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2022.04.06

電話番号 /

引越しで電話番号は変更される?そのまま変えたくない場合の方法も解説|トラムシステム

引越しで電話番号の変更が必要になった場合、登録情報の更新や関係者への連絡といった手間が発生するため、できればそのまま引き継ぎしたいものです。

本記事では、引越しで電話番号が変更になるケースと、電話番号を変えたくない場合の対処法、番号ポータビリティサービスについて解説します。
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引越しで電話番号が変更・引き継ぎされるケースとは

電話番号は引越しで変更になる場合もあれば、そのまま引き継ぎされる場合もあります。異なる市区町村へ引越しする場合は、ほとんどのケースで電話番号の変更が必要です。

NTTの固定電話の場合

引越し先が異なる市区町村の場合、基本的に電話番号は変更になります。同じ市区町村内の引越しであれば、電話番号をそのまま引き継ぎ可能です。

ただし、同じ市区町村内の住所でも、管轄の収容局が変わる場合には電話番号の変更が必要になります。電話番号の変更が発生するかどうかは、NTTに問い合わせて確認できます。

光電話・IP電話の場合

インターネット回線を使った光電話・IP電話の場合、基本的には引越し後も電話番号はそのままで使えます。ただし、契約しているプロバイダを変えた場合は電話番号も変更になる点には注意が必要です。

電話の引越し手続きの流れ

引越しをする時は、電話の引越し手続きも忘れずに行いましょう。手続きが漏れると引越し先で電話の開通が遅れたり、料金案内などが旧住所に届いたりする可能性があります。

電話の引越し手続きについて、サービスごとに解説します。

NTTの場合

NTTの場合、引越し先のエリアによって手続き方法に違いがあります。

1.同じ市区町村内での引越し

同じ市区町村内での引越し同じ市区町村の場合、該当するエリアのNTTで「移転手続き」を行います。この場合は電話番号の変更は発生しません。

2.同じNTT東西エリアでの引越し

同じNTT東西エリアでの引越しNTT東・西の管轄は同じで、異なる市区町村へ引越しをする場合も、該当のNTTで「移転手続き」を行います。電話番号が変わる場合、NTTから提案された候補から新しい電話番号を選びます。

3.異なるNTT東西エリアへの引越し

異なるNTT東西エリアへの引越し

管轄するNTTが変わる場合は、旧住所での「解約手続き」と新住所での「新規契約手続き」が必要です。新規で電話番号を作ることになるため、候補の中から選択します。

NTT以外の通信電話サービス・IP電話の場合

NTT以外の通信電話サービス・IP電話の場合もNTTと同様に、状況に合わせて「移転手続き」または旧住所での「解約手続き」と新居での「新規契約手続き」が必要です。

申し込み先や手続きの詳細は各社のWebサイトなどからご確認ください。

NTT以外の通信電話サービス・IP電話の場合

ケーブルテレビの場合

ケーブルテレビの固定電話を使用している場合、必要に応じて「移転手続き」、または旧住所での「解約手続き」と新住所での「新規契約手続き」を行います。

ケーブルテレビの場合、同一のエリアでの移転手続きなら電話番号の変更はありません

ケーブルテレビの場合

スマホ・携帯電話の場合

スマホ・携帯電話の場合、引越しに伴う手続きは「登録情報の変更手続き」のみです。電話番号に変更はありません。

住所変更をしていないと、旧住所に請求書やお知らせなどが届く可能性があるため、パソコンやスマホから変更手続きを行うか、キャリアショップなどから確実に手続きを行いましょう。

スマホ・携帯電話の場合

引越しでも電話番号を変えたくない時は?

個人の引越しで電話番号を変えたくない場合は、収容局が同じエリア内に引越す必要があります。

企業の場合、電話番号の変更は関係各所への変更連絡や名刺やホームページ、パンフレットなどに記載された番号の修正など、変更の影響が個人の場合より大きいです。そのため、電話番号を変えたくないというニーズも高くなっています。

その場合、クラウドPBXを導入して電話設備を構築することで、オフィスの移転の際に引き続き同じ固定電話番号をそのまま使用できるようになります。

クラウドPBXとは

クラウドPBXとは、ベンダーがクラウド上に設定したPBX(構内交換機・電話交換機)にインターネットを通じてアクセスすることで電話機能を利用するサービスです。

PBXとは、内線・外線の回線や転送や保留などのオフィス業務に必要な電話機能を制御する機器で、従来のビジネスフォンではオフィス構内に設置する必要がありました。

それをクラウド上に設置することで、オフィス内への物理的な機器の設定や電話回線の敷設を不要とし、インターネットがあれば電話機能を利用できるようにしたのがクラウドPBXです。

クラウドPBXには次のようなメリットがあります。

1. 手続き~利用開始までがスピーディー

クラウドPBXではインターネットさえあれば電話環境を構築できます。そのため、ビジネスフォンの利用で必要となるPBX装置の購入や設置、電話配線工事などが不要です。これらに関連した業者選定・打ち合わせ・工事立ち会いなどの時間も削減できるのもメリットです。

また、クラウドPBXは申し込みから利用まで数日あれば完了できるため、新オフィスの準備期間を大幅に圧縮できます。家賃の重複する期間を圧縮したり電話まわりの初期コストの削減にも効果大です。

2. 固定電話機の数量を柔軟に調整できる

従来のPBXを使ったビジネスフォンの場合、業務に必要な数量の固定電話機を用意しなければなりません。しかし、クラウドPBXでは固定電話機以外にもパソコンやスマートフォンからも電話業務が可能です。

引越しの際、旧式の端末を入れ替える予算がない場合や、オフィス開設後に急に電話機が故障した場合でも、通話可能な端末をすぐに用意できます。固定電話機の数を柔軟に調整できるため、クラウドPBXは端末代や保守費用のコストダウンにも効果的です。

3. 移転後のレイアウトの自由度が高まる

クラウドPBXでは電話機以外の物理的な機械の設置が不要になるため、オフィスの空間を広く使えるようになります。

配線を意識する必要がないため、机や備品の場所で悩む必要がありません。新オフィスのレイアウトもスムーズに決まり、スケジュール遅延することなく引越し作業を進められるでしょう。

4. 一度取得した電話番号をその後も使用し続けることが可能

クラウドPBXの電話番号は一度取得すれば、将来別の場所に引越しした場合でも番号は変更されません。クラウドPBXではクラウド上でデータを管理しているため、オフィスの場所が物理的に動いたとしても何も影響がないからです。インターネットで同じようにクラウドPBXに接続できれば、どこからでも同じように使用できます。

事業の成長期でオフィスの拡張が頻繁に生じるケースや、小規模な拠点をスクラップ&ビルドで運用するようなケースにも役立ちます。
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クラウドPBXなら番号をそのまま引き継げる理由

クラウドPBXは番号ポータビリティを使用して、電話番号をそのまま引き継ぎできます。番号ポータビリティとは、取得済みの電話番号をそのまま他の通信事業者へ引き継ぎできるサービスです。

クラウドPBXへ電話番号を引き継ぎたい場合には、引き継ぎたい電話番号が番号ポータビリティに対応している必要があります。多く番号が対応していますが、次の場合は番号ポータビリティの対象外になるので注意してください。

・「050」から始まるIP電話番号を利用している
・固定の電話回線で利用している番号がIP電話に対応していない

ただし、番号ポータビリティに対応している電話番号でも、ベンダーによっては番号ポータビリティが利用できない場合があります。利用の可否については各ベンダーに事前に問い合わせておきましょう。

番号ポータビリティの申し込みは、次の流れで行います。

1.申請書をベンダーが作成
2.内容を利用者が確認(廃止する電話番号の有無なども確認する)
3.ベンダーが、NTTにナンバーポータビリティ可能かを改めて確認し、手続きを進める
4.予定した日時に自動で回線が切り替わる

まとめ

オフィスの引越しにあたっては、電話番号の変更が発生する場合があります。電話番号の変更の条件や手続きについては、事前にしっかり確認しておきましょう。

引越しで電話番号を変えたくない場合には、電話番号をそのまま引き継ぎできるクラウドPBXの導入がおすすめです。引越しのタイミングはクラウドPBXの導入をしやすいタイミングなので、ぜひ検討してみてください。

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WRITER

トラムシステム(株)メディア編集担当 鈴木康人

広告代理店にて、雑誌の編集、広告の営業、TV番組の制作、イベントの企画/運営と多岐に携わり、2017年よりトラムシステムに加わる。現在は、通信/音声は一からとなるが、だからこそ「よくわからない」の気持ちを理解して記事執筆を行う。


UNIVOICEが東京MXの「ええじゃないか」という番組に取り上げられました。

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