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2020.04.01

クラウドPBX “UNIVOICE ESSENTIAL” とは?UNIVOICEとのサービスの違いと選び方をわかりやすく解説!|トラムシステム

トラムシステムでは「UNIVOICE」と「UNIVOICE Essential」という2種類のクラウドPBXを提供しています。システムの基礎は共通していますが、ツールの特徴と想定しているユーザーに違いがありますので、導入する際に注意しましょう。本記事ではUNIVOICEとUNIVOICE Essentialの違いについて詳しく解説します。

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UNIVOICEとは?

UNIVOICEとは、トラムシステムが電話システムのグローバルシェアNo.1メーカーであるAvayaと共同で開発した、高音質かつ低料金のクラウドPBXです。柔軟性に欠け、維持・運用コストも高額だったビジネスフォンとPBXをクラウド化し、手軽で安価に導入できるソリューションとして提供します。

UNIVOICEは近年注目されるUC(ユニティファイドコミュニケーション)機能も充実しており、コスト削減だけでなく、業務効率化や社内コミュニケーションの活性化も実現できます。環境整備のための助成金や特別控除の対象にもなっており、コストを抑えたい中小企業や個人事業主の方にもおすすめです。

UNIVOICEとUNIVOICE Essentialの違い

それでは、UNIVOICEとUNIVOICE Essentialには、どのような違いがあるでしょうか。どちらもトラムシステムが提供するクラウドPBXですが、以下の点で違いがあります。

・利用できる機能
・提供形態
・価格
・想定しているユーザー

1つずつ解説しますので、サービスを導入する際の参考にしてください。

1.利用機能

利用機能

大企業での利用も想定しているUNIVOICEは、通話機能に加えて共通電話帳、管理画面の設定変更、外部のアプリケーションとの連動機能などが追加されています。

一方、個人事業主や中小企業などを主なターゲットとしているUNIVOICE Essentialは、提供機能を通話関連の機能に限定し、その分低コストでの提供を可能としています。

CCSプラットフォームとは、ACD(着信呼自動分配)機能やIVR(自動音声応答)機能など、コンタクトセンターの効率的な運用に欠かせない機能を提供するプラットフォームです。コールセンターやコンタクトセンターを運用する場合も、UNIVOICEを選択しましょう。

2.提供形態

UNIVOICE Essentialは、複数の企業でクラウドサービスを共有して利用するマルチテナント形態で提供されます。利用するコストを抑えられるのがメリットですが、セキュリティ面で不安がある・カスタマイズの自由度が乏しいというデメリットも存在します。

UNIVOICEは、ピュアクラウド、ハイブリッド、プライベートという3つの形態から、企業の環境に合ったタイプを選択できるマルチインスタンス形態です。

・電話回線含むすべてをクラウドで提供するピュアクラウド
・既存の電話回線を利用し、PBX機能のみ提供するハイブリットクラウド
・専用の回線、ネットワーク、PBXをクラウドで提供するプライベートクラウド

マルチインスタンス形態は、マルチテナント形態と違い、企業専用のシステムを構築できるのが特徴です。コストパフォーマンスではマルチテナント形態に劣りますが、代わりにセキュリティやカスタマイズの自由度で優れます。

3.料金

初期費用は、UNIVOICE Essentialが無料、UNIVOICEは以下の料金が発生します。

・既存番号使用を希望する場合: 150,000円〜
・社外で代表番号をスマホで受けたい場合: 150,000円〜
※基本構成によって変動あり

月額料金については、機能が限定されているUNIVOICE Essentialの方が低コストで利用できます。TELユーザーとUCユーザーは以下の違いがあります。

・TELユーザー:電話による通話のみ利用可能なユーザー
・UCユーザー:電話通話に加え、タブレットやスマートフォンでの通話などUC機能が利用可能なユーザー

月額料金

自社の業務で用いる通信機器を考慮しながら、最適なサービスを選択してください。

Essentialが低コストで提供されている理由

UNIVOICE EssentialがUNIVOICEよりも安価に提供できる理由は、上述したマルチテナント型で提供されていることが関係しています。マルチテナント型はUNIVOICE Essentialを利用する他のユーザーと共同で利用料金を支払う形態となっており、必然的にコストが下がります。サーバーの設定やメンテナンスにかかる人件費もマルチインスタンス型より抑えられるため、安価な価格設定を実現しているのです。

UNIVOICEとUNIVOICE Essentialはどう選べばよい?

ここまでUNIVOICEとUNIVOICE Essentialの違いを述べてきましたが、2つのサービスをどのように使い分ければ良いでしょうか?それぞれおすすめのユーザー層を解説しますので、選択する際の参考にしてください。

こんな人はUNIVOICE Essentialがおすすめ

UNIVOICE Essentialは、このような方々におすすめです。

・最小限の機能から、クラウドPBXをお試しで利用したい企業
・多くの機能を必要としないフリーランスや個人事業主
・利用するユーザー数が少ない中小企業

これらのユーザー層は、電話による通信をメインとする場合が多く、UNIVOICEに実装されているUC機能を必要としません。

例えば、UNIVOICE Essentialはl共通電話帳機能がありませんが、複数人と電話帳を共有する必要がない個人事業主なら、利用に支障は出ません。また、コストパフォーマンスも重視する傾向にあるので、そういった意味でも安価なUNIVOICE Essentialの利用を推奨しています。

こんな人はUNIVOICEがおすすめ

UNIVOICEは、このようなユーザー層におすすめです。

・多数の社員を管理する大企業
・リモートワークや働き方改革を推奨したい企業
・クラウドPBXをビジネスに活用したい企業
・コンタクトセンターやコールセンターを運用する企業
・UC機能を使ったコミュニケーション活性化を図りたい企業
・機密性の高い情報をプライベートクラウドで安全に管理したい企業

UNIVOICE Essentialとは違い、一定以上の規模を有する企業や組織がターゲットです。管理機能や情報共有機能が強化されているため、多数の社員が所属する大企業ではUNIVOICEが活躍します。

UC機能によりチャット、インスタントメッセージ、スマートフォン、タブレットといった多様なデバイスを巻き込んだコミュニケーションが可能となるので、リモートワークで社員が別々の場所に所属している企業にもおすすめです。セキュリティも強固に構築できるため、金融機関など機密性の高い顧客情報を扱う企業での採用も推奨しています。

UNIVOICE・UNIVOICE Essentialの導入メリット

最後に、UNIVOICE・UNIVOICE Essentialを導入することでもたらされるメリットの一例を解説します。コールセンター、飲食店、IT企業、病院や介護施設、ホテルなど、多種多様な業界・業種で活躍できますので、電話設備に課題を感じている企業は導入を検討しましょう。

1.固定電話の廃止
クラウドPBXの端末をスマートフォンやタブレットにすることで、固定電話を廃止することが出来ます。電話機や電話回線を維持するコストを節約できるほか、お客様からの問い合わせを外出中でも対応可能です。

2.通話料の削減
クラウドPBXは、離れた場所にある国内拠点や海外拠点をインターネット回線を通じて内線で繋ぐことが出来ます。内線通話による費用は発生しないため、通話料を削減することが可能です。多くの拠点を持ち、頻繁に拠点間で通信を行う企業なら、コストを大幅に減らせます。

3.コミュニケーションの活性化
UC機能による、多様なデバイスの活用やWEB会議システムの利用により、離れた拠点同士に所属する社員でも、コミュニケーションや意見交換を行うことが出来ます。人手不足が深刻でフリーランスも多いIT企業では特に重要で、優秀なエンジニアを住んでいる場所の制約なく雇用することが可能です。

4.コールセンターの業務効率化
設備をクラウド化することによるコスト削減はもちろん、CTI(コンピューターと電話を統合するシステム)やCRM(顧客管理システム)と連携した業務効率化も実現できます。この場合、CCSプラットフォーム機能を提供するUNIVOICEの利用がおすすめです。

導入前には無料トライアルがおすすめ!

UNIVOICE・UNIVOICE Essentialの導入を検討されている方は、まず無料トライアルを利用しましょう。2週間の期間中、外線と内線の両方を利用できます。音質やUC機能の使用感を確認し、自社での利用に支障がないか検討してください。


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WRITER

トラムシステム(株)メディア編集担当 鈴木康人

広告代理店にて、雑誌の編集、広告の営業、TV番組の制作、イベントの企画/運営と多岐に携わり、2017年よりトラムシステムに加わる。現在は、通信/音声は一からとなるが、だからこそ「よくわからない」の気持ちを理解して記事執筆を行う。


UNIVOICEが東京MXの「ええじゃないか」という番組に取り上げられました。

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