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ビジネス用ヘッドセットの選び方丨選び方とおすすめを紹介|トラムシステム

長時間電話をする現場では、ヘッドセットを使って業務を行うことが一般的です。一言にヘッドセットと言っても有線タイプと無線タイプ、片耳タイプと両耳タイプ、ノイズキャンセリング機能と豊富なラインナップが提供されています。この記事ではヘッドセットの基本から正しいヘッドセットの選び方、おすすめヘッドセットの紹介を行います。

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ヘッドセットのタイプ

ヘッドセットはタイプごとに

・ワイヤレスタイプ
・ミニプラグタイプ
・USBタイプ

に分類されます。まずはそれぞれのタイプについて詳しく解説していきます。

ワイヤレス

ワイヤレス(無線)タイプは、Bluetoothと呼ばれる近距離利用で利用される無線技術が使われているヘッドセットであり、従来の有線ではなくコードレスで利用ができるのが特徴です。コードレスタイプとなるため、業務をする際に有線コードが邪魔でストレスがたまることもなく、快適に通話が行えます。

最近は無線技術の向上により有線タイプと比べても遜色ないほど音質もクリアになってきており、電波の届く範囲内(数m〜数十m)であればどこでも利用ができることから、幅広い業務で利用されています。

ミニプラグ

ミニプラグタイプは、これまでよく使われていたもので、電話機などのマイクポートにイヤホンのプラグを差し込むことで利用するヘッドセットです。直接マイクポートに差し込んで通話を行うため、無線方式と比べると音声品質は良くなります。

ただし、マイクポートがすべての装置に搭載されているわけではなく、ミニプラグに対応していないパソコンもあるため注意が必要です。

USB

USBタイプは、ビジネス現場で最も利用されているヘッドセットであり、パソコンなどに搭載されているUSBポートにヘッドセットのUSBを差し込むことで利用できます。

USBを利用するということもあり、パソコンとの相性がよく、コールセンターのようなパソコンを使って顧客情報を調べたり、記録する業務ではよく使われています。また、このタイプのヘッドセットはデザインや価格帯など幅広く様々な商品が展開されており、自社カラーにあったヘッドセットを手に入れやすくなります。

トラムシステム株式会社
トラムシステム株式会社では高い技術力で全メーカーの商品を取扱っています。ご予算・ご要望に応じて、新品から中古品、特殊機能を備えた機種まで御社に最適なビジネスフォン・電話交換機をご提案します。

ヘッドセットの選び方

次に、ヘッドセットの正しい選び方を見ていきましょう。

1.ヘッドセットコードを選ぶ

まず、ヘッドセットコードを選びましょう。ヘッドセットコードは、以下の3つのタイプに分類されます。

・モジューラータイプ
固定電話機で使用されることが多いのがモジューラ−タイプです。固定電話機本体にヘッドセットと接続されているモジューラーを差し込むことで利用できます。

・2.5mmピンタイプ
モジューラータイプと同じく、2.5mmピンタイプも固定電話機で使用されるのが2.5mmピンタイプです。一般家庭でも利用されているタイプのヘッドセットタイプであり、固定電話機にモジューラーを差し込むことができない場合、代わりに2.55mmピンを差し込む穴が設置されています。

・USBタイプ
主にパソコンに差し込むことを想定して作られているのがUSBタイプです。USBタイプはパソコンでよく使用される規格ということもあり、通常ほとんどのパソコンで利用ができることから汎用性が高いヘッドセットコードです。

・無線タイプ
Bluetoothと呼ばれる無線規格を使って接続ができるのが無線タイプです。無線(ワイヤレス)を利用することから有線コードのようなコード自体のストレスを感じることもなく利用ができ、また電話機から数m〜数十m離れたところでも通話が可能です。

固定電話機の中には、予めヘッドセットの利用を想定したヘッドセット専用のポートやヘッドセット用のボタンを搭載している機種もあります。また、固定電話機の機能としてヘッドセットにボタンを割り当てるといったこともできる機種もあり、ヘッドセットボタンに対応していれば受話器を使わないで通話ができるため効率的に業務遂行が可能となります。

2.ヘッド部分の形を選ぶ

ヘッドセットコードを選択したら、次はヘッド部分の形式を選択します。

・片耳タイプ or 両耳タイプ
ヘッドセットのヘッド部は片耳タイプと両耳タイプがあります。片耳タイプは音声が片方のみから聞こえるため、周囲の音にも注意を話しながら通話ができ、例えば近くにいる同僚や上司のアドバイスに耳を傾けながら話をすることが可能です。

両耳タイプは、両側に耳あてが備わっているタイプで両耳がしっかりと覆われていることから、周囲の音に気を使わないで音声のみに集中することが可能です。顧客との通話のみに集中する必要がある業務のような集中力が求められる業務で利用されます。

・ヘッドバンド
ヘッドバンドはヘッドセットと頭部を固定するためのもので、利用者の装着感に大きな影響があることから各社様々な素材、工夫をしています。例えば、頭の大きさによって自動的に収縮するもの、見た目がスタイリッシュなもの、耳への圧迫感が少ないものなど、たくさんのバリエーションがあります。

ポイントとしては長時間通話をすることを想定し、途中で耳が痛くならないよう締め付けすぎないものを選ぶのが良いでしょう。

・マイクブーム
マイクブームは、ヘッドセットのヘッド部からマイク部分を支えるものです。

直線タイプ、曲線タイプ、変形タイプなど各社多彩な形状の商品を提供しており、変形タイプの中には形状記憶することで利用者にあったものを提供するものまであります。口から離れていると音声を拾いにくいことから、口元により近づけられる変形タイプが使い勝手が良いでしょう。

3.性能を選ぶ

ヘッドセットの形を決めた後はヘッドセットに求める性能を検討しましょう。

・ノイズキャンセリング機能
ノイズキャンセリング機能とは、周囲の騒音に対して同様の音を生成してぶつけることで騒音を小さくする機能です。ノイズキャンセリング機能を使用することで比較的ノイズが混じりやすいオフィス内での通話であっても顧客の声がクリアに聞こえることから、あると便利な機能と言えるでしょう。

・指向性マイク
指向性マイクでは、予め決めた一定の角度で音声を拾うことができるため、例えばオペレーターの声を鮮明に拾うことができ、オフィス内のノイズを顧客に届きにくくすることができます。

特にコールセンターのような環境では、多くの電話が常にかかっているため、様々な雑音が発生しています。顧客へ不快な印象を与えないためにもできるだけオペレーターの声だけを伝えられるようにする必要があり、指向性マイクはそういった要望を満たせる機能の一つと言えるでしょう。

4.アンプを選ぶ

より使い勝手が良い環境を整えたい場合には、アンプの導入も検討しましょう。アンプとは、アンプリファイア(Amplifier)の略称であり、音声を増幅するための装置です。

アンプを使用することで音声を細かく調整して相手に伝えられるため、例えばオペレーターの声のボリュームが小さくても相手側にクリアに伝えることができるようになります。絶対に必要な機能というわけではありませんが、音量のコントロールができるため、よりよい顧客体験を提供したい場合には検討候補として考えておくべきでしょう。

おすすめヘッドセット

それでは、おすすめのヘッドセットを紹介していきます。

・Jabra BIZ 2300 Mono(ジャブラ)
コールセンターで使用される頻度が高いヘッドセットであり、特徴としては片耳タイプ、軽い、ノイズキャンセリング機能が搭載されています。ジャブラが提供するヘッドセットはコールセンターで利用されることが多く、コールセンターで必要とされる機能を厳選して搭載されています。

片耳タイプなので周囲の音声(上司や先輩オペレーターとの会話など)を拾いながら顧客対応ができるため、コールセンターのような長時間会話をしながら社内で会話する必要があるシーンに特におすすめです。

・M70 Black-White M70-BW(プラントロニクス)
片耳タイプのヘッドセットであり、軽量と電池の持ちが長いのが特徴のヘッドセットです。片耳タイプなので外の音を拾いながら利用ができることから、例えば車を運転中する際に外からの音声も聞きながら会話をしたい場合に重宝されます。

電池の持ちも長いことから、オフィス利用だけではなくゲームなど長時間利用することが想定されるシーンがある場合におすすめです。

・MDR-AS600BT(ソニー)
両耳タイプのカナル型ヘッドセットです。こちらはどちらかといえば、スポーツ向けのワイヤレスイヤホンであり、激しい動きが伴うようなシーンで利用されます。

例えば、商品を配達する配達員、引越し業者の担当者など、激しい動きが求められる場合に使うことを想定されており、カナル型になっているため外れにくく、軽量ということで負荷が少ないのが特徴です。また、スポーツ対応ということで汗にも強いため、汚れやすい環境にも適しています。

・HS-VRNB01WH(エレコム)
ネックバンド型のヘッドセットであり、特徴としては各種VR機器に対応しているところです。オフィスでVR機器を使うシーンは限られていますが、例えばゲームセンターやVRを使ったイベントでの利用が想定され、そういったVR機器を利用することが想定される場合にはこちらの商品がおすすめです。

・MM-HSUSB16W(サンワサプライ)
ネックバンド型のヘッドセットであり、USBコードになっています。作りとしてはすごくシンプルに仕上がっており、長時間利用を想定してかなり軽量化がされています。またコードにはスイッチが付属されており、マイクのボリューム調整やミュートなど、便利な機能が搭載されているため、細かい音声調整が求められるシーンでおすすめです。

・SH 330(ゼンハイザー)
音質や耐久性、安全性のバランスが取れたスタンダードな片耳タイプのヘッドセットです。堅牢な設計によりコールセンターなど専門的な業務で利用されることを想定された業務用ヘッドセットです。無線タイプとなっているため、コードによるストレスがなく、座席に座らなくても移動しながら対応ができるため、こういった移動が伴うシーンが多くある場合はこちらの製品がおすすめです。

まとめ

ヘッドセットは様々な用途に合わせてコードのタイプから、ヘッドセット自体の形状、また利用できる機能も複数あります。ヘッドセットをどういった業務で利用するのか改めて整理した上で必要とする機能を搭載したヘッドセットを選択していきましょう。


WRITER

トラムシステム(株)メディア編集担当 鈴木 康人

広告代理店にて、雑誌の編集、広告の営業、TV番組の制作、イベントの企画/運営と多岐に携わり、2017年よりトラムシステムに加わる。現在は、通信/音声は一からとなるが、だからこそ「よくわからない」の気持ちを理解して記事執筆を行う。


UNIVOICEが東京MXの「ええじゃないか」という番組に取り上げられました。

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