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2023.02.15

クラウドPBX / 金融 / 銀行 /

銀行・金融業界がクラウドPBXを導入するメリットとは?事例も紹介|トラムシステム

クラウドPBXは、インターネット上のクラウド環境に電話網を構築するITサービスです。通信設備のコスト削減や業務効率化に効果があり、多くの企業が導入を進めています。

今回は、クラウドPBX導入を推進している業界の一つとして銀行・金融業界を紹介します。個人情報や取引データなど気密性の高い情報を扱うこの業界で、クラウドPBXがどのように活用されているかを解説します。
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クラウドPBXとは

クラウドPBXとは、オフィスの電話環境を構築するPBX(電話交換機)をクラウド化し、インターネット回線での内線・外線通話を行うITサービスです。インターネットの仮想空間上にPBXを設置するため、PBX(主装置)や電話回線なしで運用できます。

低価格・短納期ですぐに導入できるのが、クラウドPBX最大の特徴です。導入時に行うのは内線IDやパスワード設定などで、大規模な工事は必要ありません。小規模な設備であれば最短1週間程度で導入可能で、イニシャルコストも非常に安価です。

インターネットブラウザから回線数増減やオプション追加を設定できるため、状況に応じたカスタマイズも容易に行えます。

スマートフォンやパソコン(ソフトフォン)を内線化することができるため、テレワークでも柔軟なコミュニケーションを実現可能です。従来のオンプレミスを代替する存在として注目されており、コスト削減や業務効率化目的での導入が増えています。

銀行・金融業界がクラウドPBXを導入するメリット

多様なメリットを持つクラウドPBXは、セキュリティが第一の銀行・金融業界でどのように運用されているでしょうか。詳しく見ていきましょう。

スマートフォンを内線化できる

クラウドPBXはインターネット回線を利用するため、スマートフォンで電話網を構築可能です。これまで行われてきた内線通話や通話転送をスマートフォン同士でも可能となり、銀行・金融業界での支店間コミュニケーション活性化が期待できます。

外出中の行員とも内線番号で通話が可能になるため、担当者不在による機会損失の発生がなくなり、顧客満足度の向上や競争力の強化に繋がります。電話に加えチャットやWeb会議システムを併用できるサービスもあり、多様な情報共有や顧客対応が発生する銀行・金融業界での使用に適しています。

スマートフォンが固定電話の役割を代替するため、維持コストや工事費用が発生する固定電話を廃止できます。個人が所有しているスマートフォンを業務利用するBYOD(Bring Your Own Device)を取り入れれば、端末購入費用も削減可能です。

インターネットで内線網を構築できる

クラウドPBXを導入すれば、施設内に電話回線は不要となります。インターネット回線で端末同士を接続し、内線網を構築できるからです。電話回線による制約がなくなるため、レイアウト変更やオフィス移転がスムーズに行えます。

クラウドPBXの内線は拠点間でも通話できるため、本店にかかってきた内線通話を支店に転送することも可能です。インターネット環境さえあれば端末同士の通話は内線となるため、海外支店に転送しても通話料は無料となります。

日本全国や海外に支店を抱えていることも多い金融企業には、大幅な通話料削減につながるでしょう。

設備の点検・メンテナンスが不要

クラウドPBXはベンダーがセキュリティ管理やメンテナンスを担当するため、銀行・金融業界がコストを支払ってシステムを管理する必要がありません。これまで必要だったITシステム管理者を削減できるため、保守費用や人的コストを削減できます。

近年ではクラウドPBXのセキュリティ技術も向上しており「銀行・金融業界が自分でシステム管理するよりもベンダーに任せたほうが安心」と言われるようになりました。クラウドPBXのデータは堅牢なデータセンターに守られており、専門家が24時間監視しているためです。

ただし、クラウドPBXのセキュリティ体制はベンダーによって異なるため、気密性の高いデータをやり取りする際は注意が必要です。金融企業での実績はあるか、アフターフォローは万全かなどを念入りにチェックしましょう。

BCP対策になる

クラウドPBXは、近年注目されているBCP(事業継続計画)対策にも適しています。地震などの災害が発生しても、顧客情報や取引データを保全し、業務を継続可能です。クラウドPBXのデータは仮想空間のクラウド上で保全されるため、災害で機器が破損しても大きな影響を受けません。

災害が発生した場合には、影響を受けなかった別拠点にデータを移管し、復旧や事業継続に役立てられます。災害を受けた拠点への通話を別拠点に転送することも可能で、長期間窓口業務が中断する恐れがありません。

また、インターネット環境さえあれば電話環境を再構築できるため、災害やパンデミックで出社できない社員には自宅から業務を継続させることも可能です。

銀行のクラウドPBX導入事例

銀行にクラウドPBXを導入することで、オンプレミス形式では不可能だった成果や実績をあげています。代表的な例を2つ紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

りそな銀行

フルラインの信託機能を備えた国内唯一の商業銀行であるりそな銀行は、市場部門にクラウドPBXを導入し運用しています。

導入にいたる経緯

国内有数のメガバンクであるりそな銀行は2つの問題を抱えていました。

1つ目が、これまでディーリング業務(銀行が自社資産で株式や為替を売買する業務)に用いてきた電話機の老朽化です。転送で東京本社を経由することによる録音や証跡保存が不可能となり、代替手段を模索していました。

2つ目が、コロナ禍による業務体制の変化です。パンデミックを防ぐため東京と埼玉の2チームに分かれたものの、支店からの電話は東京本社でしか受けられない状態となっており、電話業務が東京本社に集中してしまいます。

そこで、クラウドへの音声データ保存や拠点間の通話転送を可能とするクラウドPBX「TramOneCloud」(旧名称:UNIVOICE)の導入を決定しました。

導入後の効果

支店からの通話をインターネット回線を通じて東京と埼玉2拠点に転送し、両拠点での同時対応ができるようになりました。音声データはAWS上にまとめて保存されるため、ある拠点で行われた通話を別の拠点で確認することも可能です。

また、スマートフォンを自宅に持ち帰ることによるテレワークが可能となり、柔軟な勤務体系実現にも貢献しています。ディーリング業務を自宅で行うためのスマホアプリも導入し、在宅ディーリング業務も実現しました。非常に安定した音声品質のおかげで、日常の社内連絡からマーケット取引にいたるまで幅広く利用されています。

参考:導入事例(トラムシステム)
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常陽銀行

茨城県水戸市に本店を置く地方銀行常陽銀行は、2021年5月からクラウドPBXを運用しています。

導入にいたる経緯

中期経営改革における店舗ネットワーク再編において、通信設備のコスト最適化と支店業務の業務効率化が課題となりました。130拠点4,000台に及ぶ固定電話の回線、レイアウト変更には莫大なコストが必要です。また、日常的に発生する電話取次ぎ業務の削減も求められました。

そこで導入されたのが、携帯キャリアのFMCとクラウドPBXの連携による固定電話と携帯電話の連携と、社内電話の完全内線化です。

導入後の効果

各支店に設置していたPBXをクラウド上のデータセンターへ集約し、行員1人1人にスマートフォンを貸与して固定電話の台数を大幅に削減しています。結果、固定電話と携帯電話による店舗ネットワークが完成し、コロナ禍による勤務形態の変化に対応できるシステムに生まれ変わりました。

これまで多額の費用をかけて維持してきたPBXや固定回線が不要となり、電話設備に必要なコストの大幅な削減を見込んでいます。また、クラウド化によるBCP効果も期待されており、店舗ネットワークの更新が進行中です。

参考:導入事例(iスマートBiz)

まとめ

クラウドPBXは、これからの銀行・金融業界を支える新たなコミュニケーションツールです。固定電話の削減によるコスト削減効果、スマートフォンの内線化による業務効率化、便利な業務支援機能によるコミュニケーション活性化が期待されます。本記事の内容をもとに自社への導入を検討してみましょう。

高品質・安定性のおすすめクラウドPBX”TramOneCloud”のご紹介


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クラウドPBXとは、ベンダーがクラウド上に設置したPBX(構内交換機)にインターネットを通じてアクセスすることで内線・外線などの電話機能を利用するサービスです。

電話回線ではなくインターネット回線を利用するため、回線工事が必要ありません。さらにビジネスフォンの主装置にあたるPBXがクラウド上にあるため、オフィス内に物理的な機器を設置することなく、インターネット環境さえあればすぐに利用開始できます。

【クラウドPBXのメリット】
・PBX(主装置)を購入する必要がないため、初期費用を抑えられる
・インターネット環境があればPBX機能を利用できる
・スマートフォンを内線端末として利用できる
・複数拠点を持つ企業の場合、国内外問わず拠点間の通話をすべて内線で行える
・物理的な機器をオフィスに設置する必要がないため、地震などの自然災害時に破損する危険性がない
・機器のメンテナンスやセキュリティ対策を自社で行う必要がない
・回線の増減や設定などもブラウザから簡単に行うことができる

これらのメリットにより、個人事業主・中小企業から大企業まで様々な企業で普及しています。

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プロフィール写真

WRITER

トラムシステム(株)メディア編集担当 鈴木康人

広告代理店にて、雑誌の編集、広告の営業、TV番組の制作、イベントの企画/運営と多岐に携わり、2017年よりトラムシステムに加わる。現在は、通信/音声は一からとなるが、だからこそ「よくわからない」の気持ちを理解して記事執筆を行う。


UNIVOICEが東京MXの「ええじゃないか」という番組に取り上げられました。

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