いらなくなったビジネスホンはどうすればいいの?|処分方法をお教えします|トラムシステム
入れ替え・移転時など、いらなくなった中古のビジネスフォンの処分はどうすればいいのか。トラムシステムが費用を含めて解説します。
目次
ビジネスフォン入れ替え工事の流れ
まずはビジネスフォンの入れ替え工事について整理しましょう。
ビジネスフォン入れ替えについて
ビジネスフォンは法定耐用年数が5~6年であることに対して、実際には10年程度使うことができる、壊れづらい事務機器です。
ビジネスフォンを入れ替えるタイミングとしては、リース期間の満了や故障などのタイミングの他に、会社や事務所の移転、パソコンなどの他のOA機器の新規購入のタイミングに合わせてビジネスフォンも新しいものに買い換える、というケースがあります。
ビジネスフォン入れ替え時の選択肢としては、
・新品のビジネスフォンを購入する
・中古のビジネスフォンを購入する
・リースをする
といったものがありますが、最新機種へのこだわりがなく基本的な機能(発信、着信、転送など)が利用できればよい、という場合は中古ビジネスフォンを購入することで導入コストを抑えることできるためおすすめです。
ビジネスフォン入れ替え工事の流れ
ビジネスフォンの入れ替え工事は、一般的に以下のような流れで行われます。
1.見積もり
オフィスの広さ、設置する機器、台数などを業者に説明し、見積もりを出してもらいます。金額の適正を測るためにも必ず複数の業者に見積を依頼するようにしましょう。
また、以下の点を事前に確認しておくことで業者との打ち合わせをスムーズに進めることが出来るでしょう。
ー現在利用しているビジネスフォンのメーカーと機種名
ー現在の電話回線の種類
ー現在使っている電話機の数
2.打ち合わせ・現地調査
見積書の時点では詳しい状況・条件が加味されていないため、この段階で具体的なプランや費用などを確認します。
3.契約
内容に合意ができたら契約を行います。
4.工事
業者と取り決めた日付に工事を行い、動作確認を行って完了です。(工事にかかる時間についてはこの後で説明しています)
ビジネスフォン入れ替え工事のポイント
ビジネスフォンの入れ替え工事の際、新たに設置するビジネスフォンの機種や価格も重要な検討事項ですが、それらに合わせて現在利用している電話回線の契約を見直すことも重要なポイントです。
ビジネスフォン業者は顧客獲得ため様々な割引を用意しており、例えばビジネスフォン業者を通して電話回線の契約を行うことで本体価格や工事価格を割引してくれるケースもあります。
また、多くの電話機を設置している場合や複数拠点でビジネスフォンを利用している場合は、電話回線の契約プランを見直すことで大幅なコスト削減に繋げられることもあります。
トラムシステムでは、高い通信費にお困りのお客様のために、秒単位で通話料を設定することで無駄のない発信着信業務をご提案するTramLine/Tram0120などの回線サービスをご提供しております。
固定電話で月10万円のコストがかかっている場合、導入によって月額約61,8275円(マイナス38,125円 / 月)になるケースもございます。詳細につきましては、お気軽にお問い合わせください。
ビジネスフォン入れ替え工事にかかる時間
ビジネスフォンの入れ替え工事にかかる時間は設置台数やオフィスの状況によって異なりますが、目安としては3台の電話機の取り付けに約2時間、20台の電話機であると工事は終日行われます。
しかしながら、工事の時間中は電話が全く使えない、というわけではなく、実際に電話が止まる時間は切り替え作業を行う間の15分程度です。
そのため、多くの場合は午前中に配線作業を行い、昼休みの時間帯に電話を止めて切り替え作業を行います。昼間に電話が繋がらなくなると業務に支障が出るコールセンターなどでは、土日祝や夜間(18時以降)に工事を依頼することが多いですが、その場合は追加料金がかかることが一般的です。
入れ替え工事実施後の古いビジネスフォンの取扱
入れ替え工事後に残る古いビジネスフォンはどのようにすれば良いでしょうか。
購入品の場合、廃棄または下取りという選択肢があります。新品購入の場合は下取りをしてもらえる可能性が高いため、下取り業者の査定をまずは行ってみましょう。
リース品の場合、リース会社に返却するケースが一般的ですが、借り主が廃棄するケースもあるため契約書の内容を確認しましょう。
なお、故障や不要になったリースのビジネスフォンは、勝手に廃棄するのではなくまずリース会社に連絡した上でリース会社の指示に従って機器を返却・廃棄します。
ビジネスフォンを廃棄するには
ビジネスフォンの廃棄方法
中古のビジネスフォンや壊れて利用不可になったものは廃棄することになります。
ビジネスフォンは産業廃棄物という扱いになるため、所定の手続きを行い廃棄する必要があります。
具体的には以下の2通りがあります。
方法1.各自治体に設置されている産業廃棄物課に問い合わせし、その指示に従って廃棄する
方法2.産業廃棄物処理事業者に直接問い合わせをし、その指示に従って廃棄を行う
方法2に関連する注意点として、産業廃棄物の処理業者は自治体の認定を受けている業者であることを必ず確認するようにしましょう。一部の業者は無許可で事業を行っている場合があり、それらの業者に廃棄を委託した場合、罰金などが課される可能性があります。
リース会社との契約によってリース品を廃棄する場合は、廃棄した際に産廃業者から発行される廃棄証明書を送付する必要があります。
ビジネスフォンの廃棄には当然費用がかかりますが、新たにビジネスフォンのリース契約や新品・中古購入をする場合は新しく契約する業者に一度相談してみることも方法の一つです。
多くのリース・販売業者は入れ替え工事時の古いビジネスフォンの撤去作業を請け負っています。この場合、古いビジネスフォンを業者に引き渡すかわりにその代金をビジネスフォン購入や工事費用と相殺することが出来るため、費用をかけることなく廃棄が出来る上に新しいビジネスフォンの導入コストも削減できます。
ビジネスフォンを下取りする場合
入れ替えによって不要になったビジネスフォンは、新しい機器や高価な商品であれば買取が可能であることが多いです。
ビジネスフォンの下取り業者は数多くありますが、特に独自の販売経路を築いている会社や中古ビジネスフォン販売会社として人気の会社(=売れている会社)は他社と比べて高価買取をしてくれる傾向があります。
型番で簡単に下取り査定ができる業者や、写真や電話で査定を行ってくれる業者もあるため、いくつかに査定を依頼してみましょう。
なお、下取り時の査定ポイントとしては、
1.ビジネスホンが正常に作動するか否か
2.ビジネスホンのメーカー・機種
3.破損や汚れの状態
があります。
買取価格の例として、日立のET-36iE-SD(B) 2(新品定価 44,000円[税別])が11台で110,000円、NECのAPEX3600i(主装置)が10,000円で買取されています。
ビジネスフォンの中古販売価格
中古販売業者などによって下取りされたビジネスフォンは、クリーニング(場合によっては分解清掃)や動作確認が行われた後、中古ビジネスフォンとして販売されます。
中古ビジネスフォンは最新機器よりも細かい設定などはできないですが、電話としての基本機能は十分に備わっています。
販売価格の例としては、NTTのαNX Plus(2008年発売)が1台6,000円~、SAXAのAgrea HM700Ⅱ(2008年発売)が1台7,500円~です。新品の最新機種の場合、300,000円(3台セット)程度の費用がかかることを考えると、中古ビジネスフォンは値段的に大変魅力的です。
まとめ
ビジネスフォンの入れ替え工事は、オフィスの通信設備や電話回線の契約などを見直す良いタイミングとも言えます。
見直しによって大幅なコストダウンに繋げられることもあるため、複数の業者に見積を依頼するなど慎重に検討するようにしましょう。
WRITER
トラムシステム(株)メディア編集担当 鈴木 康人
広告代理店にて、雑誌の編集、広告の営業、TV番組の制作、イベントの企画/運営と多岐に携わり、2017年よりトラムシステムに加わる。現在は、通信/音声は一からとなるが、だからこそ「よくわからない」の気持ちを理解して記事執筆を行う。