case 導入事例

青色申告会という組織について

青色申告会とは、どういった活動をしているかお聞かせいただいてもいいですか

青色申告会や法人会など税に関する情報を提供する税務協力団体っていうのが6個ありまして、法人会や関税会など色々とあるのですけれども、その中で個人事業主の方に向けて税務協力をする団体として活動しています。

具体的には、個人事業主の方は当然確定申告しなければならないのですが、記帳をはじめ決算や確定申告を自身で行うにあたって、記帳の仕方や確定申告する際の書類作成のお手伝いをさせていただいているような団体です。現在当会としては、20名強の方に趣旨に賛同頂き、会員として加入していただいています。

青色申告会は全国に多数の拠点がありますが、どういった運営をされているのでしょうか？

税務署1つに対して1個あるようなイメージですね。
東京は特殊で、人口が多いので、1税務署に対して1申告会で維持できていますが、他の地域の方だと、規模が小さくなってきて、県に1個だったり、商工会議所と一緒になっているところもあります。東京には48箇所に税務署があるのですが、青色申告会の数は、先日江戸川の北と南が合併して47箇所になりました。同じ様な名前ですが、1つ1つの会が独立採算制で互いに資本関係などはありません。


ただ、行っている業務の内容は一緒なので、市ヶ谷の本部に事務局長などが集まって、事務局長会議したりとか、回答協議をしたりするような繋がりでやっています。
会ごとの特色は大きく、同じ名称がついていますが、中身や進め方、処理の仕方に結構バラつきはあります。会費なども会によって違いますし。
私に何ができるかわかりませんが、今後できるだけ均一的なサービスを提供できればと思って、色々声がけしているところです。

費用のバランスとイレギュラーな運用方法

TramOneCloud導入に至った経緯を教えて頂けますか？

まずですね、既存のPBXのリースが切れ、リースアップを繰り越して、1年ごとに更新していましたが、部品がなくなったので修理ができなくなるという話がでました。そうすると、PBXだけで、100万から150万程度、置き型の電話機が80万から110万程度の見積もりを頂きました。その費用を考えたとき、電話機能だけでそれを払うのが、非常にバカバカしいなと思い、調べていくうちに、PBXがクラウド化されて使用されているという情報を得たものですから、そこから色々なサイトを見ていきました。

比較していった中で、トラムさんが1番価格的にも見合う感じでしたし、webサイトから音声品質に拘られているということだったので、お声がけさせていただいて今回に至ったという経緯です。

iPadを据え置き電話機の代替として使用しています。当初は、使用事例がないという話だったので不安もありましたが、結局やるならDXを進めよう、ということで、同じお金を出して電話だけ入れるよりは、ipadにして、電話・チャット・webカメラなど他のツールも使える方が絶対に利便性が高いと思い、トラムさんの想定とは違った使い方をさせて頂いています。
この先の展開的な話をさせて頂くと、例えばLineの 公式アカウントを作って、そこで、会員の方に情報を公表していくことによって、お互いの電話代を節約したりですとか、あとは、打ち合わせするような時の資料もGoogleドライブを使って配布したりしていこうと考えています。

電話の入れ替えを機にiPadを導入したので、色々なモノが紐づいての展開を考えている状況です。

電話としての使用感と今後の展望

ちなみに、電話として使えていますか？

普通に通話はできています。
ただ、WindowsOSのアップデートなどで通信回線に大きな負荷がかかると音声品質が落ちているかもしれないと思ったことはあるので、専用の回線をもう1本引こうか検討しているところです。

1月末から3月15、もしくは3月末までは確定申告の期間で、非常に繁忙期ですから、その期間はWindowsアップデートを切って運用していこうと考えています。

他の会もDX戦略に取り組み始めたところもあるので、トラムさんにもご協力を得て、安定的な運用が行えるようになったら、自分たちの取り組みをモデルケースとして紹介しながら、電話機ではなく、iPadにすればこんなことができるよという話が出来ればいいなと思っています。

ありがとうございます。安定性を求めていきます。
導入に関しては、費用的な部分に大きな課題があったとのことですが、導入後は解決されましたか？

費用面は下がりましたね。
今回のケースで言わせて頂くと、リースからの切り替えなので、月額は半分以下に収まっています。通信費は回線使用料や通話料なのでそんなに大きくは変わっていないと思います。

物理的なPBXを導入する固定資産と、クラウドによる通信費での費用計上について意識されましたか？

今聞かれるまで意識していなかったですが、確かにおっしゃるように、 PBXを据置きで買うと固定資産にはなるので、書類の作成の手間と、償却資産税っていう税金が追加になってしまいますね。ただ、リースの場合は月々の支払いはそのまま経費計上されるので、今回の場合は正直あまり変わらないと思います。

費用とは別の話になりますが、契約内容と電話そのものの経過年数を気にしなくても良くなるという点で、大きなアドバンテージがあると考えています。端末が古くなって使えなくなる事はありますが、全体を買い替える事を考えれば費用は抑えられますね。

今回の入替について印象に残ったことはありますか？

他社や大手キャリアにもお声がけさせて頂きましたが、費用がかなり高くて見合わなかったです。据え置き型と同じ金額か、それ以上の金額の提案しかありませんでした。

クラウドPBXを取り扱っている業者さんも、今本当に玉石混淆な状態だと思うので、今後整理されていくとは思っています。
ただ、この形は今までの据え置き型だと絶対に実現できない形なので、本当に気に入っています。

本日は、お忙しいところありがとうございました。