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2020.06.17

【コンタクトセンター問い合わせ日記①】クラウドPBXの電話番号とLNPについて|トラムシステム

今日は、クラウドPBX導入時の電話番号についての問い合わせを受けました。確かにクラウドPBXの電話番号は、ベンダーのサイトを見ても明記されていないことが多く、よく問い合わせを受ける内容です。今回はそのやり取りをご紹介します。

クラウドPBX導入時の電話番号とLNPについて

Q.クラウドPBXを導入する時、電話番号はどうなりますか?

A.クラウドPBXを導入する際の電話番号は次の2通りがあります。

1.ベンダーが提供する新しい電話番号を使う
2.今使っている電話番号を引き継ぐ

お客様はどちらの方法をご希望でしょうか。

Q.今使っている番号を引き継ぎたいのですが、どうすればいいですか?

A.現在ご利用の電話番号をクラウドPBXに引き継ぐ場合には、次のいずれかの方法があります。

1つ目は、ゲートウェイを設置する方法です。

ゲートウェイは、アナログ回線とIP回線など異なるネットワーク同士を繋げる橋渡しのような役割を持っています。

ゲートウェイを利用することで、今お持ちのアナログ回線を使ってIP回線網を構築することができます。アナログ回線はそのまま残るため、電話番号もそのまま使うことができる、というわけです。

ただし、ゲートウェイを利用する場合、オフィスに機器を設置することになります。また、ゲートウェイで電話番号を変えずにクラウドPBXを導入しても、将来オフィス移転をすることになった場合、移転先によっては電話番号が変更になる可能性があります。

2つ目は、番号ポータビリティを行う方法です。

番号ポータビリティとは、通信事業者を変更しても、これまでの電話番号をそのまま引き継げるサービスです。

MNPという言葉はご存知でしょうか。MNPは携帯電話向けの番号ポータビリティサービスです。携帯電話やスマートフォンのキャリアを変更した時に、ご利用されたことがあるかもしれません。

固定電話向けの番号ポータビリティは、LNP(Local Number Portability)と呼ばれます。

番号ポータビリティではゲートウェイのような機器は必要ありません。将来のオフィス移転の際にも移転先に関わらず番号をそのまま引き継げます。ただし、番号ポータビリティには条件があり、LNPができない番号もあります。

Q.番号ポータビリティ(LNP)の方が簡単そうでいいですね。LNPの条件について詳しく教えて下さい。

A.番号ポータビリティができるのは、アナログ発番された番号です。

Q.アナログ発番とはどんな番号ですか?

A.アナログ発番とは、昔からあるメタル線を使ったアナログ回線やISDN回線(デジタル回線)を利用している電話番号です。

メタル線は、光ファイバーを使ったインターネット回線である光回線に収容することができます。そのため、インターネット通話を利用するクラウドPBXにもそのまま電話番号を引き継げます。

Q.アナログ発番かどうかはどうやって調べればいいですか?

A.現在ご利用の通信業者に問い合わせるか、NTTの問い合わせ番号「116」で確認することができます。

参考:NTT東日本

Q.現在はひかり電話を使っています。光回線を使っているので、LNPができるということですね?

A.ひかり電話をご利用の場合、LNPができるケースとできないケースがございます。ポイントは、NTTと契約して発番された番号であるかどうかです。

具体的には、次のようなケースは番号ポータビリティが可能です。

・NTTの固定電話を使っていたが、NTTのひかり電話に切り替えた
・NTTの固定電話を使っていたが、光コラボで別の事業者に乗り換えた

一方、次のようなケースは番号ポータビリティができません。

・光コラボ事業者で発番した番号

光コラボ事業者で発番した番号は「ひかり電話専用番号帯」と呼ばれる、その事業者のみで使える専用番号である可能性が高いです。

いずれにしても、まずは一度ご利用中の事業者に問い合わせして頂くのが一番かと思います。

Q.わかりました、確認してみます。ちなみに、LNPをすることになった場合、どのような手続きをする必要がありますか?

A.LNPの手続きについては、お客様側での作業はほとんどございません。切り替えのタイミングなどを弊社と相談して頂ければ、後の作業はこちらで行います。

なお、切り替えのタイミングは一時的に繋がらなく可能性がございます。長くても30分程度ですが、業務に支障のない時間帯をご検討ください。

ーわかりました。まずはLNPが可能かどうかを確認してみます。ありがとうございます。

お問い合わせありがとうございました。

【解説】ベンダーによってはLNPができないケースも

LNPの基本的な条件は上述した通りですが、ベンダーによってはLNPができないケースもあります。

例えば、サービスを提供しているベンダーが、ユーザーとなる企業が利用している地域のデータセンターに番号回線収容設備を持っていない場合、LNPを行うことができません。

つまり、企業の場所によってはLNPができないということです。

なお、番号回線収容設備がない場合でもクラウドPBXのサービス自体を利用することはできます。ただし、導入時にLNPはできないため、ベンダーから新規で電話番号を取得するか、ゲートウェイを利用する必要があります。

クラウドPBXのベンダー選びの際には、電話番号のLNP可否に加えてベンダーがその地域でのLNPに対応しているかどうかについても確認するようにしてください。



WRITER

トラムシステム(株)メディア編集担当 鈴木康人

広告代理店にて、雑誌の編集、広告の営業、TV番組の制作、イベントの企画/運営と多岐に携わり、2017年よりトラムシステムに加わる。現在は、通信/音声は一からとなるが、だからこそ「よくわからない」の気持ちを理解して記事執筆を行う。


UNIVOICEが東京MXの「ええじゃないか」という番組に取り上げられました。

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