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ビジネスフォンレンタルのメリット丨業者別料金比較|トラムシステム

ビジネスフォンを利用するための選択肢の一つに、レンタルがあります。購入やリースよりも気軽にオフィス機器を使えるレンタルは、短期間の利用に適しています。レンタルのメリットや利用シーン、価格相場などを解説します。

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ビジネスフォンをレンタルするメリット

利用期間を柔軟に設定できる

ビジネスフォンをビジネスシーンで利用する場合、以下のいずれかの方法を取ります。

・新品・中古ビジネスフォンの一括購入
・リース契約
・レンタル契約

この3つの選択肢のうち、一括購入のした場合、購入した機器は故障して使えなくなるか、不要になるまで使い続けることになります。一括購入は初期費用は他の2つよりもかかりますが、長期で利用する場合は結果的に費用を抑えることができます。

事業を開始して間もない時期など、初期費用を抑えて導入をしたい場合にはリース契約かレンタル契約をすることになりますが、この2つの大きな違いとして中途解約が可否があります。リース契約は基本的に3年~7年といった長期での利用を前提とした料金設定がされていることもあり、中途解約はできません。

一方で、レンタルの場合はリースよりも短い期間での利用を想定しており、契約期間途中で不要になった場合には途中解約ができます。繁忙期に一時的に受付窓口を増やしたい場合や、イベント事務所など仮オフィスの設置にレンタルは適している他、ビジネスフォンの使い勝手を少し試してみたい、という場合についてもレンタルはおすすめです。

利用料が毎月定額

一括購入の場合には、ビジネスフォンの周辺機器や装置、などを含めて初期費用としてたくさんの金額を支払う必要がありますが、レンタル契約の場合にはレンタル料のみを月額費用で支払います。

また、購入したオフィス機器は固定資産として減価償却などの経理処理が必要(購入品が10万円以上の場合)ですが、レンタル品はそれにあたらないため、管理コストも削減できます。レンタル料金は経費として計上することができます。

レンタルに適した利用シーン

短期間の利用に適しているビジネスフォンレンタルですが、具体的にどういった業界や利用用途でレンタルが選ばれているのでしょうか。

選挙事務所

選挙といえば、衆議院の解散総選挙や参議院の任期満了による選挙など、定期的に国民から代表者を選出する選挙がおこなれておりますが、任期満了後もしくは解散総選挙のような急遽開催される場合も含め、基本的には数年単位で継続する、継続しないが決まります。

そのため、リース契約のような数年(2年〜7年)のような長期契約前提かつ途中解約ができない契約形態では利用することが難しく、レンタル契約での短期利用と途中解約を想定した契約が好まれます。

モデルルーム(住宅展示場)

主に戸建(複数の戸建)、マンションの販売では、戸建やマンションの販売促進と購入希望者に対して実際の利用イメージを植え付けるためにモデルルームを設置することが一般的です。

戸建の数やマンションの規模、売れ行きによっても前後しますが、短くて3ヶ月〜1年、長くても2年程度利用した後はモデルルームを閉鎖して更地にする、もしくは別の用途で利用するといったことになります。

そのため、選挙事務所と同じく長期的な契約と途中解約しないことを前提としたリース契約は選択肢としてはなく、またビジネスフォンを購入するという選択肢もありえないことから、通常はレンタル契約の短期利用で電話対応ができる環境を構築していきます。

レンタル料金相場

それでは最後に、ビジネスフォンをレンタル契約した場合の費用感について把握しておきましょう。ここでは代表的な企業を例に機器購入代金、工事費などを比較していきます。

株式会社平和テクノシステム

平和テクノシステムからは小規模、中規模、大規模と3つのレンタルビジネスフォンのプランが提供されており、提示価格には設置、設定、撤去工事費が含まれています。

ここでは小規模プラン(プランA)を確認しておきましょう。

小規模プランでは、最大電話機台数15台、回線数6回線までを上限に提供されているプランであり、電話機の台数と契約期間で更に3つのコースが設定されており、電話機4台(ISDN回線1本込)を3ヶ月レンタルした場合、導入費用が初期費用20,000円、電話機取付費(12,000万円 x 4台)で6.8万円、月額費用が9,600円(800円 x 3ヶ月 x 4台)、撤去費用一式(電話機10台まで)となっており、通常価格は合計92,600円となります。

2019年1月時点では6ヶ月の月額費用無料キャンペーンを開催していますので、9,600円を引いた83,000円で利用ができます。

特筆すべき点としては、レンタル期間は3ヶ月以上、1年以上は割引対象、回線利用料は別途発生になります。また、アフターフォローがついていますが、どこまで無償かどうかは確認しておきましょう。

プロネス株式会社

プロネスからはレンタル電話機台数で金額設定がわかれていますが、詳しい金額は別途見積依頼をしないと確認ができませんが、モデルケースとして設定されているプラントしては、メーカーは日立、製品はintegral-Zで主装置1台、電話機3台で4,000円/月から利用可能です。

もちろん、他のメーカーの製品も利用はできますので、メーカーや製品指定がある場合は別途相談となります。

また、無償メンテナンスも付属しているようなので、問い合わせ時に合わせて確認しておく方が良いでしょう。

株式会社ベルテクノス

ベルテクノスのOFFICE110では、同時通話4人までのPLAN A、同時通話12人までのPLAN B、同時通話12人以上のPLAN Cのプランが提供されており、価格は各プランと工事費用の合計となっています。

例えば、一番人気のNTTのαGXで3ヶ月契約した場合のPLAN Aの月額費用は4,033円/月となっており、PLAN Bでは12,500円/月、113,167円/月となります。

レンタルする電話機の数が3台の場合の工事費用は、基本派遣費7,000円、主装置設置工事費7,000円、電話機接続工事費21,000円、データ設定費7,000円の合計40,000円となります。

自然故障の場合は無償対応となりますので留意しておきます。

このように提供している会社によって様々なプランが提供されており、また定期的に各種キャンペーンを実施しているため、同じ条件で比較ができるように注意しておきます。また、意外と工事費が高いことから検討対象プランに工事費が含まれているかどうか、アフターケアが充実しているかどうか、見落としがないようにチェックしておきましょう。

まとめ

好きな期間を設定して気軽に利用できるレンタルですが、短期で費用を回収するモデルであるレンタル契約は長期的な利用をすると割高になってしまう可能性があります。長期的に利用することが想定されるのであればリース契約、一括購入なども視野に入れて検討を進めていきましょう。


WRITER

トラムシステム(株)メディア編集担当 鈴木 康人

広告代理店にて、雑誌の編集、広告の営業、TV番組の制作、イベントの企画/運営と多岐に携わり、2017年よりトラムシステムに加わる。現在は、通信/音声は一からとなるが、だからこそ「よくわからない」の気持ちを理解して記事執筆を行う。


UNIVOICEが東京MXの「ええじゃないか」という番組に取り上げられました。

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