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2019.01.17

主要サーバ解説|プロキシサーバ|トラムシステム

サーバーとは

サーバーという言葉そのものはよく耳目にする機会があると思うのですが、ではサーバーがどのような機能や役割を果たしているのか、と問われるとほとんどの方が答えられないのではないでしょうか。サーバーについて理解していただくために、サーバーについての概要を説明します。

サーバーの役割

サーバーの役割は、情報の送受信や保存をネットワーク上で行うことです。ネットワークというと単に機器と機器をつなぐLANケーブルやWi-Fiのようなもののみをイメージしがちですが、単につないでいるもののみではなく、つながっているものの全てがネットワークに該当します。システムはネットワークによって構成されていて、ネットワークの中のひとつがサーバーなのです。

ふだんユーザーがパソコンやスマートフォンでブラウザを利用しているとき、ブラウザはインターネットを介してサーバーへアクセスしたいWebページの情報を送信します。情報を受け取ったサーバーは、受け取ったページを探し、送信元のブラウザへ情報を返信します。情報を受信したユーザーはブラウザで要求したWebページが問題なく見られるようになります。

ワンクリックで数秒もかからない間で行われていることなので、ほとんどの人は意識しないことですが、ブラウザ上でのクリックとはいわばサーバーへ指定したものを見たいと要求することであり、全ての情報は一度サーバーを介するのです。つまりサーバーがなければ普段何げなく見ているWebページや動画なども見ることができません。

またサイト管理者はデータをアップロードするために、全ての情報をサーバーで管理しています。つまりふだん何げなくGoogleを検索してクリックによって閲覧しているWebページは全てサーバーで保存されているのです。もちろんWebサイトのデータだけでなく、ソフトウェアなどの情報全般もサーバーで保存されます。サービスを供給するための全ての情報はサーバーに保存され、また供給そのものもサーバーから行われます。

サーバー構築時の2つのモデル

企業ではサーバーに対し各利用者が要求を行う形式のクライアントサーバーモデルによるネットワーク構築が行われています。全ての通信はサーバーを介して行われるため、情報の管理をしやすいのです。

対になるモデルとしてP2Pモデルというのがあり、サーバーとコンピューターというように関係性が明確になっておらず、コンピューター同士の関係が全て対等であるというモデルです。企業で導入するにはとても難易度が高いので、ほとんどの企業ではクライアントサーバーモデルが導入されています。

サーバーの種類

サーバーの種類は本当にたくさんあり、簡単に説明するのが難しいくらいです。オンプレミスで自社管理しなくても、レンタルサーバーやクラウドサーバーのようなオンライン上で利用できるサービスもたくさんあり、必ずしも自社で設備をそろえる必要はありません。サーバーの導入を考えるなら、まずオンプレミスで導入するか、レンタルサーバー(ホスティングサービス)やクラウドサーバーを利用するかを検討しましょう。

オンライン上のサービスを利用する場合は、レンタルサーバーならばスタンダードな共用サーバーと、共用サーバーよりカスタマイズ性のある専用サーバーがあります。また他にも割り当てられた仮想サーバーが利用できるVPS (Virtual Private Server) 、VPSよりもカスタマイズ性の高いクラウドサーバーがあります。

どれににするのが望ましいのかはどのような機能をサーバーに求めているかによります。Webサーバーやメールサーバー、FTPサーバーを管理するだけならばレンタルサーバーなどで十分です。しかし自社の基幹システムを管理するためのサーバーを用意するなど、オンプレミスでしっかりと設備を導入した上で管理した方がいざというときの安心感がまるで違うので、おすすめです。

プロキシサーバーとは

サーバーについて簡単に説明しましたが、先に説明したもの以外にもプロキシサーバーというものがあります。確かにサーバーの役割を果たしているのですが、一般的にイメージされるサーバーとはまた趣が異なります。プロキシサーバーがどのようなものなのかについて、仕組みや目的を説明します。

プロキシサーバーの仕組み

プロキシ(Proxy)は代理を意味する言葉です。プロキシサーバーはほとんど全ての企業で使われていますが、プロキシサーバーの仕組みはどうなっているのでしょうか。

自社のネットワーク環境からインターネットを通じてWebページなどにアクセスする際、本来ならば直接Webブラウザからサーバーへ要求が行きます。しかしプロキシサーバーを利用すると要求がWebブラウザの代理で行われ、サーバーからの情報をプロキシサーバーが受信した上でWebブラウザへ送信します。

代理という言葉が示すように、Webブラウザの代わりを務める仕組みを持っています。自社サーバーにアクセスが集中した際にかかる負荷をプロキシサーバーがあることで分散させるような仕組みも持っているので、正にサーバーの代理という言葉がぴったりの働きをします。本来のサーバーやWebブラウザの分身のような仕組みを持っています。

プロキシサーバーを利用する目的

プロキシサーバーが代理でアクセスを行うことにより、直接Webブラウザにアクセスすると本来ならば伝わってしまうIPアドレスなどがサイト管理者に伝わりません。つまりプロキシサーバーを利用することで匿名性を保持したままでWebアクセスが可能になります。

またインターネットは双方向的な利用が行われるため、直接アクセスを行うことで逆に不正に侵入される恐れが生じますが、プロキシサーバーによって不正侵入を防止することができます。

社内でのインターネット利用を制限したい場合はあらかじめ設定しておけば特定のサイトの閲覧しかできなくなります。また社内の閲覧記録を全て保存しておく機能もあるため、会社のような複数でインターネットを利用することが前提となる場所に適しています。

プロキシサーバーは上記目的以外にも、利用することでWebサイトアクセス時の反応速度を向上させることができ、快適なWebブラウジングを可能にします。

なぜならプロキシサーバーにはキャッシュを保存する機能があるからです。キャッシュとはアクセスしたWebページの情報を一時的に保存しておく機能で、閲覧する際はキャッシュを利用することで訪れたことのあるWebページの読み込み速度が向上します。ただ直接アクセスするのに比べ経由する距離が長くなる分、場合によっては遅くなってしまうこともあるので注意してください。

サイト管理をする際も、プロキシサーバーを利用すれば大規模なアクセスがありサーバーに負荷がかかってしまうようなケースでもアクセスを分散させ、いつでも快適にユーザーがWebサイトに訪問できます。つまりある程度アクセスが増えてもプロキシサーバーを利用することで、閲覧者の増加でサーバーがダウンしてしまうなどの障害を防ぐことが可能なのです。

既存システムとの親和性が高いサーバー

オンプレミスからクラウドに移行しようとしても、クラウド環境は必ずしもオンプレミスと同様のカスタマイズ性があるわけではないため、移行しようとしてもできないケースがあります。相性が悪いサーバーでは互換性がなく、ある程度機能を制限してしか移行ができません。ただ中には親和性が高く、オンプレミスの環境をそのままクラウドベースに載せることができるサービスもあります。

既存システムを入れ替えても支障が出にくく、問題なくスムーズに動く親和性の高いサーバーを紹介します。

KCPSベアメタルサーバー

KCPSベアメタルサーバーは2018年10月30日よりKDDIクラウドプラットフォームサービスにより開始された比較的新しいIaaS型クラウドサービスです。オンプレミスでサーバーをやむを得ず使用している企業にとっては非常に注目すべきサービスです。

KCPSベアメタルサーバーならば、他のクラウドサービスのようにハードウェアを共有で使用しないため、プライベートクラウドやシステムの構築を行うことで、オンプレミスの環境をそのままにクラウドベースに載せることができます。

料金についてはプランをどうするかによって変わってくるので相談が必要ですが、設備を自社で用意しなくてもよいことによるメリットが発生するので、オンプレミスよりも月々の費用が安くなることが多いです。また管理や運用もしやすくなるので、これまでオンプレミスから移行できなかった企業で活用されることが予想されます。

プロキシサーバーの利用は最適なサーバー選びから

プロキシサーバーを利用することで、アクセスの匿名化、社内インターネット利用の制限、悪意のあるアクセスの遮断、快適なWebブラウジングを可能にするなどのメリットがあります。とても便利ですが、無料のプロキシサーバーを使用するのは絶対に避けてください。入力した個人情報が抜き取られ、しかも管理者が悪意を持っている場合何に使われるかが分からないからです。

自社に最適なサーバーをしっかりと構築した上でプロキシサーバーを通し、快適なWeb利用を行いましょう。


WRITER

トラムシステム(株)メディア編集担当 鈴木 康人

広告代理店にて、雑誌の編集、広告の営業、TV番組の制作、イベントの企画/運営と多岐に携わり、2017年よりトラムシステムに加わる。現在は、通信/音声は一からとなるが、だからこそ「よくわからない」の気持ちを理解して記事執筆を行う。


UNIVOICEが東京MXの「ええじゃないか」という番組に取り上げられました。

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