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2019.01.03

クラウドPBX基礎講座丨機能・コスト・市場動向を解説|トラムシステム

クラウド上に通信環境を構築し、インターネットを通じて利用するクラウドPBX。低コスト・小規模で導入が出来ることから現在導入が広がっています。この記事では、クラウドPBXの基礎知識として、機能やコスト、特徴などを詳しく紹介します。

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PBX(構内交換機)とは

PBXとは、元来社内設置型のハードウェアで、電話を各所へ交換するという役割を持っています。「Private Branch eXchanger(構内交換機)」のそれぞれの頭文字から、PBXという呼称が生まれました。PBXは、外線からかかってきた電話を内線につないだり、反対に内線電話を外線へ繋ぐ役割があります。

社外や社内からかけられた電話(外線)は、一旦PBXに送られ、目的の電話へ割り振られるという仕組みです。内線の場合は、一度PBXを経由して、各内線へつなげられます。

PBXが登場する以前は、内線同士であっても一度外線を経由する必要があり、外線料金が発生していました。PBXの開発により、外線を通さずに内線同士をつなげることができ、内線の通話料金が不要になったという経緯があります。

最初のPBXは固定電話型のものでしたが、技術の進化により、IP-PBXという交換機が登場します。これは、IP電話機によって外線や内線を中継するタイプの交換機です。従来型のものと違い、電話機の増設等が自由で、運用コストも削減できるという利点があります。

クラウドPBXとは

従来型のPBX、IP-PBXに続き開発されたクラウドPBXは、インターネットを通じて電話を繋ぎます。インターネット上のサーバーにシステムを構築し、利用者はそれをサービスとして利用する仕組みのため、自社にサーバーを用意せずに電話設備を整えることが出来ます。

クラウドPBXの機能

クラウドPBXは、従来のビジネスフォンで使えたような、内線通話やダイヤルイン、保留、転送といった一通りの機能が備わっています。加えて、インターネット環境さえあればどこからでも内線通話ができ、携帯電話やスマートフォンからの保留や転送も可能となりました。

契約する回線数の増減や設定変更などもブラウザ上から簡単に設定することが可能であるため、従来型のように、業者に依頼する必要はありません。

それ以外にも、顧客の問い合わせに自動音声で対応する機能や、担当部門ごとに着信を割り振ってくれる機能など、業務を支援する様々な機能が搭載されています。クラウドPBXの機能やメリット・デメリットについてはこちらの記事で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

クラウドPBXのコスト

インターネットを経由してクラウド上のサービスを利用するクラウドPBXは、コスト面においては従来のPBXよりもメリットがあります。具体的に解説していきます。

導入コスト

クラウドPBXの導入には、ハードウェアの設置や電話回線の工事が必要ありません。導入にかかるコストは、サーバーの初期設定費用や契約料が主となっており、1万円ほどが相場となっています。

加えて、クラウドPBXは社員が保有するスマートフォンを内線として利用することが出来るため、従業員用の端末を準備・設置する必要もありません。オフィスに設置する固定電話は機種によっては1台1~2万円ほどするため、このコストをカット出来ることになります。

一方、従来のレガシーPBX(電話回線使用のPBX)やIP-PBXの場合、導入には電話回線工事と設置工事の両方が必要になります。具体的には、IP-PBXの場合、社内の配線工事やIP-PBX・IP電話の搬入と設置、IP電話とIP-PBXの接続、データ設定などが行われます。

個別の費用で見ると、ケーブル1mあたりの配線費用が約500~700円ほどで、IP-PBXの設置が1台あたり15,000円ほど、IP-PBXの設置費用は1台あたり5,000~7,000円ほどとなっています。また、データ設定費用も1台につき2,000円ほどかかり、その他エンジニアの人件費(1人あたり1万円ほど)も必要になります。

運用コスト

クラウドPBXは、サービスの利用料を毎月ベンダーに支払う仕組みとなっています。内線の回線数かユーザー数によって基本料金が決まっており、1ユーザーあたり月々1,500~2,000円ほどが相場です。端末数が多い場合、1台につき1,000~3,000円ほどの基本料金が追加でかかることも多くなっています。

月額料金の他には、外線通話料、インターネット利用料、ブロバイダ料金などが発生します。一般回線、携帯電話、国際通話などによってそれぞれ料金は異なりますが、一般回線だと3分で大体8~10円ほどが相場です。

PBX市場の動向

世界規模で見ると、クラウドPBXの市場は拡大を続けています。グローバル市場では2015年に80億ドルを超え、2020年には130億ドルにまで成長するという予測データもあります。

一方、国内の市場においてはクラウドPBXのシェアは依然低い状況が続いています。2012年度の時点でのクラウドPBXの普及率はわずか3%程度であり、従来型PBXのシェアが大部分を占めています。

その背景には、コストカットを目的としてクラウドPBXに注目する企業が多い一方で、一定の年数が経過するとオンプレミス(従来のPBX)の方がコストとして低くなる点や、現時点で従来のPBXであっても十分運用が可能である点などがあります。また、PBX・ビジネスフォンの需要は主に耐用年数が関係する機器の交換(リプレース)であり、基本的に浮き沈みのない安定した市場であることも理由の一つです。市場シェアについてはこちらの記事で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

まとめ

クラウドPBXは社内でシステムを構築する必要がないため、従来のPBXより初期費用を格段に抑えることができます。その他、固定資産税や減価償却を考慮する必要がない、費用を全て経費として計上できるなど、様々なメリットがあります。これからPBXの導入を考えている方は、ぜひクラウドPBXを検討することをおすすめします。


WRITER

トラムシステム(株)メディア編集担当 鈴木 康人

広告代理店にて、雑誌の編集、広告の営業、TV番組の制作、イベントの企画/運営と多岐に携わり、2017年よりトラムシステムに加わる。現在は、通信/音声は一からとなるが、だからこそ「よくわからない」の気持ちを理解して記事執筆を行う。


UNIVOICEが東京MXの「ええじゃないか」という番組に取り上げられました。

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