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2021.11.05

メリット / ハイブリットクラウド / マルチクラウド / 使い分け /

【初心者向け】ハイブリットクラウドとは?メリットや使い分け事例を紹介|トラムシステム

あらゆる企業で導入が進むクラウドの中で、ハイブリットクラウド(マルチクラウド)と呼ばれる形態が新たに人気を集めています。しかし、ハイブリットクラウドとは具体的にどのようなもので、他のクラウドとはどう使い分けすればよいのでしょうか。

この記事では、ハイブリットクラウドの特徴やメリット、効果的な運用方法について解説します。

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クラウドとは

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クラウドとは、従来であればサーバーやソフトウェアが必要だったITサービスを、インターネットのネットワーク経由で利用できるようにしたサービスです。物理機器の購入やソフトウェアのインストールが不要になり、最低限のインターネット環境であらゆるサービスが利用できます。

クラウドという名前の由来ははっきりと分かっていませんが、物理的な保存場所のない、雲のように隠れたコンピューターがサービスを提供するという説が有力です。

クラウドは、提供するサービスの種類によって3つに分類されます。

クラウドサービスの種類

1.SaaS(サース)
Software as a Serviceの略で、クラウドによるソフトウェアサービスを提供します。地図アプリ、メールソフト、会計ソフトなどが該当しており、ソフトウェアのインストールなしで必要な機能だけを利用可能です。

2.PaaS(パース)
Platform as a Serviceの略で、クラウドを通じて、アプリケーションの開発や動作確認を行う開発環境(プラットフォーム)を提供します。すでに完成したサービスを利用するSaaSとは異なり、エンジニアやプログラマーがサービス開発を行うためのサービスです。

3.IaaS(イアース)
Infrastructure as a Serviceの略で、サーバーや記憶装置といったITインフラを提供します。機械の故障や劣化といった物理機器にまつわるトラブルを回避するだけでなく、それらを購入するのに必要だったコストも削減可能です。

ハイブリットクラウドとは

ハイブリットクラウドとは、自社専用のクラウドサーバーを構築するプライベートクラウドや複数企業でクラウドサーバーを共有するパブリッククラウド、そしてこれまで自社で利用してきた物理サーバーなどを組み合わせて利用するサービスです。マルチクラウドと呼ばれることもあります。

タイプの違うサービスを組み合わせることで、それぞれのメリットを生かしつつ、デメリットをカバーしながら運用することができます。

プライベートクラウドとは

クラウド上に企業が占有するサーバーやシステム環境を構築し、専用のサービスを利用するのがプライベートクラウドです。全ての機能を自社専用とするオンプレミス型、サーバーのみ業者のものを利用するホスティング型の2種類が存在します。

【プライべートクラウドのメリットとデメリット】
・機能のカスタマイズを柔軟に行うことが可能で、トラブル発生時も自社で対応できる
・システムを他社と共有しないため、セキュリティに優れる
・導入コストはパブリッククラウドより高額となり、導入にも時間がかかる
・システム容量が設計段階で決まるため、増減要求に対応しにくい

パブリッククラウドとは

クラウド上で複数の企業が共有しているサーバーにシステムを構築し、同じサービスを利用するのがパブリッククラウドです。サービスを多くのユーザーとシェアすることは、メリットとデメリット両方を生み出します。

【パブリッククラウドのメリットとデメリット】
・利用料金が安価で運用コストを抑えられる
・すでに存在するシステムを利用するため導入が即座に完了する
・容量の増減にも対応しやすい
・セキュリティ面でプライベートクラウドに劣り、システム変更の柔軟性も乏しい
・トラブル発生時は全ての対応をサービス提供者に委ねなければならない

ハイブリットクラウドのメリット

多様な形態を使い分けるハイブリットクラウドを導入することで、通常の形態では得られない多数のメリットを獲得できます。プライベートクラウドのみを導入、あるいはパブリッククラウドのみを導入した時と比べ、どのような違いがあるのか見ていきましょう。

負荷・リスクの分散

複数のクラウドを組み合わせることは、システム負荷の軽減やセキュリティリスクの分散につながり、単一システムでの運用より安全性が高まります。

【ハイブリットクラウドによるリスク分散の例】
・セキュリティは強固でも容量を増やしにくいプライベートクラウドには、機密性の高いデータのみを保存
・セキュリティに不安を抱えるが容量の調整が柔軟なパブリッククラウドには、その他機密性が低いデータを保存

万が一トラブルが発生しても、発生する被害を最小限に抑えることが可能です。

低コスト・高セキュリティ

ハイブリットクラウドにより、低コストと高セキュリティを両立させることもできます。パブリッククラウドは使った分だけ費用が発生する、プライベートクラウドは決まった利用料金を毎月支払う制度となっているケースが多く、それぞれの特性を合わせることで、コスト削減が可能だからです。

【ハイブリットクラウドによるコストとセキュリティ両立の例】
・パブリッククラウドでは運用が短時間、機密性が低い、必要な容量が変動しやすいシステムを運用し、コストを抑える
・プライベートクラウドでは運用が長時間、機密性が高い、必要な容量が変動しにくいシステムを運用し、セキュリティを高める

柔軟な運用が可能

プライベートクラウドだけではシステム要件の変更に時間がかかりますが、一部機能にパブリッククラウドを採用することで柔軟性が増します

例えば、あらかじめパブリッククラウドで容量を確保しておけば、データ処理が急増してプライベートクラウドだけでは対応が難しい場合にも対処可能です。

ハイブリットクラウドのデメリット

ただし、ハイブリットクラウドにはデメリットも存在します。導入する際はデメリットにも注意を払い、どうすればリスクを軽減できるか事前に把握しておきましょう。

システム構成が複雑

複数のクラウドを同時運用するため、単一のクラウドよりシステム構成が複雑となります。管理項目も多くなるだけでなく、プライベートクラウドでのトラブルはある程度自社で対応しなければなりません。そのため、クラウドの仕組みや構成について詳しい人材を雇用する必要があります。

運用が難しくなる

システムが複雑な分、当然運用も難しくなります。発生するコストも複雑化するため、事前に試算をしっかり行っていない場合、ハイブリットクラウドで期待したコスト削減効果が得られない可能性もあるので注意しましょう。

ハイブリットクラウドの使い分け事例

ハイブリットクラウドにはいくつかの構成パターンが存在します。使い分け事例を紹介しますので、自社に導入する際の参考としてください。

パブリッククラウド&物理サーバー

安価で導入が容易なパブリッククラウドと、高い処理能力やセキュリティを備えた物理サーバーを組み合わせたハイブリットクラウドです。

【パブリッククラウドと物理サーバーの使い分けの例】
・Webサーバーなど状況に応じた容量調節が重要な場面では、パブリッククラウドを利用する
・機密性の高い情報を保存する場面では、物理サーバーを利用する

柔軟性、処理能力、機密性を両立し、安定した運用が可能です。

オンプレミス&パブリッククラウド

社内システム化したオンプレミス型プライベートクラウドと、パブリッククラウドの組み合わせもよく見られます。

【オンプレミスとパブリッククラウドの使い分け】
・個人情報や機密文書など、高い機密性が求められる反面容量が変動しにくいデータはオンプレミス型クラウドに保存し、VPNをはじめとする専用回線で共有する
・機密性の低い情報は社内システムに取り込んだパブリッククラウドに保存する

同じクラウドでもハイブリット化することで、セキュリティとコストの両立が可能となります。

まとめ

クラウドのハイブリット化は、運用難易度こそ高いものの、コスト削減や安全性強化に効果を発揮します。導入する場合は、サービス提供者とどのような構成にするか検討を重ね、既存の設備やインフラを最大限生かしたハイブリットクラウドを構築しましょう。

クラウド形態が選べるおすすめクラウドPBXのご紹介

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クラウドPBXとは、ベンダーがクラウド上に設置したPBX(構内交換機)にインターネットを通じてアクセスすることで内線・外線などの電話機能を利用するサービスです。

電話回線ではなくインターネット回線を利用するため、回線工事が必要ありません。さらにビジネスフォンの主装置にあたるPBXがクラウド上にあるため、オフィス内に物理的な機器を設置することなく、インターネット環境さえあればすぐに利用開始できます。

【クラウドPBXのメリット】
・PBX(主装置)を購入する必要がないため、初期費用を抑えられる
・インターネット環境があればPBX機能を利用することができる
・スマートフォンを内線端末として利用できる
・複数拠点を持つ企業の場合、海外拠点であっても拠点間の通話をすべて内線で行える
・物理的な機器をオフィスに設置する必要がないため、地震などの自然災害時に破損する危険性がない
・機器のメンテナンスやセキュリティ対策を自社で行う必要がない
・回線の増減や設定などもブラウザから簡単に行うことができる

これらのメリットにより、個人事業主・中小企業から大企業まで様々な企業で普及しています。

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WRITER

トラムシステム(株)メディア編集担当 鈴木康人

広告代理店にて、雑誌の編集、広告の営業、TV番組の制作、イベントの企画/運営と多岐に携わり、2017年よりトラムシステムに加わる。現在は、通信/音声は一からとなるが、だからこそ「よくわからない」の気持ちを理解して記事執筆を行う。


UNIVOICEが東京MXの「ええじゃないか」という番組に取り上げられました。

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