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岩通のおすすめ新品・中古ビジネスフォン丨ビジネスフォン図鑑|トラムシステム

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岩通ビジネスフォンの特長

岩通ビジネスフォンの特長は、高い技術力による優れた機能性・操作性です。電話機はコードレスなど豊富なラインナップとなっており、企業にあわせた電話機を選択することが可能です。通話録音、留守番電話機能を始めとした多彩な機能により様々なニーズをカバーしています。

こんな人におすすめ

高い技術持つを持つ岩通ブランドのビジネスフォンは、中・大規模企業向け、小規模企業向けの各規模に対応した幅広いラインナップを揃えているため、様々な企業にマッチングします。

・中・大規模オフィス向け
『SAVAJU(サバージュ)』(~2002年)
『Acteto(アクテット)Ⅱ』(2002年~2008年)
『TELMAGE(テレマージュ)』(2008年~2011年)
『LEVANCIO(レバンシオ)』(2011年~)
『Frespec(フレスペック)』(2018年~)

・小規模オフィス向け
『SOABLE(ソアブル)』(~2002年)
『TELEMORE(テレモア)』(2002年~2006年)
『PRECOT(プレコット)』(2006年~2008年)
『PRECOT-NEXT(プレコット ネクスト)』(2008年~2013年)
『LEVANCIO-S(レバンシオ エス)』(2013年~)

各メーカーの特長についてはこちらの記事で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

おすすめ岩通ビジネスフォン(新品)

LEVANCIO

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『LEVANCIO(レバンシオ)』はビジネスフォン業界でひかり電話への対応をいち早く果たした電話機として、多くの企業で導入されている中/大規模事業所向けビジネスフォンシステムです。

ひかり電話によって、通話コストを大きく削減できます。業務効率化を推進してくれる機能として、留守番電話、外線への自動転送、迷惑電話防止スマートフォンを内線端末として利用できます。電話機はIP・多機能電話、SIP電話、デジタルコードレス単独電話機など、オフィスにあわせた機種を選ぶことができます。

LEVANCIO-S

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『LEVANCIO-S(レバンシオ エス)』は、伝言の手間の軽減やお客様対応の迅速化、コスト削減やセキュリティ強化など、オフィスの悩みを一手に解決する小規模事業所向けのビジネスホンシステムです。

アダプタなどを装着せずひかり電話を使え、さらに設置工事が簡単であることが魅力です。従来の機種よりも録音や転送の機能が大幅にパワーアップしており、小規模オフィスであっても便利に使える防犯機能を搭載しています。Webカメラ、各種センサーと接続することで、警備システムを構築できます。通話に便利なコードレス電話機もラインナップされており、卓上型デジタルコードレスなら配置換えも簡単です。

Frespec

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LEVANCIO(レバンシオ)の後継機種であり、「生産性向上をサポートするコミュニケーションツール」をコンセプトとして、オフィスにおけるコードレス・フリーアドレス・フリーコンビネーション・フリースタイルの4つ「自由(フリー)」を実現する今の時代の働き方にマッチしたビジネスフォンシステムです。

多彩な機能と幅広い拡張性を持ちながら小型化・軽量化されたデザインは、サテライトオフィスやSOHOなど新しい働き方にマッチしています。また、多機能電話機、IP多機能電話機、コードレスなど豊富な端末をラインナップしています。

おすすめ岩通ビジネスフォン(中古)

PRECOT-NEXT

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通信費のコストダウン、時間の有効活用、リスク回避などオフィスでの課題を解決する「電話」という枠を超えて企業を支えるIP電話システムです。ひかり電話対応で通信費の削減、充実の機能・コードレス端末による業務効率化、安心のセキュリティ対策などを実現します。また、使いやすデザインや多様な設定など高い操作性も魅力の機器です。

ビジネスフォンメーカーの岩通とは

岩崎通信機株式会社は会社内で利用される情報通信機器をはじめ、無線認証システム、コンタクトセンタシステム、電気・電子計測機器、LED照明調光システム、印刷関連機器等、主にビジネスシーンで使われる機器やサービスを提供する電機メーカー。略称は岩通(IWATSU)。

関連会社として、岩通マニュファクチャリング(株)、岩通ビジネスサービス(株)、岩通ソフトシステム(株)、岩通マレーシア(株)他、計6社あります。社名が同じ「岩崎」であり、同業種の東証1部上場企業岩崎電気は、創業者が兄弟の関係ですが資本関係はありません。電電ファミリーの一角として、NTTグループに電話機器を納入しています。岩通の製品・サービスは様々な場面で利用されており、ビジネスマンにとって必要不可欠なモノといえるでしょう。

岩通創業の歴史

創業者である岩崎清一は1895年に島根県で誕生しました。小学校高等科卒業後、単身上京し働きながら夜間中学に通い、苦労しながらも懸命に勉強していました。兵役を終え、北海道で事業家として活動を始めます。1933年に東京へ進出するまで、岩崎は鉱山、鉄道など幅広くの事業を手掛けました。そこで、着目したのが電力会社、鉱山、警察、鉄道等で利用できる電話機の開発です。現場で使う電話は、他のケーブルに電流が流れて人に危害を与えたり、通信障害を引き起こしたり、劣化の激しいケーブルであったりしたので、通話が困難になることが多かったようです。

そこで障害を取りのぞける、誘導除去強力電話機の開発と軍用秘密電話の開発を行いました。岩崎が軍隊時代の上官を訪問したとき、偶然にも陸軍が切望しているのは通信兵器としての秘密電話との話を聞き、開発に意欲をもちます。さっそく技術者達と研究を始め、半年後には早稲田大学電気工学科でテレビジョン研究開発に携わっていた早川幸吉の協力により、誘導除去強力と秘話装置の電話機が完成。

1938年の国家総動員法により、軍からの秘密電話の発注が本格化します。また、誘導除去強力電話機も、軍と民間企業で大量発注されました。1938年に個人企業から株式会社に組織を改め、渋谷区代々木上原に資本金30万円、社員約50名で岩崎通信機株式会社を設立しました。

戦争の時代

1941年、太平洋戦争が開戦され、陸軍よりレーダーの研究を日立製作所、日本電気と共に命令されます。すでにある工場の生産は一杯だったため、軍部の後押しにより本格的な大工場を久我山に建設します。岩崎は、会社の発展に尽力していただけではなく、技術者の育成にも力を入れます。社員たちを会社敷地内の寮に住まわせ、就業後は社員向けに開校した学校で勉強させました。1944年には、一般の若者に向けた学園を開校。これが、のちの國學院大學久我山中学校・高等学校になります。

戦後の復興とビジネスフォンの誕生

戦争の時代には軍需工場として、急成長をとげましたが、終戦後は需要がなくなり経営が圧迫。経営状態を立て直すため、電話以外にもラジオ製造、織機製造など、何でも引き受けるようにしていましたが経営状態は悪化。そこで岩崎と役員が退任し、再建を目指すための新体制となります。

しかし、戦後の日本経済は恐慌状態でした。経営の立て直しのため、リストラと資産の売却も行いました。工場の一部と、戦争中に工場の診療所として経営してきた久我山病院を売却。このときに、岩崎の創設した学園は国学院大学に売却しています。会社は岩崎の社長時代に示された軍需産業から平和産業への転換方針に基づいて、電話機の研究開発と量産体制の確立に取組み続けていました。

岩崎は、戦争の荒廃によって通信機器や電話機に無限の需要がある見通しを立てていました。1950年に、行政は日本の復興のため、電話を架設に必要とされる5万台という前例のない発注を行います。このときに、岩通の電話の研究開発は実を結び、全発注量の半分以上の電話機を納品します。さらには、新型の電話機の発注も受け、大変な経営状態のなかでも電話機を量産できる工場への投資を行っていきました。通信機業界で初めて、電話機生産にベルトコンベアのシステムを導入しています。1952年には業績も上昇し、翌年には株式を公開。

高度経済成長期が始まり、神武景気の好景気によって、通信業界は電電公社に支えられながら好調で、岩崎も増収増益していきます。1957年には東京証券取引所第1部に上場。1959年には日本初であるボタン電話装置のビジネスフォンを実用化して、電電公社へ納品します。これは、電話交換手を必要としない画期的なビジネスフォンでした。

現代までの研究開発

岩通は電話機だけでなく、他の事業にも展開しています。日本にいるアメリカ軍はレーダーの修理にオシロスコープ(電流を視覚的に確認できる測定器)を用いていました。その情報を聞きつけたため、研究開発によって、1954年に日本初のオシロスコープの開発、製品化に成功しました。オシロスコープは現在でも岩通の主要な事業の1つとなっています。

さらに、1957年から新しく電子製版機(印刷原稿を製版する技術)の開発を進め、事業化しています。これは後に、超小型のラベル印刷機(製造年月日シールなどを印刷する機械)開発の原型となっていくのです。オシロスコープ、電子製版機、電話機は3本柱として今でも岩通の事業を支えています。

ビジネスフォンの分野では、コードレス化、IP化やクラウド型コールセンターシステムの開発で成果を上げています。他にも、ラベル印刷機、無線認証システム、太陽光発電、電気自動車を製造するための測定機なども開発しているのです。以上のように岩通ブランドの技術力は素晴らしいものであると言ってもいいでしょう。


WRITER

トラムシステム(株)メディア編集担当 鈴木 康人

広告代理店にて、雑誌の編集、広告の営業、TV番組の制作、イベントの企画/運営と多岐に携わり、2017年よりトラムシステムに加わる。現在は、通信/音声は一からとなるが、だからこそ「よくわからない」の気持ちを理解して記事執筆を行う。


UNIVOICEが東京MXの「ええじゃないか」という番組に取り上げられました。

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