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2021.01.12

050 / 090 / 番号 / 固定 / 通話料 / 携帯番号 /

電話番号の種類一覧丨050番号やクラウドPBXの電話番号も詳しく解説|トラムシステム

新規で事業を立ち上げる際の検討事項の1つに電話番号の取得があります。現在使用中の携帯電話番号をそのまま使用するか、それとも固定電話番号を新たに取得するか。

結論から言うと法人電話番号は固定電話番号が一番です。今回は電話番号の種類や、固定電話番号を勧める具体的な理由、さらに電話環境の構築におすすめのクラウドPBXについて解説します。

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固定電話番号の成り立ち

03-1234-5678など普段何気なく見ている電話番号は、実は一定のルールの基に構成されています。例えば国内への通話だと必ず頭の「0」から始まります。

この0は国内プレフィックスと呼ばれるもので、国内通話を表しています。その後の番号は市外局番、市内局番、加入者番号の順に続く流れです。

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ちなみに03の「3」など市外局番の1桁目は、北から南に離れるにつれ数字は大きくなります。例えば北海道なら「01」、九州・沖縄は「09」です。

電話番号の種類一覧

通常の固定電話は「0-市外局番-市内局番-加入者番号」の構成ですが、この他にも電話番号には複数の種類が存在します。例えば携帯電話なら「0A0-1234-5678(※Aは0以外の番号)」などです。ここでは各電話番号の詳細を解説します。

0A0から始まる番号

「0A0」から始まる番号はスマホやPHSの他、IP電話で使用されるものです。実際に「080」や「090」はスマホの番号としてよく目にすると思います。

ちなみに「050」も携帯電話の番号に近いイメージですが、こちらはIP電話で使用される番号です。080や090などと異なり050は電話機だけでなく、アプリやPCにも設定できるのが特徴です。

0AB0から始まる番号

「0AB0」は、各電話会社が提供する電話サービスに設定された番号です。フリーダイヤルの「0120」はその中で最もよく知られている番号でしょう。

その他にもかつて存在した伝言ダイヤル「0170」や、現在も利用されているナビダイヤル「0570」などがあります。基本的に0AB0は電話サービスで使用される番号ですが、中には御殿場市「0550」のように、例外的に市外局番として使われているケースもあります。

0ABCから始まる番号

通常の固定電話(市外通話)で使用される番号が「0ABC」です。ABCにはそれぞれ0以外の番号が割り振られます。

例えば北海道の千歳市は「0123」、また東京の武蔵野市は「0422」などです。「0」は国内プレフィックス「ABC」は市外局番に当たります。

1から始まる番号

緊急性および公共性の意味を持つのが「1」から始まる番号です。

代表的なものには火事や緊急時の「119」の他、警察の「110」があります。他にも天気予報「177」や番号案内「104」も一般的に知られている番号です。その他には相手が通話中かどうかを確認する、お話し中調べ「114」なども存在します。

2~9から始まる番号

「2~9」から始まる番号は、固定電話の中でも市内局番に設定された番号です。

スマホが一般的となった現代ではあまり知られていませんが、実は同じ市内なら市外局番を省いた番号で電話をかけられます。例えば1234-5678(市内局番-加入者番号)だけの構成で通話可能です。

00から始まる番号

「00」から始まる番号は電話会社選択番号などと呼ばれるもので、NTTコミュニケーションズ以外の電話会社を中継する際、頭に「00xx」を付けて発信します。

特定の企業が「00××」を設けている主な理由は通話料金の割引です。つまりNTTを通すよりお得に通話できます。例えばKDDIの「001」やソフトバンクの「0041」などがあります。
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050電話番号とは

IP電話で使用される「050」は、従来の固定電話で使用される電話回線ではなく、IP技術を用いたインターネット回線を使用し通話する仕組みです。ここでは050の具体的な特徴や、信頼性について解説します。

050電話番号の特徴

050電話番号には次の3つの特徴があります。特に通話料を抑えられる点は大きなメリットです。

1.大手キャリアの電話プランと比較し通話料を抑えられる
050電話番号には通話コストを抑えられるメリットがあります。

例えば大手キャリアのauやドコモなどは、月額利用料として毎月2,000円程度かかる他、通話料は一律20円/30秒です。

一方、例えばNTT Communicationsの050 plusなら、月額料金は324円、通話料は携帯宛てなら17.28円/1分、また固定電話なら8.64円/3分です。

2.国際電話を格安で利用できる
050電話番号は国際電話も可能であり、なおかつ格安でかけることができます。

例えばドコモのスマホでアメリカから日本国内に通話した場合、175円/1分かかりますが、050のIP電話なら9~21円/1分で通話可能です。

3.複数の端末で同じ050電話番号を利用できる
スマホに専用アプリをダウンロードするだけで使用できる050電話番号は、複数の端末で同じ番号を利用できるのがメリットです。

例えば海外でスマホを購入した場合でも、アプリをインストールすればこれまで使用していた番号と同じ050を使用し通話できます。

050電話番号は信頼できない?

050電話番号は未だ見慣れている番号ではないため、怪しいと感じてしまう人も少なくありません。実際にセールス目的や勧誘の電話の他、残念ながら近年振り込め詐欺で使用されるケースも少なくないのです。

通話料金を抑えられる便利な050電話番号ですが、このようなデメリットがあるということも覚えておきましょう。

かかってきた050電話番号が怪しいものでないか不安に感じたときは、その番号をGoogleで検索してみたり、非通知でかけなおすなどの対処法をおすすめします。

個人事業主であっても法人電話番号は固定電話が良い理由

新たに起業するにあたり、通信費が安い格安SIMや格安スマホを契約し、その携帯番号を会社専用番号として使用したいと考える人もいるでしょう。

しかし、信頼性の面などから考えると固定電話の設定をおすすめします。法人電話番号は固定電話が良い理由を詳しく解説していきます。

050や携帯番号では顧客から信頼されにくい

見慣れぬ050電話番号や携帯電話番号から着信を受けると、怪しいと感じてしまう人は少なくありません。特に年配の方など高い年齢層だとその傾向は顕著です。

振り込め詐欺が横行している現代では、03などからはじまる番号が信頼されます。顧客から信頼されやすいという点で考えると固定電話番号が最適です。

口座開設時に固定電話番号が必要となる

メガバンクなどの金融機関で口座開設をする際には、法人専用の固定電話番号が必要です。固定電話番号がなければ必要な融資も受けにくくなります。今後のビジネスの発展のためにも固定電話番号の取得を検討しましょう。

プライバシーがなくなる

プライベートで使用する携帯電話番号がビジネス用途も兼ねている場合、24時間問合せに対応しなくてはいけないリスクがあります。その場合オン・オフの切り替えが難しくなるのがデメリットです。

クラウドPBX導入時の電話番号とは

近年多くの企業で採用されている電話システムにクラウドPBXがあります。これは従来構内に置かれたPBX(構内交換機)をクラウド化したサービスです。

クラウドPBXの利用時は、導入時に契約したベンダーより電話番号が付与されるケースと、これまで使用していた電話番号をそのまま引き継ぐ方法を選択できます。

電話番号の引継ぎの際はLNP(local Nmuber Portability)を使用可能です。詳細は下の記事で解説しているので参考にしてください。また、番号の引継ぎができない場合もあるためその点注意が必要です。

新規の固定電話取得ならクラウドPBXがおすすめ

新規で事業を立ち上げる際、固定電話を取得するならクラウドPBXがおすすめです。ここではその具体的な理由を解説します。

短期間で利用開始できる

クラウドPBXをおすすめする1つ目の理由は、短期間で利用開始できる点です。大規模なネットワークの構築やそれに伴う工事が必要ないため、従来のビジネスフォンと異なり導入に手間はかかりません。平均的には申し込み後1週間程度で利用でき、状況によっては2日程度で開始できるケースもあります。

設備・工事が不要

従来のビジネスフォンは、PBXの設置や配線工事などの必要がありましたが、クラウドPBXではその必要はありません。機器の管理やセキュリティ、トラブルシューティングはすべてベンダー任せです。

そのためネットワークに関する専門知識がなくてもスムーズに利用できるのがメリットです。また、オフィス内に専用機器を置かないクラウドPBXは、災害対策としても優秀です。もしもの時でも、インターネット回線さえ復旧すればすぐに業務を再開できます。

オフィスの移転でも番号はそのまま

インターネット回線を使用するクラウドPBXは、オフィスの移転があっても電話番号をそのまま引き継げるのがメリットです。

インターネット回線なら電話局の影響を受けないため、これまでの場所からどれだけ離れたとしても同じ番号を利用できます。従来、オフィスの移転に伴い電話番号の変更を余儀なくされていた状況と比較し、手間とコストを大幅に削減できるのがクラウドPBXです。

スマートフォンを内線端末化できる

クラウドPBXを利用すればスマホを内線端末化できます。インターネット回線を介してPBXの機能を提供するクラウドPBXなら、専用アプリをスマホにインストールするだけで、内線・外線の他、会社番号での発信および着信を行えます。

そのため個人スマホを業務用として使用する「BYOD(Bring Your Own Device)」の導入を検討している企業にも最適です。

UC機能が使える

クラウドPBXに搭載されているUC(Unified Communication)機能も大きな魅力の1つです。UCとは、電話・メールの他、チャットやWeb会議などのあらゆる通信手段を統合した機能のこと。

例えば、外出中の社員へチャットを使って連絡したり、別の事業所にいる社員とビデオ会議を行ったりと、利用者は状況に最適な通信手段でコミュニケーションを図れます。

UC機能を使いこなすことで、業務効率化や多様な働き方の実現に効果的です。

クラウドPBXはただの電話ではなく、幅広いコミュニケーションに対応した次世代型のオフィスツールなのです。

まとめ

普段何気なく使っている電話番号に、実は番号には種類があり、それぞれ異なる役割を持っているという点については初めて知った方も多いと思います。記事内でも解説したように、企業で使用するなら固定電話番号が信頼性の面で一番おすすめです。

また、新規固定電話番号の取得の際はメリットの多いクラウドPBXが最適。業務効率化やコミュニケーション向上のためにも、ぜひ導入を検討しましょう。

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多くのメリットがあるスマホ内線化をアプリで実現し、手軽な導入と高い拡張性・柔軟性を備えるクラウドPBX。そのなかでも、特におすすめの多機能サービスを紹介しましょう。

トラムシステム画像

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WRITER

トラムシステム(株)メディア編集担当 鈴木康人

広告代理店にて、雑誌の編集、広告の営業、TV番組の制作、イベントの企画/運営と多岐に携わり、2017年よりトラムシステムに加わる。現在は、通信/音声は一からとなるが、だからこそ「よくわからない」の気持ちを理解して記事執筆を行う。


UNIVOICEが東京MXの「ええじゃないか」という番組に取り上げられました。

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