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ビジネスフォン導入の主装置設定・工事は自分で出来るのか?|トラムシステム

ビジネスフォンを利用するためには、内線・外線の制御を行う「主装置」と呼ばれる機器が必要です。主装置は、回線の制御の他にも電話帳の記憶などを行っており、導入時にはこれらの設定が必須となります。これらの主装置の設定ですが、自分たちで行うことはできるのでしょうか。

この記事では、ビジネスホンの工事や主装置の設定内容、やり方について詳しく解説します。

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ビジネスフォンの主装置とは

ビジネスフォンでは、主装置と呼ばれるPBX(Private Branch eXchange)が外線と内線のコントロールや電話帳のデータ記憶などを行っています。

主装置には、これらの機能を提供するためにユニットと呼ばれる接続口が用意されており、主装置自体にも細かい制御ができるよう細かく設定ができるように作られています。

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ビジネスフォン導入の流れ

ビジネスフォンの導入は、①主装置・電話機(ビジネスフォン)の設置と②主装置・各電話機の設定の大きく2つの工程に分かれます。

①の主装置・電話機の設置では、まず電話回線の引込口からケーブルを引いて主装置に接続します。

電話回線はアナログ回線、デジタル回線、ひかり電話があり、アナログ回線やデジタル回線は主装置の外線ユニットへつなぎます。ひかり電話は、ひかり電話を収容するユニットがあるため、そのユニットにケーブルを差し込み接続します。

外線と接続した後は、ローゼットと呼ばれる小型の機器を主装置に接続し、モジュラーケーブルを経由して各ビジネスフォン(多機能電話機)に接続されることで各担当者が電話連絡できるようになります。

整理すると、電話回線の引込口 → 主装置 → ローゼット → モジュラーケーブル → ビジネスフォン(多機能電話機)の順番で各機器が接続される必要があります。

各機器を接続した後は、②の主装置のデータ設定を行います。具体的には主装置に収容した電話番号を電話機のボタンへ着信させる設定、各担当者に割り振る内線番号の設定を行います。

これらの工程は「電話工事」と呼ばれ、ビジネスフォン導入にはこの電話工事のほかにも回線工事も必要になります。

つまり、ビジネスフォンを使える状態にするためには単に機器を購入するだけではなく、電話回線と主装置、主装置と各機器との接続、設定などの様々な工程が必要というわけです。

ビジネスフォン導入・主装置設定は自分たちで出来る?

ここまで解説してきた通り、ビジネスフォンの設置には専門知識が求められ、設定一つとっても素人が知識や経験なしで出来るものではありません。また、ビジネスフォンの設置に関する工事を実施するには以下の条件を満たす必要があることから、専門業者に依頼することが一般的です。

設置工事に必要な資格

ビジネスフォンの設置工事については、国家資格である「工事担任者」を保有する人が監督、もしくは工事をすることが義務付けられています。

総務省が管理している電気通信事業法では、資格を保有していない人が工事をすることは違法であると定められています。違反した場合は、2年以下の懲役または50万円以下の罰金が課せられるため「簡単だから」と自分たちで勝手に設定しようとするのはやめましょう。

この「工事担任者」という資格は、取り扱う回線の種類と通信帯域の規模に応じて以下のように細かく分類されています。

・A1第一種
・A1第二種
・A1第三種
・DD第一種
・DD第二種
・DD第三種

資格試験は年に2回行われており、特別な受験資格はないため自社社員が資格を取って工事を行うことは不可能ではありません。しかし、実際には電気工事を行っている業者で経験を積む必要があり、また工事には特殊な工具を使うことから、現実的に自力で工事を行うことは難しいのが現状です。

クラウドPBXを導入する選択も

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工事や設定にかかる費用を節約し、できるだけ初期費用を抑えて導入したいという場合には、クラウドPBXを導入するという選択肢もあります。

クラウドPBXとは、ベンダーがクラウド上に設置したPBX(構内交換機)にインターネットを通じてアクセスすることで内線・外線などの電話機能を利用するサービスです。

電話回線ではなくインターネット回線を利用するため、回線工事が必要ありません。さらにビジネスフォンの主装置にあたるPBXがクラウド上にあるため、オフィス内に物理的な機器を設置することなく、インターネット環境さえあればすぐに利用開始できます。

【クラウドPBXのメリット】
・PBX(主装置)を購入する必要がないため、初期費用を抑えられる
・インターネット環境があればPBX機能を利用することができる
・スマートフォンを内線端末として利用できる
・複数拠点を持つ企業の場合、海外拠点であっても拠点間の通話をすべて内線で行える
・物理的な機器をオフィスに設置する必要がないため、地震などの自然災害時に破損する危険性がない
・機器のメンテナンスやセキュリティ対策を自社で行う必要がない
・回線の増減や設定などもブラウザから簡単に行うことができる

これらのメリットにより、個人事業主・中小企業から大企業まで様々な企業で普及しています。

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まとめ

ビジネスフォンでは主装置が電話連絡を円滑に回すための様々な機能を提供しています。曖昧な知識で安易に工事や設定を行ってしまうと、その後通信障害などのトラブルになる可能性もあります。工事や設定は信頼できる業者に依頼しましょう。


WRITER

トラムシステム(株)メディア編集担当 鈴木 康人

広告代理店にて、雑誌の編集、広告の営業、TV番組の制作、イベントの企画/運営と多岐に携わり、2017年よりトラムシステムに加わる。現在は、通信/音声は一からとなるが、だからこそ「よくわからない」の気持ちを理解して記事執筆を行う。


UNIVOICEが東京MXの「ええじゃないか」という番組に取り上げられました。

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