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2022.04.13

IP電話 / インターネット /

インターネット電話とIP電話の違いとは?選び方やおすすめクラウド電話も解説|トラムシステム

電話番号を新規取得する際に候補となるのが、インターネット電話とIP電話です。どちらもインターネット回線を利用しているものの、それぞれに細かな違いがあります。

この記事ではインターネット電話とIP電話の特徴、メリットとデメリット、おすすめの法人向けIP電話「クラウドPBX」について解説します。電話番号取得をお考えの方はご参考ください。
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インターネット電話とは

インターネット電話とは、アナログ信号である音声をデジタル音声に変換するインターネット回線VoIP(Voice over IP)を用いた電話サービスです。

ソフトウェアやアプリケーションをインストールすれば利用できるため、パソコンやタブレットといった電話番号を持たない機器での音声通話を可能とします。「LINE」や「Facebook」など、各種SNSで提供される音声通話機能もインターネット電話です。

メリット

インターネット電話は回線接続料は発生するものの、通話料は発生しないため、長時間の通話でも安心です。また、ボイスチャットやビデオチャットなど、音声通話にとどまらない多様なコミュニケーション手段を利用できます。面倒な契約や複雑な設定も不要でメールアドレスなどがあれば手軽に取得可能です。

デメリット

インターネット電話は公衆回線を用いているため、専用回線に比べると音声品質がやや不安定です。プライベート利用であればさほど支障はないものの、法人で用いる場合は留意しておきましょう。

また、電話番号は基本付与されておらず、同じアプリケーションやソフトウェアをインストールしているユーザー間での通話に限定されています。固定電話番号への発着信が必要な場合は、権利購入や広告視聴で利用可能となる「LINE Out」や「Skype 番号」などのオプションを導入しなければなりません。

IP電話とは

IP電話とはIP(Internet Protocol)という技術を用いた音声通話サービスです。IP電話用の電話番号「050」あるいは「03」「06」からはじまる固定電話番号を取得可能で、同じソフトウェアやアプリケーションを保有していない電話機とも通話できます。

公衆回線ではなく独自のインターネット回線を用いており、品質がある程度担保されているのも特徴です。

メリット

プロバイダが提供する独自のインターネット回線を用いるため、インターネット電話よりも通話品質、安定性、セキュリティに優れます。

電話番号が存在しているため、同じソフトウェアやアプリケーションを共有していない電話端末ともオプションなしで通話可能です。また、050番号同士の通話料は無料となっており、通話料を抑えられます。

デメリット

安価ではあるものの導入費用や追加のサービス利用料金が発生するため、インターネット電話よりもコストは高めです。

また、電話番号が050番号は03や06などの地域番号よりも社会的認知度や信頼性が低いため、ビジネスには不向きである可能性があります。「110」「119」からはじまる緊急通報用電話番号やフリーダイヤルに発信できない点にも注意が必要です。

また、IP電話機は停電時には使用できなくなるため、法人で利用する時はUPS(無停電電源装置)を設置して災害や停電に備えましょう。

インターネット電話とIP電話の違い

ここまで解説したインターネット電話とIP電話の違いをまとめると、以下のようになります。

インターネット電話とIP電話の違い

インターネット電話は電話番号が不要で、親しい友人や知人と気軽にコミュニケーションしたい個人向けのサービスです。IP電話は電話番号と一定の品質を両立させたい個人、またはビジネスで利用する手軽な通信手段が必要な法人向けのサービスと言えます。状況に応じて使い分けましょう。

法人向けIP電話番号の新規取得ならクラウドPBXがおすすめ

法人向けIP電話サービスの中でも特におすすめなのがクラウドPBXです。クラウドPBXの特徴やメリットを紹介しますので、法人向けの電話番号をお探しの方はぜに参考にしてください。

クラウドPBXとは

クラウドPBX仕組み
クラウドPBXとは、内線や外線の制御を行うPBX(構内交換機)をクラウド化したサービスです。クラウドPBXはインターネットのクラウド上に機能と情報が保存されており、インターネット回線で対象となる端末と接続してIP電話網を構築します。

IP電話網に組み込まれた端末は、従来のようなハードウェアや物理回線なしで内線、外線、通話の転送が可能となるだけでなく、クラウドPBX用の電話番号も取得可能です。スマートフォン、タブレットなど、インターネット回線を利用する機器を業務用端末にすることもできます。

信頼性の高い03番号を取得できる

クラウドPBXは「03」や「06」からはじまる固定電話用の電話番号を取得できます。これらの電話番号はIP電話の050番号よりも社会的認知度が高く、信頼性も向上するため、ビジネスや法人用の電話番号として最適です。

通話品質が高く安定している

クラウドPBXで取得できる固定電話番号は、050番号よりもさらに通話、回線の品質が安定しています。固定電話番号には厳しい品質基準が設けられており、クラウドPBXサービスはそれらの基準を事前にクリアしているからです。通話途中の音声品質劣化や通信途絶が起きるリスクがなくなり、安心して法人で運用できます。

チャットなど豊富な機能がついている

クラウドPBXは通話機能に的を絞った形式が多い050番号専用サービスとは違い、チャットやIVR(自動音声応答)をはじめとする豊富な機能をそなえています。

【クラウドPBXで利用できる機能の例】
・外線、内線、保留、転送などの通話機能
・クラウド電話帳、IVR、チャットなどの支援機能
・ソフトフォン、コールセンターシステム連携などのコールセンター機能
・テキストマイニング、音声認識などのAIツール

これらの機能やオプションは、Webブラウザからの操作で容易に取得可能です。状況に応じた調整も可能なため、必要な時に、必要な分だけ機能を利用できます。
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事業拡大にも柔軟に対応できる

クラウドPBXは固定電話回線や物理機器が存在しないため、導入時の工事が不要です。そのため、事業拡大や新事業設立に伴うオフィスの移転、レイアウト変更にも柔軟に対応します。音声品質や回線品質が安定しているため、在宅勤務やテレワークといった、社員同士離れて勤務する環境も構築可能です。

転送料金が無料

クラウドPBXでは、従来のビジネスフォンで発生していた高額な転送料金の無料化も可能です。

電話転送には、同じオフィス内にあるビジネスフォン(内線端末)へ転送する無料の内線転送と、外出中社員の携帯端末などに転送する有料の外線転送の2種類が存在します。ビジネスフォンで外線転送を利用するには、有料サービス「ボイスワープ」の月額料金と通話料を支払う必要があり、外出・出張社員が多い企業の悩みの種となっていました。

クラウドPBXはインターネット回線を通じてスマートフォンを内線化できるため、これまで外線転送をするしかなかった外出中の社員への転送も、無料の内線転送になります。

例えば以下のような転送料が無料になり、通信コストの大幅カットが期待できます。

・外出中に会社の代表番号にかかってきた電話をスマートフォンに転送する
・国内拠点にかかってきた電話を、海外拠点で働く社員に転送する
・テレワーク中に内線化したスマホにかかってきた電話を、同じくテレワーク中の社員の内線スマホや会社の固定電話機に転送する

転送先の設定や不在時の自動音声案内への切り替えなども柔軟に行えるため、コストカットと業務の効率化を同時に実現します。

番号ポータビリティが使える

050番号を新規取得する必要があるIP電話とは違い、クラウドPBXは番号ポータビリティ(LNP)制度で現在利用している固定電話番号を引き継ぐことができます。

ホームページや名刺の改訂などコストと手間を要する電話番号変更作業が不要となり、迅速な導入が可能です。一度引き継ぎを行えば、県をまたいだオフィス移転時でも番号は変動しないため、常に同じ電話番号を利用できます。

まとめ

インターネット電話は個人向け、IP電話は法人向けの通話サービスという特徴を持ち、用途や状況に応じて使い分けなければなりません。近年はIP電話の中でもクラウドPBXが流行を見せており、品質、機能性、柔軟性を兼ね備えたサービスとなっています。法人の電話番号をお探しの方は、まずクラウドPBXを導入を検討しましょう。

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WRITER

トラムシステム(株)メディア編集担当 鈴木康人

広告代理店にて、雑誌の編集、広告の営業、TV番組の制作、イベントの企画/運営と多岐に携わり、2017年よりトラムシステムに加わる。現在は、通信/音声は一からとなるが、だからこそ「よくわからない」の気持ちを理解して記事執筆を行う。


UNIVOICEが東京MXの「ええじゃないか」という番組に取り上げられました。

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