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ビジネスフォンの価格相場丨主装置と電話機(中古・新品)の値段を比較解説|トラムシステム

オフィスへのビジネスフォン導入に欠かせない主装置(PBX)や電話機。様々なベンダーが多種多様な機種を販売していますが、そもそも相場はどれくらいなのでしょうか。

この記事では、ビジネスホンの主装置と電話機の価格相場について、主要メーカーの値段を紹介しながら解説します。

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ビジネスフォンの主装置とは

主装置とは、PBX(Private Branch eXchange: 構内交換機)とも呼ばれており、ビジネスフォンの外線や内線の制御を行っている機器です。

通常の家庭用電話機では1つの電話番号に対して1台の電話端末を繋ぐため、電話番号と電話端末が1対1の関係で成り立っています。一方ビジネスフォンでは、一つの電話回線で複数の電話機本体が利用でき、外線だけでなく、各電話機間で内線をかけることもできます。

それを可能にしているのが主装置です。主装置は外線と内線、または内線間をつなぐ役割の他、回線を内線電話機で共有する他、電話帳のデータ記憶なども行っています。

主装置についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

ビジネスフォン導入にかかる費用

ビジネスフォンの販売業者のサイトなどを見ると、一台◯◯円といった表記がされているケースがありますが、ビジネスフォン導
入にかかる費用の総額=ビジネスフォンの本体価格ではありません。

購入した本体の他に、周辺機器や部品、工事費用などが上乗せされた金額がかかる費用の総額になりますが、その費用は「機器」と「工事」の大きく2つに分かれます。

「機器」は主装置、電話機、ユニットを合わせたビジネスフォン一式の費用です。「工事」は実際にそのビジネスフォンの設置にかかる費用を指し、大きく分けて「屋外工事」と「屋内工事」の2種類があります。

この記事では、「機器」にかかる費用の中のビジネスフォン本体の価格について解説を行います。ビジネスフォン導入時の工事内容の詳細、価格の相場についてはこちらの記事で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

導入コストを抑える方法

ビジネスフォンの導入コストを抑えるためには、低価格で良質なサービスを提供している業者を選択することに加えて、機器本体の値段を抑えることが重要です。

新品ビジネスフォンは最新機能が搭載されており、デザインもおしゃれですが、価格は中古ビジネスフォンに比べて高くつきます。導入費用を抑えながら新品のビジネスフォンを利用したい場合は、購入ではなくリースという選択肢があります。

リースの場合、契約期間中は毎月一定のリース料金を支払うことで新品ビジネスフォンを利用することができるため、初期費用を抑えて導入したい場合におすすめです。

リースの場合でも導入時には工事が発生しますが、ビジネスフォンリースを行っている業者が独自で行っている工事費割引(無料)のキャンペーンなどを利用するとさらに導入費用を抑えることができるでしょう。

新品・中古電話機の違い

ビジネスフォンの機種を選ぶ際、まず新品と中古品のどちらにするのかを考えなければいけません。

中古=汚い、古い、壊れやすいといったイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、中古品であっても業者によってクリーニング、動作確認が行われているため、多少のキズはあったとしても問題なく利用することができます。

また、中古品であっても着信・発信・転送といった基本的な電話機能は同じ。実は、スマートフォンへの対応や細かいデータ設定などができるか、といった違いやデザイン性(新品の方がデザイン性が優れている)くらいの差なのです。

平均的に、中古ビジネスフォンは新品の1/4/~1/5ほどの低価格で購入できるため、最低限の機能で十分という場合は中古ビジネスフォンがおすすめです。

中古ビジネスフォンの詳しい特徴、価格帯、購入時の注意点などについては次の記事で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

ビジネスホン主装置の価格相場

主装置の価格相場は20万円程度とされています。ただし、主装置は単体で利用することはないため、電話機とのセットで価格が設定されているケースがほとんどです。

また、主装置の価格はクラスによっても異なります。主装置は接続数に応じてS,M,Lの3つのクラスに分かれており、S→Lの順に価格も高くなる仕組みです。

Sクラス:最大の電話機の台数は10台程度、収容回線数は4回線
Mクラス:最大の電話機の台数は30台程度、収容回線数は12回線
Lクラス:最大の電話機の台数は80台程度、収容回線数は24回線

また、ビジネスフォンの販売会社によってはキャンペーンや設置工事の同時申し込みによる割引が実施されているところも多くあります。購入時期や方法を選ぶことで、通常よりもコストを抑えて導入することができるでしょう。

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新品・中古ビジネスフォンの価格相場

これから主要メーカーのビジネスフォンの価格例を紹介します。これはあくまで例であるため、実際には業者に見積を取って価格をご確認ください。

また、各メーカーの特徴も合わせて紹介しているため、それらを参考にどのような特徴を持ったビジネスフォンを導入したいか、についても考えてみましょう。

NEC

パソコンやOA機器製品の分野において共に高いシェア・人気のあるNECのビジネスフォンは、NEC独自の技術を採用した機能や優れた拡張性を持っていることが特徴です。

連絡を取りたい相手の現在の状態を確認できる機能やチャット機能など、ただ会話するだけでないコミュニケーションツールとしての一面も持っています。

また、NECは主装置に直接ビジネスフォンを増設することができるため、オフィスの拡張やレイアウト変更に伴いビジネスフォンを増設・拡張したい、という場合にも買い換える必要がありません。

【新品】Aspire UX(2013年9月発売)

高いスペックと拡張性を持ち、スマホやTV電話などへも対応している人気の機種です。電話機最大接続数が1,000台規模であることから、着信数が多い大規模なオフィスやコールセンターなどにも導入されています。

・参考価格
345,000円~(3台セット)、520,000円~(8台セット)

【中古】Aspire X DT300(2008年2月発売)

一般的なオフィスからコールセンターなど幅広い業態で活躍するビジネスフォン。待機時間ルーティング機能やオペレーターの対応スキルを設定する機能、着信を均等に割り振る機能など不特定多数の相手からの電話が多いコールセンターで喜ばれる機能が多く搭載されています。

・参考価格
199,000円~(3台セット)、379,000円~(8台セット)

SAXA

SAXAのビジネスフォンは、オプションで別途つける必要があることが多い留守番電話やFAXなどが初期標準機能として搭載されている点が魅力です。

受付に映える高いデザイン性に加えて、過去には電話専門の製造メーカーとしてNTTやOKIのビジネスフォンや公衆電話の一部を製造していた技術を活かした高性能のビジネスフォンを製造・販売しています。

【新品】PLATIAⅡ Standard(2017年3月発売)

スマホアプリとの連携で社外でも社内に居る時と同じように発着信が可能で、さらに3GやLTEによる高品質の音声が魅力です。

オフィスの各所に専用の基地局を設置することで、広範囲にわたってシステムコードレス電話が使うことができ、移動しながらの通話も安心。

・参考価格
328,000円~(3台セット)、580,000円~(10台セット)

【中古】Agrea HM700Ⅱ(2008年9月発売)

専用アプリをインストールするだけでスマートフォンを内線子機として利用できる機能や着信をそのまま別の番号に転送する機能など、外出の多い社員を抱えるオフィスで役立つ機能が豊富です。

・参考価格
34,000円~(3台セット)、49,000円~(5台セット)、134,000円~(15台セット)

NTT

信頼性が高く、個人・法人問わず広く導入されているNTTは、市場における流通規模が大きく他の機種よりも安い価格で手に入る点が特徴です。最大接続数が多いため、増設や拡張にも柔軟に対応できます。

また、中古ビジネスフォンの流通数も多いNTTの機種は、出回っている部品も多く、故障などの場合にも「パーツがなくて修理ができない」ということが発生しづらいです。

【新品】αA1(2015年12月発売)

電話帳をクラウド上で管理することで、外出先であっても個人のスマートフォンからスムーズに社内外の人に連絡を取ることができます。

相手への着信表示は会社の電話番号になり、個人の携帯に通話料がチャージされることはないため、社員個人のスマートフォンや携帯電話をビジネスにも活用したいという場合におすすめです。

・参考価格
450,000円~(3台セット)、550,000円~(5台セット)、800,000円~(10台セット)

【中古】αNX Plus(2008年10月発売)

ビジネスフォンの利用に慣れていない人でもすぐに使うことができる携帯電話のような操作性と簡易受付やカメラドアホンなどの多機能性が魅力のビジネスフォン。NTTの提供する「フレッツ光ネクスト」「ひかり電話オフィスタイプ」に対応しているため、通信費の削減も期待できます。

・参考価格
6,000円~(1台)、32,800円~(3台セット)、39,800円~(5台セット)、149,000円~(15台セット)

主装置の購入不要・スマホ内線化ができるクラウドPBXとは?

多額の購入費用や定期的なメンテナンスが発生する主装置は面倒…という方には、PBX不要・工事不要で簡単に導入できるクラウドPBXがおすすめです。

クラウドPBXとは、ベンダーがクラウド上に設置したPBX(構内交換機)にインターネットを通じてアクセスすることで内線・外線などの電話機能を利用するサービスです。

電話回線ではなくインターネット回線を利用するため、回線工事が必要ありません。さらにビジネスフォンの主装置にあたるPBXがクラウド上にあるため、オフィス内に物理的な機器を設置することなく、インターネット環境さえあればすぐに利用開始できます。

【クラウドPBXのメリット】

・PBX(主装置)を購入する必要がないため、初期費用を抑えられる
・インターネット環境があればPBX機能を利用することができる
・スマートフォンを内線端末として利用できる
・複数拠点を持つ企業の場合、海外拠点であっても拠点間の通話をすべて内線で行える
・物理的な機器をオフィスに設置する必要がないため、地震などの自然災害時に破損する危険性がない
・機器のメンテナンスやセキュリティ対策を自社で行う必要がない
・回線の増減や設定などもブラウザから簡単に行うことができる

これらのメリットにより、個人事業主・中小企業から大企業まで様々な企業で普及しています。

高い品質・安定性のクラウドPBXをお探しの方は、顧客満足度調査で3冠を達成したトラムシステム株式会社のUNIVOICEがおすすめです。

外線電話、内線電話、パーク保留、転送、留守電などのビジネスフォン機能はもちろん、インスタントメッセージ、チャット、電話・Web会議、プレゼンスなどのUC(UnifiedCommnication)機能も網羅。

世界No.1を誇るAvayaの音声システムと、99.95%の高い可用性を持つAWSサーバーで品質と安定性を両立したサービスをご提供します。

スピーディーな導入、容易な設定変更、ロケーションフリー、そしてシンプルで明快な料金体系で、あらゆるニーズに応えます。

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まとめ

ビジネスフォンや主装置は一度導入すると新品であれば10年以上、中古であっても数年間に渡って利用する事務機器です。必要な機能を検討した上で、新品・中古からオフィス環境に適した機種を選ぶようにしましょう。

また、最近では主装置や電話回線が不要なクラウドPBXの利用も広がっています。チャットやビデオ会議、スマートフォン内線化などの便利機能があり、業務効率化やコミュニケーション活性化が期待されます。

ビジネスフォンの入れ替えに合わせて、クラウドPBXへの切り替えを検討してみてはいかがでしょうか。


WRITER

トラムシステム(株)メディア編集担当 鈴木 康人

広告代理店にて、雑誌の編集、広告の営業、TV番組の制作、イベントの企画/運営と多岐に携わり、2017年よりトラムシステムに加わる。現在は、通信/音声は一からとなるが、だからこそ「よくわからない」の気持ちを理解して記事執筆を行う。


UNIVOICEが東京MXの「ええじゃないか」という番組に取り上げられました。

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