できることもあります。

    接続方法

    スター配線接続

    主装置と電話機を1対1で接続する方法です。主装置の最大接続数分のモジュラージャックを備えています。配線が多くなり見た目はあまり良くないのですが、ケーブルの断線などがあっても他のケーブルには支障がありません。

    バス配線接続

    1つのモジュラージャックから最大8台まで電話機を接続することができます。配線を減らすことによりスッキリとするのですが、ケーブル断線などのトラブルがあればそのグループの電話機が使えなくなるというデメリットがあります。

    IP-PBX

    IP-PBXはアナログ回線やISDN回線といったものを使うのではなく、IP電話、ひかり電話などの利用を前提にVoIP技術を使って音声をインターネット経由で運ぶことができる主装置です。電話回線の他にインターネットとも接続し、端末のIP電話機にはTCP/IPネットワークを使って接続をします。

    インターネットを利用することにより、IT機器との共用をすることができるようになりCRMやCTIとも連携する事が可能となるほか、外出している担当者のスマートフォンを内線化することも可能となります。またインターネットを使っているため複数拠点も内線化をすることができるのです。

    ハードウェアとして提供しているものもありますが、サーバーにインストールするソフトウェアという形もあります。しかしこれまでの主装置よりも端末自体は高額になるというデメリットがあります。

    クラウドPBX

    クラウド環境でPBX機能をもたらすものがクラウドPBXです。このためハードウェアの購入や工事が必要なくなったため、初期費用を大きく抑えることができ運用までもスムーズです。IP電話機以外にもスマートフォンやタブレット、PCなどの様々な端末が利用する事が可能で、回線数や仕様端末は必要なときに増減可能です。

    またハードウェアを購入する必要がなく、利用料金を経費で落とせるため税金対策にもなります。

    どの主装置を選べばよいのか

    上記の3種類の PBX はそれぞれ様々な種類や大きさがあり、 機能も全て違います。そのためそれぞれの会社の規模やニーズに合わせて選ぶ必要があります。まず考えなければいけないのが、電話機の数や外線数がいくつ必要かということです。クラウドPBX以外のものは接続できる上限数が決まっているので会社の成長規模を予測ことが非常に大切です。接続可能数を増やす可能性がある場合を見込んで、ある程度多めの回線数を考える必要があるでしょう。初期費用をかけられない小さな企業や、スタッフが事務所にいない可能性が高い会社ではクラウド PBX が最適になる可能性が高いです。

    またビジネスフォンによっても機能が異なってきます。外線や内線の送受信だけが必要であれば、料金が比較的安いアナログのPBXが最適になる可能性があります。しかし、2024年にISDN/ADSLの終了ということを考えると、今からアナログのPBXを導入するのは現実的ではありません。また、時代の流れと共に働き方は大きく変わってきており、コミュニケーション方法も変化があるためIT機器との互換性があるIP-PBXやクラウドPBXの需要も高まります。

    TramPBX Cloud

    トラムシステムが提供をしているシステムであり、これまでのクラウドPBXでの利点があるのはもちろんのこと、デメリットをできるだけ減らしたサービスなのです。

    通信事業者であるトラムシステムでは、自社が提供出来る電話回線、インターネット回線も用意しており、既存で契約している回線の活用も含め、状況に応じて最安値になるようなプランを見積もるサービスを行なうなど、クラウドPBXを利用するにあたって柔軟に対応が可能です。

    AWSを利用した強固なプラットフォームによる高い信頼性、99.95%を誇る安定性を持ち、セキュリティ対策も万全です。スピーディーな導入、容易な設定変更、ロケーションフリーというクラウドPBXならではの特性のほか、インスタントメッセージ、チャット、電話・Web会議、プレゼンスなどのUC機能も網羅。シンプルで明快な料金体系で、あらゆるニーズに応えます。

    市場に大きな変化をもたらす2024年問題に適切に対応していく柔軟性が全ての企業に求められています。電話の問題だけでなく、クラウドPBXが高度なコミュニケーションツールとして市場変化の対応に大きく貢献できると注目を集めています。

    おすすめの多機能クラウドPBXサービス

    多くのメリットがあるスマホ内線化をアプリで実現し、手軽な導入と高い拡張性・柔軟性を備えるクラウドPBXのなかでも、特におすすめできる多機能サービスを紹介しましょう。

    TramPBX Cloud


    – あらゆる企業に対応するスケーラビリティ
    – 働き方改革を実現するクラウドPBX
    – 高い信頼性と安定性と音声品質

    TramPBX Cloudは、外線電話、内線電話、パーク保留、転送、留守電などのビジネスフォン機能はもちろん、UnifiedCommnication = UC機能を網羅したクラウドPBXです。

    AWSを利用した強固なプラットフォームによる高い信頼性、99.95%を誇る安定性を持ち、セキュリティ対策も万全です。スピーディーな導入、容易な設定変更、ロケーションフリーというクラウドPBXならではの特性のほか、インスタントメッセージ、チャット、電話・Web会議、プレゼンスなどのUC機能も網羅。シンプルで明快な料金体系で、あらゆるニーズに応えます。


    WRITER

    トラムシステム(株)メディア編集担当 鈴木 康人

    広告代理店にて、雑誌の編集、広告の営業、TV番組の制作、イベントの企画/運営と多岐に携わり、2017年よりトラムシステムに加わる。現在は、通信/音声は一からとなるが、だからこそ「よくわからない」の気持ちを理解して記事執筆を行う。