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Avayaのおすすめ新品・中古ビジネスフォン丨ビジネスフォン図鑑|トラムシステム

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AVAYAビジネスフォンの特長

Avayaは世界中で最も利用されているビジネスフォンです。固定電話やモバイル端末などあらゆる端末の利用が可能であり、場所を問わないビジネスコミュニケーションを実現します。ユニファイドコミュニケーションを追求した豊富な機能による業務効率化やコスト削減が期待されます。

こんな人におすすめ

世界でもトップシェアを誇るAvayaが提供するビジネスフォンは、小規模から大規模のオフィスまで豊富なラインナップを揃え、幅広い規模の企業に導入が可能です。

各メーカーの特長についてはこちらの記事で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

おすすめAVAYAビジネスフォン(新品)

Avaya Office

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場所にとらわれない柔軟な働き方を実現すべく、ビジネスにおいて必要なコミュニケーション機能のすべてスマートフォンに搭載したAvaya Office。固定電話、Web、モバイル機器など一つの番号で複数の端末をサポートするため、いつ・どこにいてもアクセスができます。

また、中小企業のニーズに合わせた短期間の導入とWeb管理画面からの設定管理・変更、高いセキュリティレベルにより、導入・運用コストの削減を実現します。

ビジネスフォンメーカーのAvayaとは

Avayaは、アメリカ合衆国カリフォルニア州に本社を置く通信、ネットワーク機器メーカーです。2000年にルーセント・テクノロジーから会社の1部門を分離させ、別会社として独立しました。日本では、Avayaの子会社として、日本アバイア株式会社があります。2007年には投資会社のシルバーレイク、TPGキャピタルにより82億ドルでM&Aをされ、非上場企業になりました。

IPネットワークを利用する電話サービスとして、ビジネス向けのIPテレフォニー環境を構築する事業をしています。 主な製品として、携帯電話、マルチメディア機器、オーディオおよびビデオ会議システム、IP-PBX、ビジネスシステム向けIP電話製品、コールセンター向けのソフトウェア等を製造・販売をしています。コールセンター、ヘルプデスクセンターにて導入されるIP-PBX製品では、世界トップシェアです。 国内のコンタクトセンター市場でもシェア53.2%と圧倒的な強さで、2位以下の企業を大きく引き離しています。

従業員数は18000名程度。グループ全体の売り上げは5000億以上にもなります。Avayaはルーセント・テクノロジーから独立した企業になりますが、ルーセント・テクノロジーもまた、AT&Tから独立した企業になります。ここでは、電話の歴史の始まりとして、世界最古で最大の電話会社であるAT&T創業の歴史から解説します。

AT&T創業の歴史

AT&T(American Telephone & Telegraph Company  アメリカン・テレフォン・アンド・テレグラフの略)は1877年、アメリカで世界初の実用的電話を発明したグラハム・ベルと義理の父ガーディナー・グリーン・ハバードが興したベル電話会社が前身であり、1885年に世界初の長距離の電話会社が始まりです。AT&Tの初代社長となったオドア・ニュートン・ヴェイルは、電話機の研究開発と製造を行い、長距離通信網の事業を展開します。アメリカ・カナダの電話事業を独占し、「ベル・システム」と呼ばれる企業グループを形成しました。

1956年に独占禁止法の対象となり、1980年代の訴訟で、比較的有利な和解が成立しました。資産の多くを占める地方の子会社22社をAT&Tから独立させます。AT&T本体は全国の長距離電話網と地方にある子会社の都市間の電話網を引き継ぎ、研究開発部門のベル研究所と製造部門のウェスタン・エレクトリック(NECの創設会社)を傘下としました。AT&Tは市外や国際通信サービスを行うAT&Tコミュニケーションズと、通信や情報機器の開発から製造、販売まで一貫して行うAT&Tテクノロジーズの2事業の組織になります。

1990年代には、通信分野で世界最大規模の会社となり、インターネットサービスとしてAT&Tワールドネットサービスの事業を開始しました。規制緩和による競争激化と時代の変化に対応するため、3つの上場企業に分割します。1996年、1つめとして、AT&Tコミュニケーションズ部門は、AT&T Corpとして独立し、世界最大の長距離通信と携帯電話事業を行います。同年2つめ、AT&Tテクノロジーズ部門はルーセント・テクノロジーズ(Avayaの元となる企業)として独立しました。1997年、3つめのコンピュータ事業部門のNCRも独立します。

1998年にIBMのデータ通信部門を取得しました。さらには、1998年に全米第2位のケーブルテレビ会社であるテレ・コミュニケーションズ、1999年に大手ケーブルテレビ会社のメディアワンを買収して、地域網を利用したインターネット接続サービスなどの企業展開をしていきます。2001年の企業再構築によりM&Aをしたテレ・コミュニケーションズのメディア部門であったリバティメディアが独立します。

AT&Tは、AT&Tコンシューマー、AT&Tビジネス、AT&Tワイヤレス、AT&Tブロードバンドの4事業体制になります。AT&Tワイヤレスは独立し、2004年にはシンギュラー・ワイヤレスにM&Aをされます。2002年に、AT&Tブロードバンドは、ケーブルテレビ事業大手のコムキャストにM&AをされることでAT&T本体に残るのが、昔からの事業である長距離の通信事業のみとなりました。

2005年には、SBCコミュニケーションズによって、残りのAT&T本体が企業買収されます。SBCは、認知度の高いAT&Tを社名にすることにしました。買収されたAT&T Corp.は、AT&Tの長距離の通信事業の子会社として残され、現在も存続しています。SBCは、1983年のAT&Tを分社化してできた通信会社であり、経営陣の多くがAT&T出身のため、この企業買収は子が親を買収したことになります。

2006年には、携帯電話の業界で上位の地域ベル電話会社のベルサウスを買収します。このM&Aにより、地域電話会社はAT&T、ベライゾン・コミュニケーションズ、センチュリーリンクの3社に集約されました。これによりAT&Tは、長距離電話・データ通信、携帯電話、公衆無線LANサービスの分野で、アメリカの半分以上の地域電話サービスを提供する巨大通信事業者として発展していきます。

ルーセント・テクノロジー創業の歴史

1996年、AT&Tテクノロジーズがルーセント・テクノロジーズとして独立します。AT&Tが機器製造事業を切り離すことで、競合する企業からも電話機を販売できるようにして利益を上げました。分離の際、ルーセント・テクノロジーを創業したのはヘンリー・ショットで、AT&Tの各部門を独立させる活躍をしました。1990年代、ルーセント株は人気の投資対象となり、独立時にはかなりの高騰になります。

1999年に、ルーセントは通信機器企業であるアセンド・コミュニケーションズを買収します。2000年には、ルーセントはコンシューマー製品部門を売却しました。さらに、ビジネスシステム部門をAvayaとして独立させます。2002年には、マイクロエレクトロニクス部門を LSIコーポレーションとして独立させました。2006年には、フランスの企業アルカテルSAと合併し、アルカテル・ルーセントと名前を変更しています。


WRITER

トラムシステム(株)メディア編集担当 鈴木 康人

広告代理店にて、雑誌の編集、広告の営業、TV番組の制作、イベントの企画/運営と多岐に携わり、2017年よりトラムシステムに加わる。現在は、通信/音声は一からとなるが、だからこそ「よくわからない」の気持ちを理解して記事執筆を行う。


UNIVOICEが東京MXの「ええじゃないか」という番組に取り上げられました。

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