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2020.03.04

【FAQ】クラウドPBXのよくある疑問にまとめてお答えします|トラムシステム

新しい電話システムとしてクラウドPBXの導入を検討している企業が増えています。しかし、実際に導入するとなるとコストやサービスの内容、移行方法などわからないことだらけ、という人も多いのではないでしょうか。本記事では特に疑問の多い、クラウドPBXの特徴やコスト、オンプレミス型PBXとの違いなどについて解説します。

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コストについて

クラウドPBXにかかるコストを教えて下さい

インターネット上で利用できるクラウドPBXですが、利用するにあたって初期費用や月額料金は必要です。具体的には以下のコストが発生します。

・初期費用
社内に機器を設置するオンプレミス型ではないため、工事費や設置費はかからない一方、ベンダーとの契約時に初期費用が発生します。利用するサービスやベンダーによって金額は異なりますが、おおよそ10,000円~50,000円が相場です。大規模コールセンター向けや、より充実した機能を持つサービスなどの場合、数十万円の初期費用がかかるケースもあります。

・月額料金
サービス内容やベンダー、使用する回線の数によって金額は異なりますが、5,000円~50,000円が相場と考えてください。支払いが高額にならないためにも、必要なサービスを事前によく検討した上で、導入を決めることが大切です。

・通話料
内線通話に関しては、距離に関係なく通話料がかからないクラウドPBXですが、外線への発信は通話料が発生します。通話時間の他、固定電話かスマホかなど、相手の使用する機器によっても金額は異なるものです。通話料の相場は次の通りです。

固定電話:8円/3分
携帯電話:15円~16円/1分
フリーダイヤル:10円/1~3分

・オプション利用料
自動録音機能や自動音声応答などの業務効率化に役立つ機能は、基本プランには含まれていないケースもあります。オプションサービスによって金額は異なりますが、自動録音機能なら2,000円~、自動音声応答(IVR)なら5,000円~が相場です。

クラウドPBXの利用は通信コストの削減になりますか

クラウドPBXの導入により、以下のコスト削減が期待されます。

・社員同士の通話料の削減
クラウドPBXはインターネット回線があれば内線通話が距離に関係なく無料となります。例えば、海外出張などでもホテルや空港のWiFiを使用すれば、国内にいる社員との通話のために高い国際電話料金を支払う必要はありません。

・従業員用端末費用の削減
社員のスマートフォンを業務利用(BYOD)すれば、従業員端末を用意するコストもカットできます。専用アプリを使用すれば社員のスマホでも内線通話や会社番号での発信が可能です。

・メンテナンスコストの削減
クラウドPBXでは、オフィスに電話回線を敷く必要がありません。電話回線のメンテナンスコストが削減される他、オフィスのレイアウトにも柔軟に対応できます。

様々なコスト削減が期待されるクラウドPBXですが、利用のためには機能や利用ユーザー数に応じた月額料金がかかります。そのため、数百人単位での運用だとオンプレミス型の方が安くなる場合があります。また、「あったら便利」という考えで不要な機能をつけることもコスト増大の原因となるため、サービスは慎重に吟味する必要があります。

導入について

クラウドPBXの導入に必要なものはありますか

クラウドPBXの利用には、まずサービスを提供しているベンダーと契約する必要があります。契約時に必要な書類は以下の通りです。

・個人
以下のいずれかの身分証
ー車の運転免許証
ー国籍を示すパスポート
ー個人の住所や生年月日が記載された顔写真付きの住民基本台帳カード
ー海外からの中長期滞在者は在留カード

・法人
以下の2点の書類
ー法務局に登録されている履歴事項全部証明書
ー企業代表の身分証明書

また、ベンダーと契約後、クラウドPBXを実際に利用するためにはインターネット回線が必要です。

どうやってベンダーを選んだらいいですか

ベンダー選定時の重要なポイントは、

・利用人数に対応しているか
・必要な機能を備えているか

の2点です。

大規模向けのサービスでは利用料金が高めに設定されているケースがあります。一方、利用ユーザーが数十人まで、といった小規模サービスを選べば低コストで導入できる可能性があります。

また、利用機能は月額料金に大きく影響します。クラウドPBXの基本料金には、2つのパターンがあります。

・低めの基本料金から、利用する機能の数に応じて上乗せされていく
・高めの基本料金だが、多くの機能が事前に内包されている

利用する機能を選定していくと、最初に提示されていた金額とは全く違う基本料金となるケースも珍しくありません。「基本料金無料」を謳うサービスもありますが、安易に考えず、自社に必要な分のサービスのみを選べるようにしましょう。

クラウドPBXの導入で電話番号は変わりますか

クラウドPBX導入後、継続して同じ電話番号を使用できるのかどうかは、現在の利用環境によって異なります。

・電話番号が変更されるケース
現在使用している電話回線の契約が、

ーNTT東・西日本の範囲にない場合
または
ー電話番号がIP電話に対応していない場合

においては、サービスを導入するにあたり電話番号が変更されます。

・電話番号が変更されないケース
現在使用している電話回線の契約が、

ー既存の電話回線がNTTである
かつ
ーIP電話に対応している

場合においては、継続してこれまでの固定電話の番号を使用することが可能です。(個別の条件によって例外もあります)

また、回線とクラウドPBXとの相性もあります。例えばソフトバンクの電話回線を使用している場合であれば、ソフトバンクに関連するクラウドPBXを使うことで想定していなかったトラブルも回避することができます。

クラウドPBXについて

クラウドPBXとビジネスフォンの違いは何ですか

これまで長く日本のビジネスを支えてきたビジネスフォンとクラウド技術を活用した新しいサービスであるクラウドPBX。それぞれの共通点、相違点は以下の通りです。

・共通点
クラウドPBXとビジネスフォンはどちらも、業務利用を想定した電話設備である点と、内線網の構築が可能な点で共通しています。業務において、通話の転送の他、録音、複数の電話機で着信を共有する、といった機能を使用することができます。また、内線網を構築することで、オフィス内の電話機同士の通話料を無料にすることが可能です。

・相違点
一般のビジネスフォンと異なり、クラウドPBXは利用できる機能が豊富なのが特徴です。また、PBXやサーバーといった、高額な機器の導入が不要のため、コストを抑えることができます。なお、クラウドPBXではインターネット回線を使用するため、距離に関係なく内線網を構築することができ、柔軟な働き方を実現します。

音声品質に問題はありませんか

ブロードバンドの進化にともない、従来と比較しても品質は各段に向上しています。しかしながらサービスによっては、音声が途切れる・繋がれない時があるといったケースもあるため、ベンダー選びは慎重におこなわなければいけません。

例えば、サイバー攻撃を受けてサーバーに負荷がかかってしまうと、音声品質が低下する可能性もあるため、セキュリティ対策をしっかりおこなっているベンダーを選ぶことは大切です。また、アプリにのみ対応したサービスの場合、端末との相性がよくないと、通話中にアプリが落ちてしまうなどのトラブルも考えられます。

その他回線の混雑状況によってはクリアな音質で通話することが難しい場合もあるため、10Gbps・100Gbpsといった高速広帯域なイーサネットに対応する、回線サービスを検討するのもよいでしょう。

クラウドPBXはどういった企業に向いているサービスですか

業種や規模に関係なくおすすめできるのが、クラウドPBXの強みですが、そのメリットは業種・規模によって異なります。

・大企業がクラウドPBXを導入するメリット
1.多拠点であっても、一箇所での集中管理が可能
2.インターネット回線があれば内線が世界中で無料
3.BYODが出来る
4.働き方改革に対応している
5.組織変更や事業拡大・縮小に柔軟に対応できる

・中小企業や個人事業主がクラウドPBXを導入するメリット
1.短期間で設置できる
2.レンタルオフィスで利用しやすい
3.スマートフォンから会社番号で発信できる(会社番号宛の着信をスマートフォンで受けられる)
4.オフィス移転、人員増強に柔軟に対応
5.細かいコールルールが設定できる

トラムシステムのクラウドPBX”UNIVOICE powered by AVAYA”とは

多くのメリットがあるスマホ内線化をアプリで実現し、手軽な導入と高い拡張性・柔軟性を備えるクラウドPBX。そのなかでも、特におすすめの多機能サービスを紹介しましょう。

トラムシステム画像

UNIVOICE powered by Avayaとは、創業以来3,000社以上の導入実績とリピート率92%を超える電話のプロフェッショナル、トラムシステム株式会社が提供するクラウドPBXです。

– あらゆる企業に対応するスケーラビリティ
– 働き方改革を実現するクラウドPBX
– 高い信頼性と安定性と音声品質

UNIVOICE powered by Avayaは、AWSを利用した強固なプラットフォームによる高い信頼性、99.95%を誇る安定性を持ち、セキュリティ対策も万全です。

外線電話、内線電話、パーク保留、転送、留守電などのビジネスフォン機能はもちろん、インスタントメッセージ、チャット、電話・Web会議、プレゼンスなどのUC(UnifiedCommnication)機能も網羅。

スピーディーな導入、容易な設定変更、ロケーションフリー、そしてシンプルで明快な料金体系で、あらゆるニーズに応えます。

– 在宅勤務のスタッフや多店舗間の電話連絡をスムーズにしたい
– 社員個人のスマートフォンで内線を受けたい
– 電話回線の数を企業成長に合わせて、柔軟にすぐに変更したい
– 固定資産ではなく、サービスとして電話を利用したい

など、これまでの電話の常識を変えるサービスが、UNIVOICE powered by Avayaです。


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WRITER

トラムシステム(株)メディア編集担当 鈴木康人

広告代理店にて、雑誌の編集、広告の営業、TV番組の制作、イベントの企画/運営と多岐に携わり、2017年よりトラムシステムに加わる。現在は、通信/音声は一からとなるが、だからこそ「よくわからない」の気持ちを理解して記事執筆を行う。


UNIVOICEが東京MXの「ええじゃないか」という番組に取り上げられました。

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