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2021.09.13

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無料の音声マイニングツール5選!有料版との違い・比較ポイントとは?|トラムシステム

音声マイニングとは、業務で発生するさまざまな音声データをテキスト化し、分析を行う技術です。特にコンタクトセンターやコールセンターでの導入が進んでおり、オペレーターの応対品質向上や顧客ニーズ把握に効果を発揮しています。

本記事では導入を検討中の方に向け、音声マイニングの概要、お得に利用できる無料ツール、有料版と無料版を比較したときの違いについて解説します。

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音声マイニングとは

音声マイニングとは音声データをテキスト化し、様々な情報を抽出するための技術です。

音声データをテキスト化する「音声認識」、テキスト化された文章から意味のある情報を抽出する「テキストマイニング」を行い、そこから企業経営に役立つ知見を発見します。

「音声認識」とは、AI(人工知能)技術の発展により実用化した技術で、今まで活用が難しかった人間の話し言葉を正確にテキスト化する技術です。これまで人力で行っていた録音内容の文字起こしも自動化できるため、人材をより生産性の高い業務に振り分けられます。

「テキストマイニング」には自然言語処理という技術が用いられており、テキストを単語ごとに分解して、ワードの頻出頻度や相関関係を分析し、知見を発見します。アンケート集計、ビッグデータ解析、ナレッジの共有、将来予測など幅広い活躍が期待される技術です。

これらはそれぞれ原理が異なりますが、音声データから有益な情報を抽出するのに必要な技術として「音声マイニング」と呼ばれています。

音声マイニング(テキストマイニング)のメリット

音声マイニングを実行することで、以下のメリットを獲得できます。

1.市場、顧客のニーズを早期に発見できる
コールセンターやインターネット上に存在する大量の音声データを分析することで、経営側のバイアスがかかっていない、新しいニーズを発見できます。人間よりはるかに正確・スピーディーに行われるAIやシステムを用いた分析によって、ライバル企業より先んじた対応も可能です。

2.ノウハウが可視化できる
顧客との電話応対やオンライン商談で発生する音声データには、業務効率化に役立つノウハウが多数存在していますが、人力で発見することは容易ではありません。音声マイニングツールによってそれらを発見し、見える化して共有できます。

3.将来予測に役立てる
インターネット上で日々蓄積されるビッグデータを解析すれば、商品の需要や売れ行きといった将来予測が可能となります。将来的には株価変動や選挙結果なども予測できるようになると言われており、社会や経済の動向に合わせたリアルタイムな企業運営が可能です。

テキストマイニングについてはこちらの記事でも詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

無料で使えるおすすめ音声マイニングツール

「音声マイニングに興味はあるが、いきなり高額なツールを導入することはできない」という方に向け、今回は無料で使えるおすすめツールを紹介します。

ただし、無料で音声認識が可能な製品は少なく、テキストマイニングに限定されていることが多い点に注意しましょう。

ユーザーローカル

株式会社ユーザーローカルが提供している音声マイニングツールで、ブラウザ上で誰でも利用できるのが特徴です。

100,000文字までの音声認識とテキストマイニングが無料となっており、単語の出現パターンを図で表した共起ネットワークや、出現傾向が似ている単語をグルーピングする階層的クラスタリングを閲覧できます。

参考:ユーザーローカル

Excel

会計ソフトエクセルの機能を利用すれば、初歩的なテキストマイニングが可能です。

1.文章を単語ごとに分解する形態要素解析を事前に行う
2.COUNTIF関数やINDEX関数などを用いて単語の出現頻度を明らかにする
3.単語の出現頻度を文字の大きさや色に反映した「ワードクラウド」を作成する

ただし音声認識は不可能なため、あくまでテキストマイニングの効果を実感したい方向けの手法です。また、専用ツールよりも精度や実施できる範囲が限られます。

KHCoder

ダウンロード型の無料テキストマイニングツールです。

システムが自動でテキストから情報を抽出する段階と、利用者のルール指定でより詳細な結果を導き出す段階に分かれており、頻出語や共起ネットワークを確認できます。ソースコードが公開されているため、スキルのある方ならカスタマイズも可能です。

利用を手助けしてくれるサポートパッケージやMac向けの自動設定ソフトウェアが有償で販売されています。

1.サポートパッケージ(1年間サポート、税別)
Secure :2台インストールで54,500円
Secure(Academic):2台インストールで22,500円
Master :2台インストールで179,000円
Master(Academic):2台インストールで63,500円
Pro:2台インストールで360,000円
Enterprise:10台インストールで1,180,000円

2.Mac向け自動設定ソフトウェア
3,980円(税込)

参考:KHCoder

MeCab

文章を単語1つ1つごとに分解する形態要素解析を行うためのエンジンで、誰でも無料で利用できます。高精度な解析機能や、Web上の表現を取得して定期的に更新する辞書機能を備えているのが特徴です。ただし、プログラミング言語を駆使した環境構築など、利用の際には一定の専門知識が必要となります。

参考:MeCab

JUMAN

MeCab と同じく、研究者向けに開発された無料の形態素解析ツールです。

利用者が文法や単語間の接続関係の定義を変更することが可能となっています。最新バージョンではオノマトペや長音記号の自動認識、自動辞書の改良などが行われており、パソコンで日本語の解析を行いたい方におすすめのツールです。

参考:JUMAN

有料版と無料版の違い

無料版と有料版は効果的に使い分ける必要があります。個人での利用や体験程度であれば無料版で充分ですが、公式のサポートが乏しいため、使いこなすには一定の知識や経験が必要です。

ビジネスで本格的に利用するなら、導入サポートからアフターサービスまで一貫して受けられる有料版がおすすめと言えます。データの細かい分析も自動的に行ってくれるため、利用する際に知識や経験が必要ありません。ただし、高機能なツールは料金が高い傾向にあるため必ず初期費用と月額料金は確認しましょう。

音声マイニング活用時の注意点

音声マイニングを業務に取り入れる時は、以下の注意点を意識してください。ツールはあくまで道具であり、使いこなすには人間のコントロールが不可欠です。

明確な目標設定

音声マイニングをなぜ業務で利用するのか、指針となる目標は詳細に設定しましょう。例えば、以下のような活用例が考えられます。

・コンタクトセンターの応対記録の中から顧客が頻繁に問い合わせを行う項目を探り、FAQを更新して問い合わせ件数を削減する
・オンライン商談で優秀な社員の会話内容を分析し、販売を成功させるためのノウハウをマニュアル化して売り上げをアップする

漠然とした目的で情報を抽出するのではなく、確固たる指針や数値目標を設定することが重要です。

データの可視化

企業内での共有をスムーズに行うため、データの可視化も求められます。単なる文字情報だけでは把握に時間がかかるため、グラフ、図、ワードクラウドなどを積極的に利用し、データの見える化を行いましょう。

音声マイニングツールの比較ポイント

音声マイニングツールは目的や利用方法に応じて適切なものを選ぶことが重要です。具体的には次のようなポイントで各ツールを比較してみましょう。

1.満足いく分析精度を発揮できるか
2.分析機能、レポート機能、他社システムとの接続機能など必要な機能が揃っているか
3.購入後もメンテナンスやアフターサービスを受けられるか、必要な費用は適切か

製品資料、担当者へのヒアリング、口コミのチェックによる製品の見極めが重要です。

音声マイニングツールの比較ポイントはこちらの記事で詳しく解説しています。あわせてご参考ください。

まとめ

音声マイニングツールを活用することで、新しいニーズの発見やノウハウの可視化など、今後の企業発展の参考になる情報を得ることができるでしょう。無料版から音声マイニングやテキストマイニングの効果を確認し、自社にとって音声マイニングツールがどのような効果をもたらすのか、運用目的を設定してから導入しましょう。


WRITER

トラムシステム(株)メディア編集担当 鈴木康人

広告代理店にて、雑誌の編集、広告の営業、TV番組の制作、イベントの企画/運営と多岐に携わり、2017年よりトラムシステムに加わる。現在は、通信/音声は一からとなるが、だからこそ「よくわからない」の気持ちを理解して記事執筆を行う。


UNIVOICEが東京MXの「ええじゃないか」という番組に取り上げられました。

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