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2018.12.06

ナンバーディスプレイとは丨番号表示の仕組み・料金・利用方法を解説|トラムシステム

「会社の電話への着信があり、電話機のナンバーディスプレイで電話番号を確認する」ーー何気なく行なっている作業ですが、ナンバーディスプレイの仕組みや利用料金について、きちんと把握できていますか?

NTTが提供している有料サービスなので、ビジネスフォンの担当者や総務部の方は、仕組みや利用するメリットを理解する必要があります。この記事では、ナンバーディスプレイについて詳しく解説していきます。

ナンバーディスプレイとは

ナンバーディスプレイとは、固定電話で着信した相手の電話番号を表示する機能です。

NTT西日本、NTT東日本が提供しているサービスで、アナログ回線・ISDN・ひかり電話ともに有料オプションとなっています。

携帯電話やスマートフォンでは標準装備となっている電話番号表示機能が、固定電話で有料なのは理由があります。

1つは、最低限の発信・着信機能以外は全てオプションにして、基本プランの料金を抑えたいという通信事業者の戦略があります。もう1つは、固定電話はナンバーディスプレイ非対応の機種もあるので、最初から無料にすると不公平感が出るという事情からです。

ナンバーディスプレイの歴史

ナンバーディスプレイ機能の歴史は、1997年1月から始まります。

再編・民営化前だったNTTが、横浜・名古屋・福岡の3地域で「発信電話番号表示サービス」という名称でサービスを開始しました。その年の10月には「ナンバー・ディスプレイ」と改めて命名され、1998年から日本全国での運用を開始しています。

当初は、「電話番号を表示するだけで月額料金を取るサービスが成立するのか」と、懐疑的な声も多々見られました。しかし、着信してきた相手の電話番号がわかれば、間違い電話、セールス、いたずら電話が判別できるというメリットが周知されると、急速に普及していきました。

その後、電話の主流が携帯電話、スマートフォンに移行し、相手の電話番号は無料で表示されるようになりました。一方で固定電話がまだ使われているオフィスでは、営業電話などを判別するために使われています。

メリット

ナンバーディスプレイ機能を利用することで得られるメリットは、以下の4点です。

・かけてきた相手が誰かわかる
・電話番号が残る
・迷惑電話、セールス電話、いたずら電話をシャットダウンできる
・電話番号を確認して鳴らす電話機を指定するなど、着信に対して柔軟な対応ができる

電話番号が履歴として残るため、聴き忘れの心配がないのが大きなメリットです。よくかけてくる相手なら、番号を見ただけで会話の内容も想像できます。

いたずら電話やセールスの番号は無視できるので、対応する時間も節約可能。特定の相手にかけてきた番号なら、デスクの子機のみを鳴らすなどの対応もできます。

電話機に番号表示がされる仕組み

ナンバーディスプレイの仕組みは、デジタル回線とアナログ回線で違います。それぞれを詳しく解説していきます。

デジタル回線の場合

デジタル回線の場合は、ナンバーディスプレイ機能付きの電話機に発信すると、着信側の交換機が情報受信端末起動番号を送信します。発信側の電話機はそれを受信し、交換機に1次信号を返信。交換機はそれを受け、発信者の電話番号などの情報をモデム信号で着信側の電話機に送信します。

モデム信号を受信した電話機の場合、受信完了信号を交換機に送信し、通常の電話呼び出し動作が開始されます。情報受信端末起動番号の送信後、6秒後までに電話機からの応答がない場合は、ナンバーディスプレイ機能が付いていないと判断され、番号情報は送信されません。

アナログ回線の場合

アナログ回線の場合は、電話の呼び出し音を鳴らす前に、ナンバーディスプレイを表示する仕組みです。これを実現するため、交換機から呼び出し番号を送る時に工夫が施されています。

通常は「1秒ONになったら2秒OFF」となる呼び出し番号の間隔を「0.5秒ONと0.5秒OFF」に変更しているのです。これにより、呼び出し音を鳴らすことなく、モデム番号を一旦受信してから番号を表示します。

この後通常の電話呼び出しが行われ、受話器を取れば通話ができます。

ナンバーディスプレイの利用方法と料金

ナンバーディスプレイはNTTが開始したサービスですが、近年はauの「au光」やソフトバンクの「ホワイト光電話」など他社のサービスでも利用できます。ただし、多くの場合始めからナンバーディスプレイが実装されていないので、利用するには申し込みが必要です。

まず、以下の情報を調べた後、契約している回線を取り扱っている通信事業者に申し込みましょう。

・ナンバーディスプレイを表示させる回線の数
・電話回線の種類(ひかり電話・アナログ・ISDN)
・契約している回線の企業

電話あるいはインターネットを利用して、これらの情報をもとに申し込みを行います。契約内容によってはすでにナンバーディスプレイサービスが実装されている場合もあるので、事前に確認してください。

申し込み後、通信事業者による審査が行われます。審査を通過後、初期費用を支払い、ナンバーディスプレイ機能が利用可能になります。

交換機の設定を変更するだけなので、工事作業は発生しません。

ナンバーディスプレイの利用料金相場は、以下の通りです。

初期費用:1台あたり1,000円〜2,000円
月額費用(家庭用電話機):1台あたり400円〜
月額費用(ビジネスフォン):1台あたり1,000〜2,000円

1台あたりのコストはさほど高くありませんが、数十台、数百台の固定電話機を運用している場合は馬鹿になりません。闇雲に利用せず、本当にナンバーディスプレイが必要な端末はどれか?を社内で検討してください。

ナンバーディスプレイが表示されない時の対処法

「ナンバーディスプレイを導入し、手続きが完了したのに表示されない・・・」というトラブルが頻発しています。原因として、以下の3点が挙げられます。

電話機でナンバーディスプレイの設定がされているか

電話機の設定でナンバーディスプレイ機能をOFFにしている可能性があります。確認し、OFFになっている場合はONに戻してください。

必要なオプションユニットが装着されているか

アナログ回線でナンバーディスプレイ機能を利用する際は、オプションでナンバー・ディスプレイユニットが必要です。取り付け作業には専門知識が必要なため、通信事業者に工事を依頼すると安心です。

ナンバーディスプレイを利用できない固定電話でないか

ナンバーディスプレイを利用できない電話機も、一部存在します。その場合は電話機の入れ替えが必要です。申し込みの際には「今使っている電話機がナンバーディスプレイに対応しているか」を、通信事業者に確認しましょう。

まとめ

ナンバーディスプレイ機能は、目立たないながらも、会社での固定電話運営に欠かせない存在です。導入する際は、コストを意識しトラブルのない運用を心がけましょう。


WRITER

トラムシステム(株)メディア編集担当 鈴木 康人

広告代理店にて、雑誌の編集、広告の営業、TV番組の制作、イベントの企画/運営と多岐に携わり、2017年よりトラムシステムに加わる。現在は、通信/音声は一からとなるが、だからこそ「よくわからない」の気持ちを理解して記事執筆を行う。


UNIVOICEが東京MXの「ええじゃないか」という番組に取り上げられました。

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