0120フリーダイヤルの料金を比較！携帯で発着信できるクラウドPBXも紹介｜トラムシステム
「0120」から始まる電話番号（フリーダイヤル）の料金体系は提供するキャリアによって細かな違いがあります。本記事ではフリーダイヤルの概要、携帯電話からでもフリーダイヤルが利用できるクラウドPBXについて詳しく解説します。
目次
フリーダイヤル（着信課金電話番号）とは
フリーダイヤル（着信課金電話番号）とは、通常発信者が支払う通話料金を着信者が負担するサービスです。
0120番号を利用したNTTの着信課金電話番号サービスの他に、KDDIの「フリーコール」やソフトバンクの「フリーコールS」などが存在します。日本ではNTTのサービスが着信課金電話番号を示す一般名称として定着しているため、本記事でも着信課金電話番号＝フリーダイヤルとして統一します。
フリーダイヤルは0120番号の他に0800番号も利用できますが、専用回線は存在しません。03番号や06番号といった一般的な電話番号の回線を間借りする形となります。そのため着信課金電話番号を導入しても元の03番号や06番号の利用が可能です。
企業がフリーダイヤルを使うメリット
フリーダイヤルには以下のメリットがあるため、法人での集客やリサーチ目的で利用されます。
・多くの着信が見込める
顧客が発信しても通話料が無料なため、大量の着信を獲得できます。特に通販会社では重宝されており、問い合わせ先の電話番号はほとんどフリーダイヤルです。
・かけやすい
フリーダイヤルは最初の番号以降が6桁となるため、通常の電話番号より桁数が少なくかけやすい番号を設定できます。
・信頼性が高い
フリーダイヤルは法人が利用する信頼性の高い電話番号というイメージがあるため、企業から顧客に発信する際も効果的です。表示された電話番号を見た顧客を安心させ、気軽な応答につなげられます。
フリーダイヤル（着信課金電話番号）の料金
各フリーダイヤル（着信課金電話番号）サービスの料金（2021年11月現在・税抜）を表にまとめると、以下のようになります。
0120番号取得ならクラウドPBXがおすすめな5つの理由
フリーダイヤル（着信課金電話番号）を新しく番号を取得するならクラウドPBXがおすすめです。
クラウドPBXとはベンダーがクラウド上に設置したPBX（電話交換機）をインターネットを通じて利用するサービスで、0120番号も利用できます。具体的なメリットを解説します。
携帯・スマホからも発着信できる
従来のフリーダイヤルは発着信ができるのは固定電話のみでしたが、インターネット回線を利用するクラウドPBXでは携帯やスマホからでも利用可能です。外出先でも顧客の着信に対応できるため、専門の事務社員やオペレーターを雇用するコストを抑えたい企業もフリーダイヤルを導入できます。
着信をスマホや他の固定電話に転送できる
一次受付の社員で対応が難しい場合、着信を他のスマホや固定電話に転送して他の担当者へ引き継ぐことが可能です。外出の多い担当者にも直接に繋がるため、フリーダイヤルを利用した顧客の満足度が向上し、折り返しの必要もなくなります。
通話料金が安い
クラウドPBXの通話料金は固定電話より安価となっており、通話料金を削減が期待できます。
【クラウドPBXの通話料金】
・固定電話からの着信：3分8円（相場は3分8.5円～）
・携帯電話からの着信：1分15.4円（相場は3分120円～）
外出中の社員や他拠点とは無料の内線通話で繋がるため、フリーダイヤルに関するやり取りが増えても安心です。
工事不要で導入期間が短い
クラウドPBXはインターネット環境のみで開設できるため、設置工事なしで導入できます。規模によっては数日で完了するため、急遽フリーダイヤル窓口が必要となるケースでも対応可能です。不要となった際の撤去も容易なため、期間限定の窓口を開設したい場合にも適しています。
テレワーク・在宅コールセンターにも対応できる
従来の顧客窓口はオフィスやコールセンターへの出勤が必須でしたが、クラウドPBXならテレワーク・在宅コールセンターへの切り替えも可能です。オペレーターはインターネット回線で接続された携帯端末やPCを用いて自宅から顧客対応ができます。ワークライフバランスの充実・残業代削減にも繋がり、より働きやすい環境を実現可能です。
クラウドPBXで0120番号を取得する方法
クラウドPBXで0120番号（着信課金電話番号）を取得する方法は2つ存在します。
方法①新規取得
クラウドPBXの導入と同時にフリーダイヤルを新規取得する手法です。
サービス提供者に全ての作業を委任できるため、煩雑な手続きや作業なしで0120番号を取得できます。スマホ、IP電話機、パソコンを端末として選択可能ですが、持ち運びが容易かつアプリをダウンロードするだけで導入が完了するスマホがおすすめです。
方法②既存の番号を継続利用
すでにフリーダイヤルを取得している場合は、固定電話の番号ポータビリティ（LNP）を利用し、クラウドPBXに引き継ぐこともできます。
電話番号の変更は企業に大きな影響を与えるため継続利用するのがおすすめです。ただし、サービスによっては対応不可能な場合もあるため、サービス提供者に可能かどうか確認しておきましょう。
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まとめ
長らく固定電話が中心だったフリーダイヤルですが、クラウドPBXの登場により、携帯・スマホでの運用が可能となりました。「0120番号は欲しいが費用や人員の確保が不安…」と悩んでいた企業でも気軽に使えるようになっています。この記事を参考に電話システムの刷新も含めて検討してみましょう。
WRITER
トラムシステム（株）メディア編集担当 鈴木康人
広告代理店にて、雑誌の編集、広告の営業、TV番組の制作、イベントの企画／運営と多岐に携わり、２０１７年よりトラムシステムに加わる。現在は、通信／音声は一からとなるが、だからこそ「よくわからない」の気持ちを理解して記事執筆を行う。
UNIVOICEが東京MXの「ええじゃないか」という番組に取り上げられました。
