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2021.03.31

クラウド・オンプレミスPBXの違いとは?特長・メリットを比較|トラムシステム

様々なサービスがクラウド化されていく中で、従来のオンプレミス型PBXに代わり利用が拡大しているクラウドPBX。この記事では、クラウドPBXの特徴や仕組み、メリット、オンプレとクラウドの違い、さらに自社にあった適切なクラウドPBXを選定ポイントを解説します。

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PBXとは

PBX(Private Branch eXchange:構内交換機)とは自社内に設置して複数の電話回線を管理することで、同時着信、同時発信を実現する装置です。PBXに接続された電話回線はPBXでコントロールされた後、社内の各電話機端末につなぎます。

通常の家庭電話機の場合、1つの電話機に対して1本の電話回線を引いているため、通話中に別の電話がかかってきた際は通話中のため切られてしまいます。一方、PBXは一つの回線を複数の電話機で共有できるため、ある電話が通話中であっても別の電話機が空いている場合はその電話機に着信が行きます。

従来のPBXは自社内のシステム環境に設置して、保守要員が定期的なメンテナンスや部品の交換を行いながら運用していくのが一般的でした。そのため従来のPBXを利用する場合はPBX本体の購入もしくはリース契約で端末を用意することに加え、回線工事、設置工事、設定作業などのかなりの初期投資が必要になります。

クラウド型PBXとは

クラウドPBXとは、ベンダー(事業者)がクラウド上に設置するPBXをインターネットを通じてアクセスすることで、内線・外線などの電話機能を利用するサービスです。

クラウドPBXではPBXの管理・メンテナンスを全てベンダーが行うので、利用者は事務手数料などの初期費用とユーザーや利用機能に応じた月額料金を支払うだけです。オフィスに物理的な機器を設置する必要がないため工事もありません。

オンプレミス(オンプレ)型PBXとは

オンプレミス型PBXとは置型タイプのPBXのことです。PBXと電話機を物理的に繋ぐため、PBX、サーバーなどの環境に加えて光回線などの電話回線を用意する必要があります。オンプレミス型PBXと接続できるのは固定電話機のみなので、配線コードや社員や会議室の数に応じた電話機端末の確保もしなければいけません。

初期費用はかかる反面、電話システムを自社ネットワーク内に構築するため、外部からの不正なアクセスに対して高いセキュリティ水準を維持した運用が可能な点がメリットです。

例えば直接社内のネットワークに通すのではなく、その間にセキュリティ対策が施されたサーバーや機器を用いる、それらを増強して堅牢なシステムを作り上げるといったことも可能です。

オンプレミス型PBXのメリット・特長

多くの業界・企業における通信・電話環境の構築を長きにわたって支えているオンプレミス型PBXにはどのようなメリット・特徴があるのでしょうか。主な特徴を3つ紹介しましょう。

カスタマイズ性が高い

オンプレ型PBXのメリットの一つがカスタマイズ性です。自社内のネットワークにシステムを構築するため、予算やスペースがあればやりたいことは何でも実現できます。

例えば外部からの不正アクセスに備えてセキュリティを強化する、アクセス負荷の増加に備えて高性能なシステムを準備しておくなど、自社にあった利用環境を構築することが可能です。

実際には予算の制約があるためすべて実現することは難しく、優先度に応じて実施していくのが一般的ですが、クラウド型の利用規約や対応範囲に縛られずに構築できることは大きなメリットと言えます。

セキュリティが強固

IT技術の発展によって便利な世の中になっていく一方、多種多様なセキュリティ事故が発生しているのも事実です。不正アクセスやウィルスによる個人情報の漏洩やシステムダウンなど、企業のシステム担当者には常に細心の注意が求められています。

クラウドPBXは利用契約のみでサービスを受けられる一方、セキュリティ対策面についてはベンダーに頼らざるを得ません。自社や業界で求められる安全基準を満たした環境を構築する必要のある企業や業界では、クラウドPBXの普及が広まった現在においてもオンプレ型PBXが採用される傾向にあります。

外部システムとの連係が容易

オンプレ型PBXでは自社のネットワーク内に関連設備や機器を設置し、通信環境も自社で構築するため、業務で利用する他のシステムとの連係も比較的容易に行えます。顧客管理システム(CRM)など他業務システムとのデータ入出力を行う場合、システムの仕様変更がしづらいクラウドPBXよりもオンプレのほうが適しています。
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クラウド型PBXのメリット・特長

オンプレミス型PBXに代替するサービスとして多くの企業での導入が進められているクラウドPBXの主な特徴・メリットについて解説します。

初期費用が安い

クラウド型PBXは事業者が用意した電話環境をサービスとして利用するため、PBXや関連設備を用意する必要がなく、数万円程度の低コストで利用開始できます。

月額費用は利用機能やユーザー数に応じて決定するので、文字とおり「使う分だけ支払う」ことができる点もメリットです。事業の採算が取りやすく、また使うかどうかわからない設備に余計な投資をすることも防げます。

クラウドPBXの導入・運用にかかるコストについてはこちらの記事で詳しく解説しています。ぜひあわせてご参考ください。

導入期間が短い

導入期間が短く、必要な時にスムーズに利用開始できるのもクラウドPBXならではのポイントです。

一般的にオンプレ型PBXでは要件定義、設計、構築、テスト、リリースといったプロセスを経る必要があるため、数ヶ月の期間がかかります。一方クラウドPBXはベンダーからのヒアリングや現地調査、契約、設定などでかかる期間は1週間~1ヶ月程度です。

利用機能やユーザー数はWebブラウザの管理画面から変更できるので、事業の状況に合わせて柔軟に対応可能です。例えばレンタルオフィスで臨時のコールセンターを開設する場合や、事業拡大にあわせて社員を大量に採用した場合も、スムーズに各社員に内線番号を付与できます。

場所を問わず使える

PBXがクラウド上にあるので、インターネットさえあればどこにいても内線・外線などの電話機能を利用できます。

例えば会社にかかってきた電話を外出中の社員に転送したり、他の拠点の社員と外出先から内線通話したり、海外出張中にホテルのWiFiを使って本部と連絡を取ったりといった使い方があります。

場所を問わないコミュニケーションの実現は、テレワーク(在宅勤務)の促進にも有効です。地震などの災害や、出産や介護などが理由で出勤が困難な場合でも、自宅などからインターネットを通じてオフィスにいる時と同じように電話業務が可能です。

こちらの記事では、弊社トラムシステムでのクラウドPBXを活用したテレワークの事例を紹介しています。ぜひあわせてご参考ください。

オンプレミス型・クラウド型PBXの比較表

現在も多くの企業で運用されている従来型のオンプレミス型PBX(ビジネスフォン)と、オンプレミス型PBXの課題やデメリットを解消する新しいサービスとして普及が広がっているクラウドPBX。

最後にそれぞれのメリット・デメリットを以下の表でまとめました。

オンプレミス型・クラウド型PBXの比較表

オンプレ型がおすすめの企業

オンプレ型を選択する企業の多くがセキュリティを重要視しており、特に金融業界はFISCと呼ばれる安全対策基準を満たすシステムの利用が義務付けられています。

クラウド型の標準機能では高いセキュリティレベルを実現できないことがあり、拡張性にも限界があるためすべての項目を満たせないことがあります。クラウドサービスである以上細かい仕様を公開できないなどの制約もあって、高いセキュリティレベルを希望する業界・企業では結果的にオンプレ型を採用する傾向にあるようです。

一方で最近はクラウド型PBXのセキュリティ標準も高まってきているため、今後はクラウド型を選択する金融業界の企業も増えてくると考えられます。

クラウド型がおすすめの企業

セキュリティ基準が標準であり、少ないコストで柔軟な通信環境を構築したい企業ではクラウドPBXの利用が適しています。

例えば放送業界では各番組の担当者が全国を訪問して情報収集を行い、社内の関係者に情報を伝達しながらコンテンツの制作を行います。こういった情報のやり取りには、担当者の手持ちのスマートフォンを内線化できるクラウドPBXがコスト削減の面においてもおすすめです。

企業だけでなく自治体などでも導入が進んでいます。災害時、自社ネットワーク内にPBXを構築すると管轄する全ての地域で通信手段が遮断されてしまうため、BCP対策の一環としてクラウド型PBXを導入しているケースもあります。

サービス業界ではクラウド型PBXを活用した在宅勤務での問い合わせ対応や、スマホの内線化によるコスト削減などの事例もあります。

様々な業界でのクラウドPBXの導入メリットについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

まとめ

クラウド型PBXはコストや期間などの導入の手軽さ、高い拡張性などオンプレミス型のPBXのデメリットを解消したメリットが数多くあります。一方オンプレミス型には自社の要件にあわせた柔軟なシステム構築や高いセキュリティなどが特長です。

まずは自社に必要な電話設備の要件を整理し、クラウド型PBXとオンプレミス型のどちらの適しているのかを検討しましょう。

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WRITER

トラムシステム(株)メディア編集担当 鈴木 康人

広告代理店にて、雑誌の編集、広告の営業、TV番組の制作、イベントの企画/運営と多岐に携わり、2017年よりトラムシステムに加わる。現在は、通信/音声は一からとなるが、だからこそ「よくわからない」の気持ちを理解して記事執筆を行う。


UNIVOICEが東京MXの「ええじゃないか」という番組に取り上げられました。

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