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2020.11.19

通信費 / 日本 / 携帯料金 / 比較 / スマホ /

日本の携帯料金は高い?個人でできるスマホ料金の見直し方も解説|トラムシステム

2020年に就任した菅総理は、大手キャリアに携帯料金引き下げを促す方針を発表しました。海外と比較して高いと言われる日本の携帯料金ですが、実際はどうなのでしょうか。海外との携帯料金比較や誰でも簡単にできる値下げテクニックなど、新たな局面を迎えた日本の携帯料金について詳しく解説します。

日本の携帯料金を海外と比較すると?

日本の携帯料金は、海外と比較して実際に高額なのでしょうか?調査するための資料として、2020年7月にICT総研が発表した「2020年 スマートフォン料金と通信品質の海外比較に関する調査」を確認します。日本含む先進国6ヵ国のスマートフォン料金(2020年3月1日時点)をまとめた資料です。

携帯料金は中位レベル

参考:ICT総研

データを見る限りでは、日本の携帯料金は中位レベルと言えます。例えばデータ容量5GBの場合、日本の平均月額料金は5121円です。2~3000円代の欧州よりは割高ですが、6787円の韓国、6749円のアメリカよりは安価となります。

ただし、調査の条件やデータによって差が出てくるため、この結果だけで「日本の携帯料金はさほど高くない」と判断するのは安易です。この記事を読んでいる方の中にも、5GBのプランで5000円以上の料金を支払っている方、格安SIMでもっと安く利用している方がいらっしゃるのではないでしょうか。

特に格安キャリア(MVNO)が提供する格安SIMの場合、5GBのプランを1500~2000円で利用可能となっており、大手キャリアとは大きな差があります。さまざまなサービスやプランが乱立する現在、日本の携帯料金相場を確認するのは容易ではありません。

通信品質と料金の関係性は?

中には「日本の携帯料金が高いのは通信品質が高いから」という声もあります。実際にそうなのでしょうか。先ほど同じ資料に、スマートフォンの品質に関するデータがあるので見てみましょう。

各国の「4G接続率」および「料金」をグラフ化したものですが、日本の4G接続率は98.5%とトップです。料金が中位レベルであることを考えると、かなりの高品質を保っているといえます。

参考:ICT総研

こちらでは「ダウンロード通信速度」と「料金」がグラフ化されています。日本のダウンロード通信速度は韓国に次ぐ第2位で、こちらも料金以上の高品質を保っているといえるでしょう。

また、同資料で日本のスマートフォンユーザーに「サービスエリア満足度」、「通信速度満足度」、「料金満足度」についてアンケートを行ったところ、以下のような結果が出ました。

・サービスエリア満足度は7割がポジティブな回答
・信速度満足度は6割がポジティブな回答
・料金満足度4割がポジティブな回答

利用するユーザーも「料金は中位クラスだが品質は高い」という意識を持っているのがうかがえます。

今すぐ見直したい!毎月の携帯料金を下げる方法

「品質は高いが料金は高め…」という課題を抱えている日本の携帯料金。このまま値下げを待つという手もありますが、ちょっとしたテクニックで大幅に下げることも可能です。今すぐできる携帯料金値下げテクニックを紹介しますので、ぜひ実行してください。

不要なオプションを外す

大手キャリアでは、契約の際にさまざまな有料オプションが提案されます。店員の熱意に押され、内容を良く知らないまま、うっかり不要な有料オプションを契約してしまっているケースも少なくありません。

スマホの請求書を記載してみる、携帯ショップで現在契約している有料オプションを確認するなどして、一度状況を確認してみましょう。不要なオプションがあった場合は、速やかに解約するのがおすすめです。

通話プランを見直す

通話プランも見直してみましょう。スマートフォンの通話プランには「時間無制限のかけ放題プラン」と「一定時間までかけ放題プラン」の2種類が用意されています。

通話時間が多い方は、無制限かけ放題プランなど無料通話が可能な時間が多いプランにしましょう。無料通話時間を過ぎてしまうと、通話料金が追加で発生してしまいます。逆に電話をほとんどしない方は、無制限かけ放題プランだと割高となってしまうので、注意が必要です。自身の利用状況に適した通話プランを選択しましょう。

データ容量を見直す

スマートフォンを利用する際に重要なデータ容量ですが、容量が増えるほど料金が増える仕組みとなっています。すなわち、10GBのデータ容量を確保しているのにもかかわらず、利用するのが5GBのみだった場合、料金を無駄に支払っていることになるのです。

wifiなども充実している昨今、データ容量がさほど多くなくてもスマートフォン利用は楽しめます。利用状況を確認し、最適なプランに変更しましょう。

スマホ・タブレットの購入費用が含まれている可能性も

スマホやタブレットといった端末の購入代金が、携帯料金に上乗せされている可能性もあります。端末購入代金は、一括ではなく分割として支払うケースが多いからです。短期間で端末の機種変更を繰り返した場合、その分携帯料金への負担となるので注意しましょう。端末購入代金の残額が気になる方は、契約しているキャリアのWebサイトから確認可能です。

日本の携帯料金は本当に下がるのか?

ここまで日本の携帯料金について解説してきましたが、菅総理の料金引き下げによって、新たな段階へ移行しようとしています。具体的にどのような政策が進められているのか、今後ユーザーにどのような対応が求められるのかを解説します。

菅総理が進める携帯料金引き下げとは

現在菅総理が進めている携帯料金値下げを含む諸政策は、2020年10月時点で「アクション・プラン」と名づけられています。「消費者が携帯事業を自由に選べるようにし、市場の公正な競争を推し進める」のが目的とし、3本の柱を掲げています。

1.分かりやすく、納得感のある料金・サービスを実現する

利用者の快適な利用を妨げる複雑なサービスや料金プランを、利用者にとって分かりやすいようにします。プラン変更や乗り換え手続きについて分かりやすく解説するサイトの開設、端末価格に上乗せする手数料を「頭金」と称するといった誤解を招く表現の改正などが実行される予定です。

2.事業者間の公正な競争を促進する

格安キャリアが大手キャリアに支払う回線料金の引き下げ、音声通話回線を借りる料金の引き下げを行います。これにより、格安キャリアがより低価格で魅力的なサービスを提供可能です。また、現在大手キャリアが独占している「プラチナバンド」と呼ばれる繋がりやすい周波数も解放する予定です(まず楽天モバイルに割り当てられることが決定しています)。

3.事業者間の乗り換えを円滑化する

現在の契約に縛られず、ユーザーが魅力的なサービスへ簡単に乗り換えられるようにします。携帯会社を変えても番号が変わらない「番号持ち運び制度」の手数料廃止、キャリアメールのアドレスを乗り換え後も利用できるようにする、SIMカードを変更せず事業者を変更できる「eSIM」の導入などが行われます。

大手キャリアの対応

「アクション・プラン」の発表からほどなくして、大手キャリアもそれに対応したプランを続々と発表しています。2020年10月時点で決定していることを見てみましょう。

1.KDDI
主力キャリア「au」とは別に展開する格安キャリア「UQモバイル」で、20GB月額3980円の新プランを発表しました。通話のオプションや消費税を含まない金額です。2021年2月以降の適用を予定します。

2.ソフトバンク
こちらも格安キャリア「ワイモバイル」にて20GB月額4480円の新プランを発表しています。1回あたり10分の国内通話が無料、番号持ち運びの制度の手数料3000円の無料化なども推進する予定です。こちらは2020年12月下旬に導入します。

3.NTTドコモ
2020年10月時点で、具体的な料金やプランは発表していません。ですが「さまざまな選択肢の中から対抗策を検討する」とし、政府の方針に従った行動を取ると予想されています。

これら大手キャリアの動きに対し、加藤官房長官は「事業者間の競争促進を期待する」というコメントを残しています。

「これって値下げ?」世間のリアクション

このように表面上は進んでいるように見える「アクション・プラン」ですが、ユーザー目線から見た場合、いくつか疑問点が残る状態です。

1.KDDIもソフトバンクも、メインキャリアではなく格安キャリアのプランを値下げしただけ
2.肝心のメインキャリアに関する言及はいまだなし
3.キャリアと政府の息がぴったりと合っているのはいゆる「出来レース」ではないか
4.そもそも、容量の多い20GBプランを契約するユーザーはかなり少ない

今後是正される可能性が残されるとはいえ、格安キャリアは通信速度が不安定、大手キャリアのサービスが使えないなどといったデメリットが存在します。格安キャリアの料金を値下げすることが、果たしてユーザーの利益に繋がるかどうかは微妙です。いずれにせよ、今後の「アクション・プラン」の推移を見守る必要があります。

まとめ

日本の携帯料金精度は「アクション・プラン」によって変革の時を迎えました。しかし、それが確実にユーザーにとって利便性向上や料金値下げをもたらすかは不透明です。推移を見守り、ユーザーの意の沿わない方針に向かう場合は、ユーザー自身が働きかける必要があるでしょう。


WRITER

トラムシステム(株)メディア編集担当 鈴木康人

広告代理店にて、雑誌の編集、広告の営業、TV番組の制作、イベントの企画/運営と多岐に携わり、2017年よりトラムシステムに加わる。現在は、通信/音声は一からとなるが、だからこそ「よくわからない」の気持ちを理解して記事執筆を行う。


UNIVOICEが東京MXの「ええじゃないか」という番組に取り上げられました。

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