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2022.01.18

ビジネスフォン / 主装置なし / 工事なし /

主装置なし・工事なしで使えるビジネスフォンとは?おすすめはクラウドPBX!|トラムシステム

ビジネスフォンは発着信を制御する主装置とセットで運用されており、回線工事や機器の設置が必要となります。しかし多額の費用が発生するため、なるべくコストを抑えたい企業にとって悩みの種です。そのような時におすすめなのが、主装置なし、工事なしでビジネスフォンを導入する方法です。本記事で詳しく解説します。

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主装置なしでビジネスフォンを導入する方法

主装置は電話線とビジネスフォンを中継する装置です。ビジネスフォンが外線と内線を使い分けられるよう制御し、留守番電話や通話転送を可能とします。主装置がないとビジネスフォンを利用できないため、通常は必須の機器です。

では主装置なし、工事なしでビジネスフォンを導入するにはどうすれば良いでしょうか。方法は2つ存在します。

1つ目は主装置内蔵型ビジネスフォンの購入です。2つ目がクラウド上に仮装のPBX(電話交換機)を設置したクラウドPBXの導入です。状況に応じていずれかの方法を選択すれば、主装置なしでビジネスフォンを利用できます。

PBXと主装置の違い

PBXと主装置は混同されやすいワードです。内線、外線を制御する点は同じでもその他のポイントで細かな違いがあります。

PBXは拠点間の内線を一元管理できる電話交換機で、数百~数千台の電話機を管理できます。パソコンとの接続やスマホ内線化などPBXにしかできない機能を有しており、接続できる周辺機器も豊富です。ただし、購入費用は数百万円と非常に高額になり、大型施設や大規模コールセンター向けの設備です。

主装置は小規模な環境での運用を前提としており、数十万円程度で導入できます。管理できる電話機は多くても100台前後で、接続できる周辺機器も多くはありません。主に中小企業に適しています。

主装置・ビジネスフォンの価格相場

主装置とビジネスフォンを導入したときの価格相場は以下の通りです。

【主装置とビジネスフォンの導入費用】
・主装置:1台200,000円~
・電話機(新品):1台10,000円~40,000円
・電話機(中古):1台3,000円〜15,000円
・設置工事:1台10,000円〜

最低限の電話設備でも、総額300,000円以上は必要となります。さらにコストを抑えたい場合は、主装置内臓型ビジネスフォンやクラウドPBXの導入を検討しましょう。

方法①主装置内蔵型ビジネスフォンを使う

主装置内蔵型ビジネスフォンとは、その名の通り主装置が内蔵されたビジネスフォンです。他のビジネスフォンと接続すれば、主装置なしでも発着信を制御できるようになり、外線と内線を利用できます。主装置よりも購入費用が安価なため、手頃な電話設備をお求めの方におすすめです。

ただし、IP電話対応や転送機能といった各種機能が搭載されておらず、接続できる電話機の台数は主装置よりもさらに少なくなります。例えばNTTの主装置内蔵型ビジネスフォン「αB1」は接続台数8台、同時に利用できる外線2回線です。

主装置内蔵型ビジネスフォンがおすすめの企業

主装置内蔵型ビジネスフォンがおすすめなのは、オフィスの社員数が数人で、電話機能は最低限あれば良く、すでに敷設した固定電話回線を活かしたい企業です。主装置の価格が安いもので170,000円なのに対し主装置付きビジネスフォンが138,000円ほどなため、トータルコストを数万円程度抑えられます。

方法②クラウドPBXを使う

クラウドPBXとはインターネットを通じてPBXの機能を使用するITサービスです。インターネット環境さえあれば機能するため、固定電話回線や各種機器は必要ありません。

主装置内蔵型ビジネスフォンとは違い、IP電話や転送を始めとする各種機能も利用可能で、導入コストも安価です。その代わり従来運用してきたビジネスフォンや固定電話回線にはマッチしません。

クラウドPBXで使える内線電話機

クラウドPBXはインターネット回線を利用しているスマートフォン、ソフトフォン、SIP電話機を端末に設定できます。

スマートフォンは専用のアプリをインストールすれば電話機能および各種ツールを利用可能となるため、外出する社員が多い企業にぴったりです。

無料の内線通話で気軽なコミュニケーションが可能となるだけでなく、チャット、ビデオ会議、クラウド電話帳など様々な機能を活用して業務を効率化できます。多くのサービスがキャリアフリーで端末制限もなく、クラウドPBXの柔軟性をもっとも活かせる端末です。

ソフトフォンは、PCやタブレットにアプリをインストールして利用する電話機です。特にコールセンターで数多く利用されており、画面を利用した顧客情報参照やキーボードによる情報入力が可能となります。ホテル用の客室電話機としても採用が進んでいる端末です。

SIP電話機はビジネスフォンのような置き型タイプの電話機です。スマートフォンより置き型タイプの電話機に慣れている社員にはスマートフォンよりもSIP電話機のほうが良いでしょう。クラウドPBXを提供するベンダーからレンタルも可能です。

クラウドPBXがおすすめの企業

クラウドPBXをおすすめできるのは、新しく電話設備を導入する予定があり、ある程度充実した機能を求める企業です。固定電話回線はクラウドPBXやスマートフォンの登場により減少が続いているため、新規に導入するのはおすすめできません。急速に普及が進んでおり、利用できる機能も豊富なクラウドPBXで最新の電話設備を入手しましょう。

主装置・工事不要で導入するならクラウドPBXがおすすめ

主装置なし、工事なしでビジネスフォンを利用する方法として最もおすすめできるのはクラウドPBXです。これまでに紹介した以外にも多数のメリットがあり、企業の競争力強化や持続的成長をサポートします。

電話回線・回線工事が要らない

クラウドPBXはインターネット回線とクラウドを通じて運用されるため、固定電話回線や物理機器が不要です。これらに支払っていた数十万〜数百万円のコストが不要となり、初期費用を大幅にカットできます。電話回線に縛られない自由なオフィスレイアウトも実現可能です。

固定電話を廃止することも可能

クラウドPBXでスマートフォンやソフトフォンを端末に設定すれば、ランニングコストが高額な固定電話の廃止につながります。社員のスマートフォンを業務利用するBYOD(Bring Your Own Device)を採用すれば、新たに電話機を購入する必要もなくなり、端末購入費も丸ごとカット可能です。

メンテナンスコストを削減できる

固定電話回線はメンテナンスや修理費用が必要ですが、全ての機能がクラウド上に存在するクラウドPBXでは必要ありません。システムを管理するベンダーがアップデート作業やメンテナンスを代行するためです。社内で専門の人材を雇用する必要もなくなり、メンテナンコストを大幅に削減できます。

万全のセキュリティ対策

クラウドPBXのデータは、地震などの災害に強いデータセンターに保存され、インターネットセキュリティに精通した専門家によって監視されます。自社で管理するよりも強固なセキュリティ対策を敷けるため、機密情報や顧客情報を取り扱う場合も安心です。

まとめ

主装置なし、工事なしでビジネスフォンを利用する方法は、主装置内蔵型ビジネスフォンとクラウドPBXの2種類が存在します。既存の固定電話回線やビジネスフォンを流用したい場合は主装置内蔵型ビジネスフォン、新たに電話設備を導入した場合はクラウドPBXがおすすめです。自社の状況に適した手法を選択し、通信コストを削減しましょう。

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WRITER

トラムシステム(株)メディア編集担当 鈴木康人

広告代理店にて、雑誌の編集、広告の営業、TV番組の制作、イベントの企画/運営と多岐に携わり、2017年よりトラムシステムに加わる。現在は、通信/音声は一からとなるが、だからこそ「よくわからない」の気持ちを理解して記事執筆を行う。


UNIVOICEが東京MXの「ええじゃないか」という番組に取り上げられました。

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