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中古ビジネスフォンのメリット、長く・安く使うための選び方を解説|トラムシステム

これからビジネスフォンを購入しようと検討されている方、購入検討しているが中古のビジネスフォンを購入したいと考えている方向けに中古ビジネスフォンを選定する際に知っておくべきコツや押さえておくべきポイントを詳しく解説します。

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中古のビジネスフォンのメリット

初期コストの削減

中古のビジネスフォンを導入する最大のメリットはなんといっても、新品で購入するのに比べて大幅な初期コストの圧縮ができることが挙げられます。中古で購入するビジネスフォンのメーカーや機種、年代や損傷度合等によって金額はバラバラですが、新品と比較しても3分の1〜最大10分の1程度までコスト圧縮ができる可能性があります。

ビジネスフォン設置のための工事費を圧縮することは難しいことが多いですが、ビジネスフォン自体が高額になるため、コスト圧縮できる額もかなりの金額になります。

例えば、これから新しい事業を立ち上げて会社を作った直後で初期コストがあまりないが、ビジネスを進める上でビジネスフォンを使用したいと考えている経営者にとって、中古のビジネスフォンのみが選択肢になるといえるでしょう。

豊富なラインナップ

ビジネスフォンは初期コストを払って購入する契約形態とは別にリース契約や製品自体のリプレースなどで質の良い中古のビジネスフォンが数多く出回っており、現在提供されている最新モデルからあまり遜色ない機種であっても中古市場に出回っていることがあり、かなり選択肢の幅は広いと言えます。

また、ビジネスフォン自体は扱い方にもよりますが壊れにくい製品でもあるため、場合によっては法定年数以上の利用(例えば10年以上使い続ける)といったこともできる場合が多いのが特徴です。

新品と中古のビジネスフォンの違い

見た目

見た目に関しては、中古のビジネスフォンの使われ方で大きく違いが出てきます。多少の傷であれば整備やクリーニングでかなり綺麗に仕上げることはできますが、どうしても新品と比較すると中古品という見た目になってしまいます。

ある程度の割り切りが必要な箇所にはなりますが、利用者のモチベーション維持のためにも一定レベルの外観(見た目や触り心地が悪くない)ものを選定するのが無難です。

機能

基本的な電話機能に関しては中古品であったとしても新品と同様の機能を搭載しているため、あまり神経質になる必要はないでしょう。そのため、基本機能で用途を満たせるのであれば割安な中古のビジネスフォンを購入するという選択肢が濃厚になります。

一方、最新機種の場合との違いが出てくるのが基本機能以外の機能になり、最新機種に搭載されており、かつ最近搭載された新しい機能を確認した上で判断することになります。

納品日数

納品に関しては、新品の場合は改めて機器の確認が不要のため、梱包されていれば注文からそれほど時間を待たなくても納品されるため、急いでビジネスフォンを手に入れる必要がある場合には新品を選択することになります。

中古品の場合には、発送前に再検査したり、もしくはそもそも整備が整っていなかったり、クリーニングが終わっていなかったりと新品とは違いそのまま送れないことも考えられるため、事前に業者もしくは代理店にどのくらいの期間が納品までにかかるか確認しておく必要があります。

在庫

在庫に関しては、新品は同じ状態の機種が揃っていることから人気商品や業者や代理店の在庫状況によって変動はありますが、豊富に取り揃えてあると考えて良いでしょう。また、最新機種や現役で使われている機種であればメーカー側も製造していることもあり、例え欠品になったとしてもすぐに在庫が整う可能性があります。

一方、中古品の場合には同じ状態(外観やメーカー、機種など)のものは基本的には存在しておらず、一点物になると考えておく必要があり、在庫はなくなってしまったら補充されないと理解しておきましょう。

保守サービスの充実性

新品の場合は保守内容や保守条件が予めしっかりと設けられており、保守期間内であれば無償で交換もしくは修理をしてもらえることがほとんどです。ビジネスフォンは元々壊れやすい製品ではないため、新品の場合は初期動作不良を除けば比較的安定して使い続けることができるでしょう。

一方、中古品の場合は保守契約があるかないか、どういった内容でどのくらいの期間が保証されているかは業者や代理店に依存しますが、保守契約がないことも多いため注意が必要です。リース契約を行いビジネスフォンを業者や代理店経由でリースされている場合にはリース契約期間に限り保証されているなど、契約形態(購入するのか、リースするのか)によっても変わるため事前に確認しておきます。

試用期間

試用期間については、ビジネスフォン自体が高額になる上、使える状態にするためには各種工事が必要になることから試用期間がないことがほとんどです。更に中古品になるとビジネスフォン自体の不具合が起こるリスクが新品に比べると高いことから試用期間はないと考えておく方が良いでしょう。

中古ビジネスフォン購入時のポイント

それでは、中古のビジネスフォン購入する際に押さえておくべきポイントを整理しておきます。

機能と性能

既にビジネスフォンを使用している場合には、現在使用しているビジネスフォンとこれから使用しようと考えているビジネスフォンを比べ、ビジネスフォンから提供される機能や性能にどういった違いがあるかを把握しておきます。

基本的な電話に関わる機能は新品でも中古品でも同じになるため、基本機能以外の特別な機能や処理件数などの性能の違いを中心に確認していきます。

メーカーや提供されている機種、また製造時期によって搭載されている機能や性能に違いがあるため、まずは自社で利用する際の要件を整理した上でその要件を満たしているかどうかの観点で比べていく方が効率的に進められるでしょう。これから新たにビジネスフォンを手に入れる場合には、比較対象となるビジネスフォンがないため、要件を中心に確認していくことをおすすめします。

外観

中古品のビジネスフォンの場合、何年も使用しているケースでは特に日焼けや傷、汚れなど製品によってひどい状態でも販売されているものが散見されます。こういった外観の製品は新たに利用することになる社員のモチベーションを下げるきっかけになるため注意しておく必要があります。

また使用状況にもよりますが、例えば電話機や子機の中に砂やホコリが入っており、それが原因で動かなくなるといったトラブルはよくあるケースになりますので、しっかりと整備、クリーニングがされている製品かどうかは購入前に確認しておきましょう。

しっかりと整備、クリーニングされているかという観点は、相手のことを考えて商売しているかどうか評価ができるため、業者や代理店を選択する上でも参考になることでしょう。整備、クリーニングされていて当然と考えず、かならず確認しておくことでトラブルを避けることができます。

品質保証

中古のビジネスフォンといえど、使い始めたらビジネスをする上で必要不可欠な電話機器となるため、使い始めて故障するようでは業務に大きな支障が出てしまいます。

そのため、購入される業者、代理店がどこまで保証しているか、事前に契約書を確認して不測の事態に備えておくべきです。保証期間、保証内容、故障時の対応は何時から何時まで、どこに問い合わせをするなど、確認すべき項目はたくさんあるため、購入前にしっかりと確認しておくことでトラブルシューティングを効率的に行えるようになります。

業者

最後はビジネスフォンを信頼できる業者、代理店から購入できるかどうかです。

導入後、何もなければ特に問題になることはありませんが、何かトラブルが発生した際に迅速な対応をしてくれるか、専門知識をしっかりと有しているか、運用保守体制がしっかりしているか、財務状況は問題がないか、などビジネスフォンは一度購入してしまうと少なくとも数年間は使い続けることになるため、長期的に良好な関係を築ける業者、代理店なのかしっかり判断しましょう。

まとめ

中古のビジネスフォンは新品のビジネスフォンに比べて圧倒的に格安に手に入れることができるため、多くの企業で中古のビジネスフォンが利用されています。その一方で、導入前にしっかりと確認していなかったため、故障時の対応や各種設定変更などに柔軟に対応してもらえずに余計なコストがかかったという話もよくあります。

そのため、ビジネスフォン設置後も継続的な支援をしてくれる信頼の置ける業者、代理店から購入することが一番重要であり、押さえるべきポイントを確認しながら購入を進めていくことで、業務に支障なくビジネスフォンを最大限に活用することができることでしょう。


WRITER

トラムシステム(株)メディア編集担当 鈴木 康人

広告代理店にて、雑誌の編集、広告の営業、TV番組の制作、イベントの企画/運営と多岐に携わり、2017年よりトラムシステムに加わる。現在は、通信/音声は一からとなるが、だからこそ「よくわからない」の気持ちを理解して記事執筆を行う。


UNIVOICEが東京MXの「ええじゃないか」という番組に取り上げられました。

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