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PBXの歴史とクラウドPBXの特徴を解説|トラムシステム

電話交換機からアナログ交換機、デジタル交換機と次々と新しい交換機が発明されていき、最近ではクラウドPBXが普及し始めています。この記事ではPBXの歴史、そしてクラウドPBXの特徴をトラムシステムが解説します。

クラウドPBXとは

社内への内線電話、社外への外線電話の両方を一台の電話機で行うことができるビジネスフォンの利用には、回線を振り分け、内線・外線を繋ぐ役割として「交換機」と呼ばれるものが必要です。その交換機は、オフィスに設置する物理タイプのPBX、IP-PBX、そしてクラウド上にPBXを設置しインターネットを介してサービスを利用するクラウドPBXがあります。日本においては、物理タイプのPBXからの乗り換え時の手間などから、クラウドPBXの普及率はまだ高くありません。

しかしながら、世界のクラウドベース構内電話交換機 (PBX) 市場は、2017年~2021年のCAGR(複合年間成長率)で、15.54%の成長が見込まれており、日本でも今後普及していくと見られています。

PBXの歴史

電話が固定電話、携帯電話、スマートフォンと進化していったように、PBXも電話交換機>アナログ>デジタル>IP>クラウドと変化してきました。電話が発明された当時、電話回線は電話機ごとに1件ずつ繋がれた状態であり、電話をかけたい相手ごとに電話線を繋ぐ必要がありました。家族や友人などより多くの人に電話をかけたい人は、それだけの本数の電話線を繋ぐ必要があった、ということです。

次に、電話交換機が発明されます。電話交換機の登場により、今まで「1:1」で繋がれていた電話機同士が、交換機を介して「1:多」で繋がるようになります。当初の電話交換機は手動で操作が行われていました。具体的には、「電話交換手」と呼ばれる役割の人が手作業で電話線プラグを差し込むことで、電話が相手に繋がるようになっていました。この仕組みはその後発展し、1955年以降には市内局番、市外局番に関わらず電話交換機を介さずに通話が出来る状態になります。

1982年以降には、デジタル電話交換機が導入され、これによってこれまで音声をそのまま伝達していたアナログの仕組みからデジタルに変換して伝達されるようになります。2004年に導入されたIP電話では、電話は電話回線ではなくインターネット回線を利用して繋がるようになります。通信機器にかかるコストも削減され、より便利になると同時に、PBXの仕組みにもIPネットワークが導入され、IP-PBXとして普及していきました。そして、現在ではPBXは設置するような物理的な「機器」ではなくインターネットを介して利用する「サービス」として広まっています。

クラウドPBX導入のメリット

それまで「設置するもの」であったPBXが、サービスとして「利用するもの」になったことは、PBXの歴史上でも大きな変化であると言うことができます。ここからは、クラウドPBXを導入するメリットについて解説します。

導入時のメリット

上述してきた通り、クラウドPBXは物理的な機器ではないため、従来のPBXのように工事を行って設置する必要がありません。これにより、工事にかかる費用・期間を削減することができる点がクラウドPBXの大きなメリットです。なお、工事自体は不要ですがサービス利用時の登録料、固定電話回線費用の取得等で初期費用が必要になるケースがあります。

また、クラウドPBXは海外などに拠点がある場合であっても、インターネットを通じてサービスを利用することが出来ます。言い換えると、物理的な機器を設置することなく世界中どこであっても拠点間の通話を「内線」として利用できることになります。

運用時のメリット

物理的な機器ではないため、オフィスの移転やレイアウト変更による機器の移動や電話環境の再設定が必要ないこともメリットの一つです。会社規模の拡大や縮小によって回線を増減させたい場合であっても、設定変更をブラウザから行うだけで完了させることもできます。それ以外にも、固定回線や携帯・スマホの端末に関わらず内線設定している端末同士の通話料は無料である点、災害時などに破損する心配がない点もメリットです。

まとめ

経年劣化や外部的なダメージによって壊れる心配のないクラウドPBXは、地震などの災害が特に多い日本においては特に便利です。クラウドPBXの日本での普及率はまだ高くありませんが、今後さらに普及していくと見られています。


WRITER

トラムシステム(株)メディア編集担当 鈴木 康人

広告代理店にて、雑誌の編集、広告の営業、TV番組の制作、イベントの企画/運営と多岐に携わり、2017年よりトラムシステムに加わる。現在は、通信/音声は一からとなるが、だからこそ「よくわからない」の気持ちを理解して記事執筆を行う。


UNIVOICEが東京MXの「ええじゃないか」という番組に取り上げられました。

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