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中古ビジネスホン市場|販売価格の相場や中古ならではの販売方法をご紹介|トラムシステム

中古ビジネスフォンの選び方を知るために、販売価格を決める経路や販売方式を、よく選ばれる人気ランキングをふまえて、トラムシステムがご紹介します。

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ビジネスフォンの中古とは

中古のビジネスフォンとは、新品のリースが満期になった、あるいは企業や部署の統廃合などで不要になったビジネスフォンを指します。

中古ビジネスフォン業界は、NTT製、SAXA製のものが多く、これは新品で市場に出回った製品がその後中古で再利用されるためです。

中古ビジネスフォンを取り扱っている業者はいくつかあり、各業者が独自のルールに従い買取・再生・販売・保守などを行っています。

新品のビジネスフォンと比べ、1/4/~1/5ほどの低価格で購入できるというメリットがある一方、最新の機能が搭載されていなかったり、メーカーの生産が終了している場合は故障時の部品が手に入りづらい、メーカーの保証が受けられないといったデメリット(リスク)があります。

また、設定データのバックアップ方式は機種によって異なり、電池式の場合は停電などが原因でデータが損失する可能性もあるため、中古ビジネスフォンを選択する際には価格だけでなくこれらのデメリット(リスク)についても理解しておく必要があります。

しかしながら、保留・内線・転送といった基本機能においては最新モデルと中古品の優劣はほとんどなく、中古ビジネスフォンでも十分実業務に耐えることが出来るでしょう。

中古ビジネスフォンの価格

中古ビジネスフォンの価格は、「機器」と「工事」の二つの値段から決定されます。
「機器」は主装置、電話機、ユニットを合わせたビジネスフォン一式の費用、「工事」は実際にそのビジネスフォンの設置にかかる費用を指し、基本的には同一の業者が中古ビジネスフォンの販売と工事を行います。

中古ビジネスフォンの価格設定は業者によって異なりますが、主に次の費用から計算されています。

・仕入れ
・クリーニング、動作確認
・工事
・保守対応、保証

仕入れに関しては、独自の仕入れルートを持ち中古品を安く仕入れることができるか、という点がポイントになります。
仕入れた中古品は、汚れを落とし、場合によっては分解清掃などを行い、動作確認を行います。
このクリーニング・動作確認の工程については、自社で清掃人員を抱えている業者はそうでない業者よりも人件費を抑えることができます。
工事についても、自社の社員から工事人員を派遣することができる業者のほうが工事費用を安くすることができ、その分価格設定を低く設定することができます。

この他に、ビジネスフォンの購入と同時に他の電話回線サービスなどに申し込むことで、割引価格で販売しているケースもあります。同じような割引サービスとして、「携帯電話の購入時にインターネットの契約を行うことで機種代金の何割かが還元される」といったものがあります。
この仕組みは、ビジネスフォンの販売業者が電話回線サービスなどの代理店となっており、実際にその業者経由でサービスの申し込みがあった場合に電話回線サービス会社から手数料が支払われる、というものです。

保守対応、保証については、特に安い値段で中古ビジネスフォンを販売している場合には注意が必要です。ビジネスフォンは故障が少ない機器とは言われますが、全く故障の心配が必要ないというわけでもありません。仮にトラブルが発生した場合に、修理費や出張点検費、交換部品の費用などを都度請求されるとなると、初期費用は安く抑えることができたとしてもその後の保守費用が高くつくことになります。

これらの状況を踏まえると、機器の状態や設置工事、アフターサービスなどが安心して利用できる価格設定の目安は新品の1/3~1/5程度でしょう。

中古ビジネスフォンの選択において価格は重要なポイントの一つですが、ただ安い業者を選ぶのではなく、なぜ安いのか、クリーニングなどのメンテナンスはきちんとやっているのか、アフターサービスはあるかといったことを確認することが大切です。

なお、新品のビジネスフォンは現金購入かリースを選択できますが、中古ビジネスフォンの場合は現金購入のみであることが一般的です。

中古ビジネスフォン人気ランキング

次に、中古ビジネスフォンとして人気の機種をいくつか紹介します。

1位.αNX Plus(NTT)

携帯電話のような操作性を持ち、簡易受付・カメラドアホン等の様々な機能が搭載されたビジネスフォンです。「フレッツ光ネクスト」「ひかり電話オフィスタイプ」に対応しているため、通信費の削減を期待できます。

2位.αGX<Model2>(NTT)

主装置を3種類(S型、M型、L型)から選ぶことができるため、10名以下~400名の幅広い規模のオフィスに対応しているビジネスフォンです。
市場に多く出回っているモデルであるため、導入後の保守サービスも心配いりません。

3位.Agrea HM700Ⅱ(SAXA)

コンパクトなデザインが人気の機種です。スマートフォンに専用のアプリをインストールするだけでそのスマートフォンを内線子機として利用することができる機能や、かかってきた電話をあらかじめ登録しておいた番号に転送するサービスなど、外出の多いオフィスで喜ばれる機能が搭載されています。

まとめ

中古ビジネスフォンは、一度購入するとその後何年間も利用することが一般的であるため、購入時には価格と合わせて機能や利用できる人数など、具体的な利用シーンを考えながら選ぶことが重要です。


WRITER

トラムシステム(株)メディア編集担当 鈴木 康人

広告代理店にて、雑誌の編集、広告の営業、TV番組の制作、イベントの企画/運営と多岐に携わり、2017年よりトラムシステムに加わる。現在は、通信/音声は一からとなるが、だからこそ「よくわからない」の気持ちを理解して記事執筆を行う。


UNIVOICEが東京MXの「ええじゃないか」という番組に取り上げられました。

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