NTTのおすすめ新品・中古ビジネスフォン丨ビジネスフォン図鑑|トラムシステム
目次
NTTビジネスフォンの特長
NTTブランドのビジネスフォンはブランド力が大きいため、個人、法人問わず人気がある商品になっております。電話機と言えばNTTと言われるほどで、ビジネスフォン界では最大手の企業です。そのため、販売規模は中小企業から大手企業まで幅広く人気となっています。
拡張性も優れ、転送や留守番電話などの標準されている機能からコスト削減、効率化が可能な機能まで様々な場面に対応しています。ビジネスフォンを初めて導入されるお客様でも、安心して利用することが可能です。
NTTビジネスフォンの販売エリア
1997年に「日本電信電話株式会社法の一部を改正する法律」が成立したことにより、NTTはNTT東日本とNTT西日本は東西に分かれました。そのため、ビジネスフォンの販売エリアは東西に分かれていますが、ビジネスフォン本体の構造は東西で違いはなくどちらのメーカーの電話機も全国で利用できます。
こんな人におすすめ
歴史と実績が豊富なNTTのビジネスフォンは、次のようなビジネスフォンをお探しの方におすすめです。
・大企業での運用に耐えられるビジネスフォンを探している
・機能性や拡張性を重視したい
NTTは電話回線などのインフラ、ネットワーク周りに強く、大企業への導入実績も豊富です。
また、αA1シリーズでは、スマートフォン連携や従業員の活動状況を把握できるプレゼンス機能、電話ができなくても社内に連絡できるトーク機能など、大企業ならでは様々な利用シーンに対応ができる豊富な機能を搭載しています。
各メーカーの特長についてはこちらの記事で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
おすすめNTTビジネスフォン(新品)
Smartcommunity αA1
省スペースかつ先進性のあるデザインが特長のαA1シリーズ。クラウド電話帳やスマートフォンへの転送着信ポップアップ、個人のスマートフォンからの会社番号での発信機能など、従業員の外出が多い現場でも安心の機能が搭載されています。位置情報をスマートフォンからスマート光ビジネスUCサーバーに送信することで、事業所から離れた場所で業務を行う従業員の出退勤管理も可能になります。
ー社用携帯電話の通話料のコストダウンを考えている
ー外回りがメインで営業時間中に事務所が無人となることが多い
ー従業員の直行・直帰が多く、出退勤管理が煩雑になっている
といった方に特におすすめです。
Smartcommunity αN1
省エネルギー・省スペースが特長のαN1シリーズは、αNXⅡタイプS/Mからのリプレースが可能な中小事業者向けのビジネスホンです。1台あたりの待機時の消費電力がこれまでのモデルより約10%低減。また、スタンドが3段階調節でき、最も立てた状態だと20×20cmスペースに設置が可能です。手動・自動で通話を録音する通話録音機能、IVR(音声ガイダンス)機能、コールセンターなどでの電話業務を効率化する自動着信呼分配機能など様々な業種・業界で利用できるビジネスフォンです。
Smartcommunity αB1
SOHOや小・中規模の事業所に便利な機能が搭載されたαB1シリーズ。2回線分同時に利用できるため、自宅兼オフィス・店舗で、家族や他の人が電話を使っていても大切な仕事の電話はしっかりとキャッチすることができます。また、携帯電話から携帯電話からαB1へワンコール・切断するとαB1から自動で折り返し電話がかかってくるコールバック機能により、従業員個人が通話料金を負担する必要はありません。
おすすめNTTビジネスフォン(中古)
Netcommunity αNXⅡ
人にやさしい操作性。進化を遂げた機能性。次世代型のネットワークに対応したビジネスフォンです。通話録音、音声メール、留守番電話、スマートフォンの内線利用などの機能により業務の効率化をサポートします。また、CTIシステム、入退室管理システム、ナースコールシステムとの連携も可能です。使いやすさを追求したデザイン・操作性で、液晶の高精細化、電話帳機能、ecoモード、7色から選べる着信ランプ、外線ボタンなどのボタンを割り当てられるフレキシブルキーがあります。
Netcommunity BXⅡ
SOHOや店舗併設住宅、二世帯住宅などビジネスだけでなくプライベートでも使える快適性と利便性を兼ね備えた電話機です。2回線同時通話により、家族や他の従業員が電話を使っていた時も大切な仕事の電話を逃しません。迷惑電話等を拒否する着信拒否ガイダンス機能や転送機能、コールバック機能、通話録音機能など日々の業務で便利な機能が搭載されています。
NTT電話の歴史
日本で最初の電話事業は1890年に東京と横浜の通信間から始まります。
この時代は、電話と電話とを繋げる職業があり、「交換手」と呼ばれていました。その交換手に電話を相手に繋げてもらうことで、電話ができるようになります。
電話機から交換手に繋がり、 「○○社の○○さんに繋いで欲しい」と交換手に話すと、交換手が希望した人に繋いでもらえる仕組みでした。受話器を上げるだけで交換手に繋げたため、最初の電話機にはダイヤル等が存在しません。
交換手が繋げいでくれる電話サービスの開始当初は、利用者が少なかったため取り次ぎがすぐに可能でした。利用者が多くなるにつれ、交換手の対応が追いつかなくなり、電話の取り次ぎに支障がでてきます。
そうした状況で、1923年に起きた関東大地震の復興をきっかけに、自動交換方式(ダイヤル電話)が使われるようにもなりました。1926年からは少しずつ交換手に代わる自動交換方式が利用されるようになります。自動交換式とは交換手を通さないでも、電話番号に基づいて自動で電話したい相手に繋げられる通信方式になります。これらの電話通信事業は国家行政による通信省、電気通信省の官営で行われてきました。
電信電話事業は業務の拡大、電気・通信事業の効率性を求め、公共の福祉に役立つ運用を行っていく方針となります。そのため、1952年に日本電信電話公社(電電公社)が設立され、電話通信事業は引き継がれます。日本は戦後復興の最中であったため、電話通信設備は破壊された状態でした。技術は欧米諸国に遅れをとっている状態です。
1985年に日本電信電話公社は、通信の自由化のために民営化を果たしました。日本電信電話株式会社(Nippon Telegraph and Telephone Corporation)はNTTの略称で呼ばれるようになります。
民営化後、1988年にNTTデータ設立。1991年にNTTドコモ設立。1992年にNTTファシリティーズ設立。1997年にNTTコムウェア設立。1999年にはNTTを純粋持ち株会社となる再編成をすることで、NTT東日本、NTT西日本、NTTコミュニケーションズを設立し事業を拡大してきました。NTT東日本、NTT西日本がビジネスフォンの販売を引き継いでいきます。
NTTビジネスフォンの歴史
ビジネスフォンが発売される前の時代は、各企業は黒電話を利用していました。
NTTから日本最初のビジネスフォンが発売されると、しばらくビジネスフォンの市場は独占状態になります。ビジネスフォンの発売当初の値段は非常に高価なものでした。数年経つと、各メーカーがビジネスフォンを発売しました。メーカーはNTTよりも安くビジネスフォンを販売したため、当時はよく売れたようです。
現在のような多機能化したビジネスフォンは1990年代になって登場します。通信の技術が進歩してきたため、ビジネスフォンもそれに対応したものとなりました。この時期に各メーカーがデジタル(ISDN)回線に対応した機種を発売しています。
2000年代になり、ダイアルアップ接続からアナログ回線を使用したADSLサービスが開始されました。ADSL とは在来の一般家庭にあるアナログ電話線を利用してインターネット接続を行う高速データ通信です。
ADSLの普及から5年も経たないうちに、光ファイバーによるインターネット回線が普及してきました。ひかり電話もこの時代に登場します。ひかり電話とは、従来のアナログ回線やデジタル(ISDN)回線よりもさらに高速で利用できる光ファイバーケーブルを利用した電話のことです。光ファイバーは光のスピード速度で伝送できますので長距離や信号劣化が少なく、1本の光ファイバーで複数の信号を通せるものになります。
ひかり電話のサービス開始当初は、通信の品質が非常に悪く、一般水準以下のサービスだったことから、ひかり電話のビジネスフォンは企業に浸透しませんでした。そこでNTTは、ひかり電話の信号を従来の電話機器に使用されていたアナログ、デジタル回線にする変換器を開発します。これを「ひかり電話アダプター」として売り始めました。このアダプターを使って、ひかり回線の信号をアナログ、デジタル信号に変換させます。NTTのアダプターの型番の末尾である「a」は「Analog」の頭文字から取り、アナログ変換を意味しています。「i」はISDN( Integrated Services Digital Network)の頭文字からデジタル変換するためのアダプターを意味しています。
時代が経つにつれ、ひかり電話の通話品質も向上していきました。そのため、アダプターを使用しないひかり回線の電話機器が登場。NTT『αGXシリーズ』(2003年~2008年)のタイプなどがひかり電話に対応した電話機器になります。ビジネスフォンはさらに発展した『αNXシリーズ』(2009年~2013年)を発売します。
WRITER
トラムシステム(株)メディア編集担当 鈴木 康人
広告代理店にて、雑誌の編集、広告の営業、TV番組の制作、イベントの企画/運営と多岐に携わり、2017年よりトラムシステムに加わる。現在は、通信/音声は一からとなるが、だからこそ「よくわからない」の気持ちを理解して記事執筆を行う。