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2023.01.10

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テレワーク疲れの症状と原因6つ丨疲れ軽減や疲労回復のポイントは?|トラムシステム

テレワークで働くようになると、オフィス勤務の頃とは違った形で疲れを感じる人も多いようです。最近疲れが取れない、家でのテレワークにやる気が出ない、倦怠感が強いようなら、いわゆる「テレワーク疲れ」かもしれません。

本記事では、テレワークで疲れてしまう原因やその症状、疲労回復のための方法について解説します。
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テレワーク疲れの主な症状

テレワーク疲れについてセルフチェックするためには、まずどのような症状があるかを知ることが大切です。テレワーク疲れの主な症状について、身体的な疲れと精神的な疲れに分けて解説します。

身体的な疲れ

通勤や社内の会議室への移動など、1日運動量が減少するテレワークでは、デスクワークによる疲れを感じやすくなります。具体的には、次のような身体的な疲れを感じる人が多くいます。

・腰痛
・肩こり
・眼精疲労
・慢性的な疲労(感)
・頭痛

このような疲れを感じる人は、意識的に体を動かすことが大切です。

精神的な疲れ

テレワーク疲れで特に注意すべきは、精神的な疲れです。テレワークは新しい働き方であるため、自分にあった生活リズムや習慣をすぐにつかめず、ストレスややりにくさを感じる人もいるでしょう。精神的な疲れは、次のような症状として表れやすいです。

・ストレス
・孤独感
・同居の家族や、周囲への気疲れ
・成果へのプレッシャー

オフィスでも仕事に関するストレスや精神的疲労はありますが、テレワークから感じる疲れは種類が違うため、オフィスではストレスを感じなかった人でも安心とは限りません。

テレワークで疲れてしまう原因と対策6つ

テレワークになった時に、身体的・精神的に疲れてしまうのはなぜでしょうか。原因がわかれば対策もでき、より快適にテレワークを行うことができます。

ここからは、テレワーク疲れの原因と対策について見ていきましょう。

自宅の環境が仕事に適していない

テレワークでは自宅に仕事環境がなかったり、自分の体に合っていなかったりすることで身体的・精神的に疲れてしまうことも多いです。

オフィスと家とでは、机やイスの高さが合わない、机が小さい、インターネットが遅いなど様々な違いがあります。このような違いは、仕事の時間が長くなるほど体に負担になったりストレスを感じたりする原因となります。

主な問題と対策例を紹介するので、テレワーク環境の改善にぜひ参考にしてみてください。

PC画面が見にくい → 外付けのディスプレイを追加する
Web会議の音が聞きにくい、気になる → イヤホン、ヘッドセット、スピーカーなど
長時間作業で目が疲れる → モニターライトなどを使って部屋を明るくする
机が低く、PCが見にくい → ノートPC用スタンド、体に合う机など
腰痛や肩こりが強い → 姿勢を矯正できるクッション、体に合うオフィスチェアなど
周囲が気になり集中できない → 個室デスク、パーティションなど

長時間のパソコン作業に慣れていない

普段仕事でPC作業が多くない人は、テレワークで急にPCを使うようになると戸惑ってしまうものです。メールやチャット中心のコミュニケーションや複数のアプリ・ツールの使い分け、それに伴う業務効率の低下がストレスの原因になってしまうこともあります。

個人のPC作業は慣れるしかありませんが、会社側でマニュアルやよくある問題についての解決策を共有したり相談窓口を設置したりといったサポートを提供していると適応も早くなるでしょう。

また、長時間のPC作業では、姿勢が悪いと腰痛や肩こりなども生じやすくなります。良い姿勢を意識することに加えて、こまめに首や肩を動かしたり、休憩時には席を離れて少し歩き回ったりするのも効果的です。

プライベートとの区切りができていない

テレワークでは家で仕事をするため、仕事とプライベートの区切りが難しいと感じる人も多いです。また、上司や同僚から時間を問わず連絡が来たり、急ぎの返事を求められることが多かったりするとストレスの原因となってしまいます。

個人として仕事とプライベートをしっかり区切るためには、時間を決めるだけでなく、仕事の開始と終わりにルーティンを組み込むとよいでしょう。たとえば、終業時にはPCは必ず電源を切る、始業前と終業後は短時間の散歩を行うなどです。

時間を問わずに連絡を取り合うような組織風土であっても、個人の「つながらない権利」は大切にするべきです。勤務時間外の連絡への対応は従業員への負担になることもあるため、組織としてしっかりとルールを整備しておきましょう。

「つながらない権利」は特定の時間の電話やメールへの対応を拒否する権利で、テレワークが普及する中で特に注目が集まっています。つながらない権利については次の記事で解説していますので、ぜひご一読ください。

テレワークのコミュニケーションが苦手

テレワークではチャットによるテキストコミュニケーションや、対面ではなくWeb会議によるコミュニケーションが多くなります。「楽」「便利」といったポジティブな意見を持つ人がいる一方で、新しいコミュニケーションに苦手意識を持つ人もいるでしょう。

オフィス勤務でもテレワークでもコミュニケーションが重要であることは変わりません。しかし、仕事のやり方がテレワークに合わない場合、コミュニケーションの質も量も大きく低下してしまいます。

そのため、まずはテレワーク仕様に仕事のやり方をアップデートしましょう。たとえば、スケジュールや資料をオンラインで共有する、チャットでは素早く短く返信するなどです。慣れてしまえば以前より仕事が効率よく行えるようになるでしょう。

Web会議はその場にいながら会議を開ける便利なツールですが、テレワーク疲れの原因になっていることもあります。スムーズで負担の少ないWeb会議のためには、組織でのルール整備が大切です。ぜひ次の記事を参考に会社や部門のルールを考えてみてください。

運動不足になっている

移動が不要になることはテレワークならではの利点ですが、運動不足の原因にもなります。テレワークによる心身の不調には、運動不足が関係していることも多いため、意識して運動を行いましょう。

仕事のためにコンディションを維持するための運動なので、強度の高い運動をする必要はなく、散歩やストレッチなどの軽い運動でも効果があります。毎日のスケジュールに組み込んだり、小休憩時には軽く全身を動かしたりするなど、自分ルールを決めて行いましょう。

歩数計やスマートウォッチ、バランスボールなどを使ったりすると、運動を楽しく行えるのでおすすめです。

性格がテレワークに向いていない

実はテレワークに向かない性格があります。たとえば次のような性格です。

・遠慮しがちで、上司や同僚に質問をするのが苦手
・ストレスをためこみがち
・自己管理が苦手
・人と話しながらでないと考えがまとまらない

このような性格の人は、まずは上司に相談して仕事のやり方を考えてもらいましょう。たとえば、朝の業務開始前にミーティングを行ったり、定期的にWeb会議で状況を共有・報告する機会を設けたりすることができるでしょう。

オフィスなら互いの状況が見えるので、フォローやサポートもできますが、テレワークでは簡単ではありません。まずはオフィス同様に見える・話せる状態を作って周囲に助けてもらいつつ、並行して自分の性格改善も進めていきましょう。

疲れのサインに気づいたら早めに疲労回復を

多少の疲れを感じても、それに気づかないふりをしたり、無理に抑え込んだりして頑張る人もいるでしょう。特に、やりがいや充実、楽しさを感じている時は疲れを感じにくいものですが、その間に心身に疲れがたまってしまっているかもしれません。

自分では気づきにくい疲れのサインや、疲労回復のためのポイントについてもチェックしておきましょう。

「楽しくない」「飽きた」に要注意

普段は楽しく、負担なく取り組めていることに対して「楽しくない」「飽きた」と感じる時があれば、それは疲れのサインだと思って間違いありません。

私たちが「飽きた」と感じる時、脳では同じ箇所を使い続けることによって疲労を感じています。「飽きた」は脳からの「これ以上は酷使しないでくれ」というメッセージなのです。

もし疲れのサインが見えたら、休憩や運動をして気分転換をしてみましょう。コーヒーブレイクをとったり、誰かと他愛ないおしゃべりをしたりするのも有効です。少し回復してから、また仕事にとりかかりましょう。

就寝前の過ごし方もポイント

テレワークになると、朝起きてスマホやテレビを見て、日中はパソコンを見て、仕事後もパソコンやスマホ、テレビを見て就寝するといった生活になってしまう人もいます。

このような生活は、ブルーライトなどで目に負担がかかるだけでなく、脳がデジタル機器からの情報を常に受け取ることになり、興奮から疲れがたまりやすく注意が必要です。脳が興奮してくると、眠りも浅くなって疲労が抜けにくくなります。

「しっかり寝ているはずなのに疲れが取れない」という人は、就寝前の90分前にはパソコンやスマホを見ないようにし、静かな時間を過ごすのがポイントです。トイレやお風呂にもスマホを持参してしまうような人は、1日の間でデジタル機器を使わない時間や体を軽く動かす時間を作るのもおすすめです。

まとめ

テレワークの場合、オフィス勤務とは疲れ方も違ってくるため、原因や対策をよく理解し、こまめにセルフチェックを行うことが大切です。

対策には個人でできる部分もあれば、会社で行う部分もあるため、必要だと思うことは機会を見つけて上司などに伝えておくとよいでしょう。

健康管理に気を付けながら、充実したテレワークライフを過ごしてくださいね。


プロフィール写真

WRITER

トラムシステム(株)メディア編集担当 鈴木康人

広告代理店にて、雑誌の編集、広告の営業、TV番組の制作、イベントの企画/運営と多岐に携わり、2017年よりトラムシステムに加わる。現在は、通信/音声は一からとなるが、だからこそ「よくわからない」の気持ちを理解して記事執筆を行う。


UNIVOICEが東京MXの「ええじゃないか」という番組に取り上げられました。

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