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2021.06.22

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ナースコールシステムのメーカー比較丨業者選びの6つのポイントも解説|トラムシステム

医療施設に欠かせないナースコールですが、いくつかの主要メーカーが存在するのをご存じですか?メーカーによって利用できるナースコールの機能、アフターサービス、スマホ連携の有無が異なりますので、新規導入や入れ替えの際は注意が必要です。今回は主要メーカーの特徴やナースコールシステムの比較ポイントについて解説します。

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ナースコールシステムの仕組み

ナースコールシステムにはシステムを単体で導入して運用する形態、またはPBXやビジネスフォンと連携して運用する形態の2種類が存在します。それぞれの仕組みやメリットについて見てみましょう。

ナースコールシステムを単体で利用する場合

ナースステーションに設置された親機、病室のベッドやトイレに設置された子機の2種類で構成されるシンプルな形式となります。

子機による親機への呼びかけはランプの点灯などで確認できるようになっており、親機は備え付けられたハンドセット(受話器)で対応を行うのが基本です。大規模な建物であれば階層ごとに親機を設置することで、きめ細やかな管理が可能となります。

PBX・ビジネスフォンとナースコールシステムを連携する場合

企業の通信網であるPBX・ビジネスフォンとナースコールシステムを連携させる方式です。

ナースコール側では制御機さえあれば連携可能ですが、PBX・ビジネスフォン側ではS点接続のBRIインターフェースやライセンスが必要な場合もあります。

2つのシステムを連携させることで、PHSやスマートフォンといった持ち運びできる端末を親機として利用できます。ナースステーションに人員を待機させる必要がなくなるだけでなく、一斉呼び出し機能で患者の要望に対しすばやい対応が可能です。

ナースコールシステムの主要メーカー

現在、ナースコールシステムには多くの病院・施設で導入されている主要メーカーがいくつかあります。

病院を中心に展開し独立したナースコールシステムを販売するケアコムアイホン、介護施設をターゲットしビジネスフォンとの連携を行う電気設備系メーカー、その他機能特化型ソリューションを販売するメーカーという住み分けになっており、それぞれ細かな違いがあります。

ケアコム

1955年創業の老舗で、大規模な病院などに対し情報・通信システムを販売しています。信頼性の高いシステムは医療現場で高い評価を受けていますが、その分高額なため、小規模施設への導入は向いていません。

アイホン

こちらも60年近い歴史がありますが、元々はインターホンの販売を出発点とする企業です。後にナースコールシステムの販売も開始し、ケアコムと肩を並べる2大大手の1社となりました。

安定性や信頼性に勝りますが、PHSやビジネスフォンとの連携は追加費用となるため、コストがかさむ点に注意が必要です。

電気設備系メーカー

独立したナースコールシステムを主力商品とする大手2社に対し、電気設備系メーカーは初めからビジネスフォンを主軸に置いたシステムを商品としています。

ナースコールだけでなく内線通話や外線通話をはじめとする電話設備を備えており、コストパフォーマンスに優れるのが特徴です。主要メーカーとして岩崎通信機やナカヨなどが存在します。

第三のナースコール

従来の枠にとらわれない柔軟な機器接続およびシステム連携を可能としたのが、いわゆる第三のナースコールと呼ばれる存在です。

ビジネスフォンだけでなくスマートフォン、タブレット、インカム、介護記録管理ソフトなどあらゆるデバイスやソフトウェアと連携して1つのシステムにまとめることで、低コスト化や一元管理を実現しています。平和テクノシステムの「Yuiコール」が有名です。

その他(機能特化型)のナースコール

その他には、無線のみに特化したナースコール、機能を削る代わりにコストを下げた簡易型ナースコールといった機能特化型システムを存在します。

低価格が最大の魅力ですが、他のデバイスやシステムとの連携が不可能、無線の場合は回線が不安定になる場合もあるといったデメリットも存在するため注意が必要です。

ナースコールシステムの比較ポイント

ナースコールシステムは病院や施設での業務効率に大きな影響を及ぼします。ここからは、複数のナースコールシステムを比較検討する際のポイントを解説します。

実際の活用シーンや日々発生する問題を思い浮かべながら、患者と医師それぞれがWin-Winとなれるシステム構築を目指しましょう。

スマホ連携ができるか

看護師の人手不足や早期退職が叫ばれる昨今、単体での運用を前提としたシステムより持ち運び可能な端末、スマホとの連携は欠かせません。新規に導入する方はまずスマホ連携を選定の軸としてみましょう。

スマホ連携を行えば、ナースステーションに誰かが待機していなくても、ナースコールに対応可能となります。それだけでなく、看護記録の作成や画像による状況判断も行えるようになり、業務の効率性がぐっと向上します。

ただし、iPhoneあるいはAndroidどちらかしか連携が不可能というケースもあるため、対応する機種は念入りに確認してください。

事前の説明・打ち合わせが丁寧に行われるか

医療機関や介護施設は閉鎖できないため、ナースコールシステムを導入する際は、患者や入居者の迷惑とならないよう少しずつ計画を進める必要があります。

スマホや他システムとの連携を行う際は特に念入りな計画が必要なため、担当者による事前の説明や打ち合わせが何より重要です。細かい疑問点や要望にも丁寧に対応してくれるかどうか、計画段階から確認しておきましょう。

レスポンスの早さ・担当者の応対態度

ナースコールシステムに求める条件や機能は変動することもあるため、担当者には素早いレスポンスや応対能力が求められます。複数の企業と連絡を取り、どこの担当者が優秀な応対を行っているかチェックするのがおすすめです。

導入実績

導入実績にはメーカーが得意とする企業の規模や提供できるシステムの詳細がわかりやすく表示されています。可能な限りチェックし、検討中のメーカーが自社の環境とマッチしたシステムを提供できるか確認しましょう。

ナースコールシステム本体だけの実績だけでなく、ビジネスフォンと連携させる際はビジネスフォンの実績、PBXをシステムとする際はPBXの実績と言ったように、複数の実績を総合的に見るとより効果的です。

コスト

コスト面に関しては簡易型ナースコールシステムといった機能特化型を選択する、PBXやスマホなど複数システムと連携するといった方法で抑えられます。小規模施設なら機能特化型という選択肢もありますが、看護記録の見える化や業務効率化という点も考慮した場合、総合的には複数システムと連携させる方がおすすめです。

アフターサービス

患者の生命を守るため24時間365日稼働させるという性質上、アフターサービスは何よりも大切です。深夜帯でのトラブルも来てくれるのか、安全対策がきちんと施されているのか、念入りに確認しましょう。

万が一故障が発生した際のホットライン番号や、緊急で修理を依頼した際の費用なども事前に知っておくと対応が素早くなります。

まとめ

ナースコールと一言で言っても、その形式やメーカーは千差万別で、AIやIoTなど最新機器と連携できるものから、必要最低限の機能のみ搭載した簡易型まで存在します。医療機関利用者の命を守るソリューションとして安全面に配慮しつつ、コストやアフターサービスも加味したナースコールシステムを選択しましょう。


WRITER

トラムシステム(株)メディア編集担当 鈴木康人

広告代理店にて、雑誌の編集、広告の営業、TV番組の制作、イベントの企画/運営と多岐に携わり、2017年よりトラムシステムに加わる。現在は、通信/音声は一からとなるが、だからこそ「よくわからない」の気持ちを理解して記事執筆を行う。


UNIVOICEが東京MXの「ええじゃないか」という番組に取り上げられました。

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